Amazon Data Lifecycle Manager の ”SnapshotsCreateCompleted” メトリクスがインクリメントした時点で、作成されたスナップショットが completed 状態であることも含めるか確認してみた
はじめに
テクニカルサポートの 片方 です。
Amazon Data Lifecycle Manager(DLM)を使ってEBS スナップショットの自動作成を設定する機会は多いかと思います。
今回は、対象スナップショットポリシー ID を CloudWatch でモニタリングし、SnapshotsCreateCompleted のメトリクスがインクリメントした時点で、DLM より作成されたスナップショットのステータスが completed 状態であることも含めるか否か確認してみました。

先に結論から
今回の検証で、SnapshotsCreateCompleted がインクリメントされた時点で対象スナップショットはすでに completed 状態であることを確認できました。
SnapshotsCreateCompleted
スナップショットポリシーにより作成されたスナップショットの数。これには、スケジュールされた時刻から 60 分以内に成功した再試行が含まれます。
確認してみた
Amazon Data Lifecycle Manager(DLM)で毎日 12:30 (UTC:03:30) にスナップショット取得されるように設定します。
※ ポリシー ID: policy-0a129bb86152d474f


DLM より 12:57 JST 頃にスナップショット作成が開始されました。

作成中スナップショットが 12:59 JST 頃には completed (完了) になりました。

それでは、対象 DLM スナップショットポリシー ID (policy-0a129bb86152d474f) の CloudWatch メトリクス SnapshotsCreateCompleted がインクリメントされた時刻を確認します。

結果、対象スナップショットの完了後の 13:07 JST に SnapshotsCreateCompleted がインクリメントされたことを確認できました。
まとめ
本結果より、SnapshotsCreateCompleted を活用することでスナップショットの完了タイミングを可視化できることが分かりました。
運用監視の自動化やアラート設計の際に、ぜひ参考にしてみてください。
本ブログが誰かの参考になれば幸いです。
参考資料
CloudWatch を使用して、Data Lifecycle Manager のポリシーをモニタリング - Amazon EBS
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