再起動を伴う EC2 メンテナンス対応方法

再起動を伴う EC2 メンテナンス対応方法

Clock Icon2024.10.25

困っている内容

AWS Personal Health Dashboard、メールから
EC2メンテナンスの案内が届きました、どう対応すれば良いでしょうか?

  • タイトル例)
    「AWS EC2 instance reboot flexible maintenance scheduled」
    「EC2 persistent instance retirement scheduled」

対応方法

イベント種類を確認

instance-reboot
インスタンス再起動(reboot)だけで解決される問題となります。
マネジメントコンソールから対象のインスタンスの「インスタンスを再起動」を押下して対応可能となります。

インスタンスを再起動しても、次の状態が維持されます。

  • パブリック DNS 名 (IPv4)
  • プライベート IPv4 アドレス
  • パブリック IPv4 アドレス
  • IPv6 アドレス (該当する場合)
  • インスタンスストアボリューム上のすべてのデータ

インスタンスの再起動

system-reboot
インスタンスの停止、起動が必要となります。
停止が伴う作業のため以下のリソースが失われますので注意してください。

  • RAM に保存されているデータ。
  • インスタンスストアボリュームに保存されているデータは失われます。
  • 起動時または開始時に Amazon EC2 がインスタンスに自動的に割り当てられたパブリック IPv4 アドレス。

インスタンスを停止するとどうなるか

また、イベント種類の詳細は以下の公式ドキュメントで確認できます。
インスタンスのイベント種類(公式ドキュメント)


System rebootの対応方法

対応方法として2つの方法があります。

  1. 対象のインスタンスを指定された日付前に Stop / Start して新しいホストに移行します。

  2. メンテナンス日時を変更して対象時間帯に Stop / Start スケジュールを調整する。

※対応なしの場合、AWSから案内された時刻にメンテナンス/停止されます。

今回は 「スケジュールされたイベントの時間帯を選択」について説明します。

マネジメントコンソールから変更

マネジメントコンソールへログイン、EC2イベント→対象のインスタンスを選ぶ。
※ 対象イベントがあれば、設定用ウィンドウが表示されます。

対象のイベントを選択し、アクション→「イベントをスケジュールする」を選択して、スケジュールを調整します。

スクリーンショット 2024-10-07 17.08.40

対応後の確認事項

  • AWS Health Dashboard の対象の案内が完了済みになっていることを確認する。

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