AWS Graviton 5 を搭載した M9g EC2 インスタンスがプレビューでリリースされました #AWSreInvent

AWS Graviton 5 を搭載した M9g EC2 インスタンスがプレビューでリリースされました #AWSreInvent

2026.01.04

こんにちは!クラウド事業本部コンサルティング部のたかくに(@takakuni_)です。

昨年末に開催された re:Invent 2025 にて、最新世代の AWS Graviton5 プロセッサを搭載した、汎用インスタンスの「M9g」がプレビューで発表されました。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/12/ec2-m9g-instances-graviton5-processors-preview/

M9g インスタンス

再掲になりますが M9g インスタンスは、最新世代の AWS Graviton5 プロセッサを搭載したインスタンスタイプです。

AWS Graviton4 ベースの M8g インスタンスに比べて、最大 25% 優れたコンピューティングパフォーマンスと、より高いネットワーキングと Amazon EBS の帯域幅を提供可能とアナウンスされています。

https://aws.amazon.com/jp/ec2/instance-types/m9g/

Graviton5

ここからは、Graviton5 の紹介になります。

どちらのセッションも内容はほぼ同じなのですが、re:Invent 2025 で Graviton5 について紹介されていました。

Graviton5 の進化について、かいつまんでご紹介します。

AWS Graviton: The best price performance for your AWS workloads

https://www.youtube.com/watch?v=3Gt-30Fm38U

AWS Graviton: The best price performance for your AWS workloads

https://www.youtube.com/watch?v=haSHl2BLhm8

チップあたりのコア数が 192 に倍増

Graviton5 では、1 チップあたり 192 個のコア (Neoverse V3) を搭載し、シングルソケット構成で設計されています。前世代の Graviton4 は、96コア (Neoverse V2) を 2 つ接続したデュアルソケット構成(合計最大 192 コア)を採用していました。

Graviton4 では、システム全体で最大 192 コアを提供できたものの、プロセッサ間をまたぐメモリアクセスが発生した場合、NUMA によるレイテンシの増大と帯域幅の低下が発生していました。

Graviton5 では、シングルソケット構成にすることで、 NUMA レイテンシを約 33% 削減かつ、帯域幅が向上しました。

今後、シングルソケット構成であっても、メモリレイテンシを削減するために NUMA は使い続けられ、キャッシュと DRAM コントローラがコアにより近くなるように 2 つの NUMA 領域を用意する設計になっています。

2026-01-04-14-35-19@2x.png

L3 キャッシュの拡張

続いて、キャッシュ領域の拡張です。

Graviton5 では、L3 キャッシュを 192 MB まで増加しました。これは Graviton4(36 MB)に比べて 5.3 倍拡張されました。これにより、DRAM へのアクセス頻度の削減効果が見込まれます。L1, L2 キャッシュに関しては領域拡張はありませんでした。

(セッションで L1 は物理的な問題で、拡張できないともコメントしており、興味深い内容でした)

2026-01-04-14-35-57@2x.png

少し話が外れますが、Keynote で Dave Brown さんは 「DRAM へのアクセスは最大 100 ns 発生してしまい、CPU サイクルの観点では非常に長い時間であり、これが私たちが大きなキャッシュを愛する理由です。」と表現しています。

2026-01-04-14-50-43@2x

DDR5-8800

DRAM へのアクセスケースも改善されています。

Graviton5 では、 DDR5-8800 を採用し、DRAM へのアクセスレイテンシを 100 ナノ秒未満 (約15%) まで削減しました。

2026-01-04-14-36-12@2x.png

画像を見ると、 1 チップあたり 12 本搭載されていますね。

2026-01-04-14-36-32@2x.jpeg

PCIe Gen 6

最後に I/O 性能です。Graviton 5 では PCIe Gen 6 を採用しており、約 0.5 テラバイト/秒の I/O 接続性を実現しています。

2026-01-04-14-44-08@2x.png

利用はフォームから

現在、M9g インスタンスは、下記の利用申請フォームに入力し、承認されたケースにおいて利用可能です。(GA が待ち遠しいですね。)

https://pages.awscloud.com/AWSGraviton5-AmazonEC2M9ginstances-Preview.html

まとめ

以上、「AWS Graviton 5 を搭載した M9g EC2 インスタンスがプレビューでリリースされました」でした。

Black Belt をみていると、C9g, R9g は 2026 年にリリースを予定しているようです。

https://pages.awscloud.com/rs/112-TZM-766/images/AWS-Black-Belt_2025_AWS-reInvent-Recap.pdf

主に Graviton5 についての話でしたが、各世代でどんな変化が起きているのか知る、いい機会でした!

クラウド事業本部コンサルティング部のたかくに(@takakuni_)でした!

この記事をシェアする

FacebookHatena blogX

関連記事