
AWS Graviton 5 を搭載した M9g EC2 インスタンスがプレビューでリリースされました #AWSreInvent
こんにちは!クラウド事業本部コンサルティング部のたかくに(@takakuni_)です。
昨年末に開催された re:Invent 2025 にて、最新世代の AWS Graviton5 プロセッサを搭載した、汎用インスタンスの「M9g」がプレビューで発表されました。
M9g インスタンス
再掲になりますが M9g インスタンスは、最新世代の AWS Graviton5 プロセッサを搭載したインスタンスタイプです。
AWS Graviton4 ベースの M8g インスタンスに比べて、最大 25% 優れたコンピューティングパフォーマンスと、より高いネットワーキングと Amazon EBS の帯域幅を提供可能とアナウンスされています。
Graviton5
ここからは、Graviton5 の紹介になります。
どちらのセッションも内容はほぼ同じなのですが、re:Invent 2025 で Graviton5 について紹介されていました。
Graviton5 の進化について、かいつまんでご紹介します。
AWS Graviton: The best price performance for your AWS workloads
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チップあたりのコア数が 192 に倍増
Graviton5 では、1 チップあたり 192 個のコア (Neoverse V3) を搭載し、シングルソケット構成で設計されています。前世代の Graviton4 は、96コア (Neoverse V2) を 2 つ接続したデュアルソケット構成(合計最大 192 コア)を採用していました。
Graviton4 では、システム全体で最大 192 コアを提供できたものの、プロセッサ間をまたぐメモリアクセスが発生した場合、NUMA によるレイテンシの増大と帯域幅の低下が発生していました。
Graviton5 では、シングルソケット構成にすることで、 NUMA レイテンシを約 33% 削減かつ、帯域幅が向上しました。
今後、シングルソケット構成であっても、メモリレイテンシを削減するために NUMA は使い続けられ、キャッシュと DRAM コントローラがコアにより近くなるように 2 つの NUMA 領域を用意する設計になっています。

L3 キャッシュの拡張
続いて、キャッシュ領域の拡張です。
Graviton5 では、L3 キャッシュを 192 MB まで増加しました。これは Graviton4(36 MB)に比べて 5.3 倍拡張されました。これにより、DRAM へのアクセス頻度の削減効果が見込まれます。L1, L2 キャッシュに関しては領域拡張はありませんでした。
(セッションで L1 は物理的な問題で、拡張できないともコメントしており、興味深い内容でした)

少し話が外れますが、Keynote で Dave Brown さんは 「DRAM へのアクセスは最大 100 ns 発生してしまい、CPU サイクルの観点では非常に長い時間であり、これが私たちが大きなキャッシュを愛する理由です。」と表現しています。

DDR5-8800
DRAM へのアクセスケースも改善されています。
Graviton5 では、 DDR5-8800 を採用し、DRAM へのアクセスレイテンシを 100 ナノ秒未満 (約15%) まで削減しました。

画像を見ると、 1 チップあたり 12 本搭載されていますね。

PCIe Gen 6
最後に I/O 性能です。Graviton 5 では PCIe Gen 6 を採用しており、約 0.5 テラバイト/秒の I/O 接続性を実現しています。

利用はフォームから
現在、M9g インスタンスは、下記の利用申請フォームに入力し、承認されたケースにおいて利用可能です。(GA が待ち遠しいですね。)
まとめ
以上、「AWS Graviton 5 を搭載した M9g EC2 インスタンスがプレビューでリリースされました」でした。
Black Belt をみていると、C9g, R9g は 2026 年にリリースを予定しているようです。
主に Graviton5 についての話でしたが、各世代でどんな変化が起きているのか知る、いい機会でした!
クラウド事業本部コンサルティング部のたかくに(@takakuni_)でした!







