[小ネタ] m6iのインスタンスタイプでEC2 Windows Serverを起動したのに壁紙のArchitectureにAMD64と表示される謎を追ってみた
こんにちは!コンサル部のinomaso(@inomasosan)です。
Windows Server 2019 DatacenterのAMIをm6i.largeで起動したら、デスクトップ壁紙のArchitectureにAMD64と表示されました。
気になったので社内メンバーにも聞いてみて、謎を追ってみました。
x86_64という表記を想定していた。
m6i.largeはIntel製のCPUなので、AMD64
と表示されたことに違和感がありました。
最初はインスタンスタイプを間違ったかと思ったのですが、Instance Size
を確認する限り間違ってはいませんでした。
歴史的背景
実はx86の64bitアーキテクチャはAMDが先行していました。
Intelは後発でItaniumを開発しましたが、こちらは既に製造を終了しています。
壁紙のArchitectureの参照先
壁紙のArchitecture
は、Windows OSが持つPROCESSOR_ARCHITECTURE
環境変数かその元になるレジストリを参照しているようです。
上記はCPUアーキテクチャ判別用で、64bitであればAMD64、32bitであればx86と表示されます。
コマンドプロンプトで該当の環境変数を確認したところ、AMD64と表示されました
C:\Users\Administrator>echo %PROCESSOR_ARCHITECTURE% AMD64
まとめ
デスクトップ壁紙のArchitectureは、CPUアーキテクチャのbit数を表示するものでした。
AMD64と最初に見た時は、intelではなくAMDのCPUを搭載しているインスタンスタイプを選択したのかと心配になりましたが、杞憂で終わりました。
この記事が、どなたかのお役に立てば幸いです。それでは!