
【小ネタ】 グローバル設定した /effort レベルは /advisor で指定したモデルにも適用されるのか?を調べてみた
こんにちは。
日々体力がデグレーション
運用イノベーション部のかわいです。
Claude Code の新しいモデルとして Opus 5 が発表されました。
Opus 4.8 よりも性能が向上しているとのことで、早速 /advisor に設定して試しています。
普段筆者は Sonnet 5 を medium の /effort レベルで使っています。
より思考が必要なタスクには /advisor に追加依頼が実行されるイメージです。
※/effort については以下記事を参照されたし
また、(初耳の方もいると思うので)/advisor は、普段使っているモデル(executor)に、より高性能なモデル(advisor)を相談役として設定できる機能です。
今回ちょっと気になった点として、セッション全体に /effort high のようなグローバル設定をしているとき、この /effort レベル は /advisor で呼び出されるモデルの推論にも適用されるのか?
それとも、/advisor は別枠で動いていて、/effort のレベル指定は影響しないのか?について調べてみました。
先に結論から
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/effortはユーザーが操作できる設定であり、その設定対象は普段使っているモデル(executor) のみ。advisor側のeffortレベル をユーザが個別指定する方法は、Claude Code の設定にも API のツールパラメータにもなさそう(※筆者調べ。あったら教えてください)
→ ただ、Sonnet 5 から(?)適応型思考がデフォルトで有効になっているので、そこまで考慮する必要性がないのかも。
https://platform.claude.com/docs/ja/about-claude/models/whats-new-sonnet-5#adaptive-thinking-on-by-default -
advisorがサーバ内部でどのeffortレベル 相当の設定で動いているか?は確認できていない。Anthropic による公式な裏付けは取れていませんが、GitHub Issue には「サーバ側で動的に管理されている」という旨の主張が確認できている
この記事では、公式ドキュメントとブログ記事、Claude Code の GitHub リポジトリの Issues から、この整理に至った経緯をまとめます。
あらためて /advisor とは?
/advisor は、コストを抑えたい executor(実行役モデル)に、より高性能な advisor(助言役モデル)を組み合わせて、推論の質を底上げする機能です。
Anthropic 公式ブログでは Sonnet を executor、Opus を advisor に設定した構成が紹介されています。
executor がタスクを進めながら、判断に迷う場面で advisor に相談し、advisor の助言を踏まえて executor が続きを実行する、という役割分担です。
公式ドキュメントの記載から
Anthropic の advisor tool のドキュメントに、ちょうど知りたかった内容が掲載されていました。
「Pairing with effort settings」というセクションがあり、以下の記載があります。
For coding tasks, pairing a Sonnet executor at medium effort with an Opus advisor achieves intelligence comparable to Sonnet at default effort, at lower cost. For maximum intelligence, keep the executor at default effort.
コーディングタスクでは、medium effort の Sonnet executor と Opus advisor を組み合わせることで、Sonnet を default effort で動かした場合と同等の知性を、より低コストで達成できます。最大の知性がほしい場合は、executor を default effort のままにしてください。
この内容から読み取れる点として、
- effort の対象として名指しされているのは executor だけで、advisor 側の effort に関する記述はページ全体を通じて出てこない
- advisor tool のパラメータ一覧(
Tool parametersセクション)を見ても、定義されているのはtype/name/model/max_usesの4つのみで、effort に相当するパラメータはそもそも存在しない
ので、少なくともユーザが指定できる effort 設定は executor 向けのものしかない、というのが公式ドキュメント上から読み取れる内容です。
ベンチマーク条件から
公式ブログの一部脚注(ベンチマークの注記部分)も見てみます。
Sonnet 4.6 solo used adaptive thinking. Sonnet 4.6 + Advisor used our suggested system prompt for coding with thinking turned off. Both runs used high effort with bash and file editing tools... Opus 4.6 was used as the advisor model in all runs.
effort の値が言及されているのは executor 側だけで、advisor 役の Opus 4.6 について、 effort の値が書かれている箇所はありません。ベンチマークの実施条件としても、effort は executor に紐づくものとして扱われているのが読み取れます(敢えて明言していないだけかもしれません)。
GitHub Issues から
Claude Code の GitHub リポジトリを見ると、同じ疑問を持ったユーザが Issue を立てているのが見つかりました。
「advisor 専用の advisorEffortLevel を追加してほしい」という機能要望です。
以下本文の抜粋です。
Currently,
effortLevelinsettings.jsonapplies only to the executor model.{ "model": "claude-sonnet-4-6", "advisorModel": "claude-opus-4-7", "effortLevel": "high" }The advisor model's effort level is managed server-side dynamically. Users cannot tune it independently.
(現状、settings.jsonのeffortLevelは executor モデルにしか適用されない。advisor モデルの effort レベルはサーバ側で動的に管理されており、ユーザが個別に調整することはできない)
advisor が effort の設定なしに動いているのではなく、その設定はサーバ側にあってユーザからは触れない、という主張です。
留意点として、これは(確認できた範囲の)公式ドキュメントには書かれていない情報であり、投稿者は Anthropic のメンバーではなく一般ユーザです。Anthropic からのコメントはつかないまま、2026/6/2に github-actions[bot] によって自動クローズされています。
もう1件、関連する issue を確認しました。
こちらは「executor を Opus に切り替えても advisor が有効なままなのを直してほしい」という要望です
。投稿者が実機で検証した結果が書かれています。
I tested this: with
model: "sonnet"andadvisorModel: "claude-opus-4-8"configured, switching to Opus via/model claude-opus-4-8still invokes the advisor. TheadvisorModelsetting is global, not executor-scoped...
(実際に試しました。model: "sonnet"、advisorModel: "claude-opus-4-8"を設定した状態で/model claude-opus-4-8により Opus に切り替えても、advisor は呼び出され続けます。advisorModelはグローバル設定であり、executor に紐づくスコープにはなっていません)
こちらも本記事執筆時点(2026/7/27)では open まま、Anthropic からのコメントはついていません。
ただし、advisorModel はセッション全体に対するグローバル設定で、executor 側の状態と連動しない、という実機検証の内容自体は、effort が executor 側だけの設定として扱われている構造と整合すると考えます。
簡易まとめ
/effort のグローバル設定と /advisor の関係について、公式ドキュメント/ブログ、GitHub Issues を確認しました。
- 公式ドキュメントの「Pairing with effort settings」セクションは、effort を executor 側の設定として明示しており、advisor 側の effort には触れていない
- advisor tool のパラメータ定義(
type/name/model/max_uses)に effort に相当する項目はなく、ユーザが advisor の effort を指定する手段はそもそも存在しない - 公式ブログのベンチマーク条件でも、effort の値は executor(Sonnet)側にのみ記載されている
- GitHub Issue #50502 では、advisor の effort はサーバー側で動的に管理されている、という投稿者の指摘があるが、公式回答な確認できていない
整理すると、/effort をユーザーが設定できるのは executor だけ、という点は公式情報から確定できます。
一方で、advisor がサーバー内部で effort 相当の何かを使って動いているのかどうかは、確認できた範囲では公式には非公開のままです。
GitHub Issues の投稿者は、サーバ側で動的に管理されていると主張していますが、これは一般ユーザの見解であって Anthropic の公式見解ではない点に注意が必要です。
ただ、冒頭でも触れたように、Sonnet 5 から(?)適応型思考がデフォルトで有効になっているので、今はそこまで考慮する必要性がないのかも。
引き続きアップデートがあれば本記事を更新していきたいと思います。
■参考
完









