
AWS CLIを使用してオプトインリージョンの有効化をしてみた
こんにちは。サービス開発室の武田です。
AWSはデフォルトで有効になっているリージョンと、後から個別に有効化するオプトインリージョンがあります。今回オプトインリージョンをAWS CLIで有効化する機会がありましたので、コマンドと一緒にまとめます。
リージョンのステータスを確認するコマンドはaccount list-regions
とaccount get-region-opt-status
があります。account list-regions
は特定のリージョンではなく一覧で取得するものです。具体的な使用例は参考URLを確認ください。今回はaccount get-region-opt-status
を使用します。このコマンドは次の5種類のステータスを取ります。
- ENABLED_BY_DEFAULT
- ENABLING
- ENABLED
- DISABLING
- DISABLED
また、リージョンの有効化はaccount enable-region
、リージョンの無効化はaccount disable-region
を使用します。
やってみた
まずはデフォルトで有効化されているリージョンの確認です。ap-northeast-1
は東京リージョンで、次のような結果となります。
$ aws account get-region-opt-status --region-name ap-northeast-1
{
"RegionName": "ap-northeast-1",
"RegionOptStatus": "ENABLED_BY_DEFAULT"
}
次にオプトインリージョンを見ていきます。ap-southeast-7
はタイリージョンで、初期状態では次のようにDISABLED
です。
$ aws account get-region-opt-status --region-name ap-southeast-7
{
"RegionName": "ap-southeast-7",
"RegionOptStatus": "DISABLED"
}
次のコマンドでタイリージョンを有効化します。
$ aws account enable-region --region-name ap-southeast-7
コマンドを実行してしばらくは、次のようにENABLING
が返ってきます。
$ aws account get-region-opt-status --region-name ap-southeast-7
{
"RegionName": "ap-southeast-7",
"RegionOptStatus": "ENABLING"
}
しばらくすると有効化が完了します。今回試したところでは約8分ほどで完了しました。場合によっては数時間かかることもあるようです。
$ aws account get-region-opt-status --region-name ap-southeast-7
{
"RegionName": "ap-southeast-7",
"RegionOptStatus": "ENABLED"
}
まとめ
AWS CLIを使ってオプトインリージョンを有効化する流れについて確認しました。ちなみにリージョンの無効化はaccount disable-region
を使用しますが、2分弱で無効化されることを確認しました。
みなさんもオプトインリージョンを有効化する機会がありましたら、参考にしていただければ幸いです。