AWS CLIを使用してオプトインリージョンの有効化をしてみた

AWS CLIを使用してオプトインリージョンの有効化をしてみた

Clock Icon2025.04.28

こんにちは。サービス開発室の武田です。

AWSはデフォルトで有効になっているリージョンと、後から個別に有効化するオプトインリージョンがあります。今回オプトインリージョンをAWS CLIで有効化する機会がありましたので、コマンドと一緒にまとめます。

リージョンのステータスを確認するコマンドはaccount list-regionsaccount get-region-opt-statusがあります。account list-regionsは特定のリージョンではなく一覧で取得するものです。具体的な使用例は参考URLを確認ください。今回はaccount get-region-opt-statusを使用します。このコマンドは次の5種類のステータスを取ります。

  • ENABLED_BY_DEFAULT
  • ENABLING
  • ENABLED
  • DISABLING
  • DISABLED

また、リージョンの有効化はaccount enable-region、リージョンの無効化はaccount disable-regionを使用します。

やってみた

まずはデフォルトで有効化されているリージョンの確認です。ap-northeast-1は東京リージョンで、次のような結果となります。

$ aws account get-region-opt-status --region-name ap-northeast-1
{
    "RegionName": "ap-northeast-1",
    "RegionOptStatus": "ENABLED_BY_DEFAULT"
}

次にオプトインリージョンを見ていきます。ap-southeast-7はタイリージョンで、初期状態では次のようにDISABLEDです。

$ aws account get-region-opt-status --region-name ap-southeast-7
{
    "RegionName": "ap-southeast-7",
    "RegionOptStatus": "DISABLED"
}

次のコマンドでタイリージョンを有効化します。

$ aws account enable-region --region-name ap-southeast-7

コマンドを実行してしばらくは、次のようにENABLINGが返ってきます。

$ aws account get-region-opt-status --region-name ap-southeast-7
{
    "RegionName": "ap-southeast-7",
    "RegionOptStatus": "ENABLING"
}

しばらくすると有効化が完了します。今回試したところでは約8分ほどで完了しました。場合によっては数時間かかることもあるようです。

$ aws account get-region-opt-status --region-name ap-southeast-7
{
    "RegionName": "ap-southeast-7",
    "RegionOptStatus": "ENABLED"
}

まとめ

AWS CLIを使ってオプトインリージョンを有効化する流れについて確認しました。ちなみにリージョンの無効化はaccount disable-regionを使用しますが、2分弱で無効化されることを確認しました。

みなさんもオプトインリージョンを有効化する機会がありましたら、参考にしていただければ幸いです。

参考URL

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