イベントレポート 【一休×スタフェス】CTOが語るエンジニア組織づくり最前線vol.3 #cto_findy

イベントレポート 【一休×スタフェス】CTOが語るエンジニア組織づくり最前線vol.3 #cto_findy

Clock Icon2022.01.27

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【一休×スタフェス】CTOが語るエンジニア組織づくり最前線vol.3 にオンライン参加しました。

登壇者

  • 柄沢 聡太郎さん / (スターフェスティバル株式会社)
  • 伊藤 直也さん / (株式会社一休)

イベント内容

エンジニア組織の構成、背景

 柄沢さん

  • エンジニア 15 名
  • 歴史
    • 13期
    • CTOも何人か変わっている
  • マトリクス組織
    • ミッション、目的別チーム
      • それぞれオーナーを置いている
    • 評価ライン組織
    • 背景
      • 会社は事業ドリブン
      • ジョイン当初、事業部がビジネスを形作って、プロダクト開発組織は事業部で決めたものを作っていた
        • 社内外注っぽさ
      • Why と How をつなげる組織体制に変えたくて現体制にシフトした。この体制で2年

伊藤さん

  • エンジニア 60名(デザイナー込)
    • PM、 開発者、デザイナーが一つのチームにいる
    • ホテル予約に2チーム
    • レストラン予約に2チーム
  • チームはドメインでわけている
    • 予約 -> エンゲージメント重視
    • それ以降 -> 業務処理重視
  • 横断的に支援するチーム
    • 技術的なアーキテクチャーを支援するチーム
    • 技術的な難易度が高いものを取り組むチーム

フェーズが異なる会社のCTOであることについて

伊藤さん

  • 小さい会社は何もしなくてもオーナーシップが生まれやすい
  • 大きな会社だとそうではないケースもでてくる。他人事。他責
    • 意識的なマネジメントが必要
  • 10人ぐらいのときは組織を一つにまとめる
  • 50人の場合は1つにまとめるとオーナーシップが欠如する。単位ごとに分けて、その範囲でのオーナーシップをつくる

柄沢さん

  • 業種業界による事業ドメインの違い
    • インターネットで完結するかどうか?
    • 現場の方がインターネットに詳しいか?
    • 例えばメルカリ
      • ユーザーのITリテラシーは一定ある
  • 各社の組織施策はケーススタディにしかならない
    • コンテキストが異なる。うまくいくための前提がことなる
    • 自分たちの会社の前提を踏まえて考える必要がある
  • 経験が積み重なると対応できる範囲が広がる

前半 QA で気になったポイント

  • チームの生存期間が長くなるようにする
    • 長くなればチーム、所属個人の能力が高まる
  • 兼任を減らす

2021年のエンジニア組織で大変だったこと、それに対して具体的に取り組んだことは?

柄沢さん

  • 時勢の影響下で、需要減の状況
  • テクノロジーによってスケールする組織を作る必要がある。人手に頼らない成長がミッションではある
    • しかし、実態として現状の売上を支えている部分とのコンフリクトがある
  • プロダクトによって事業開発メンバーの活動を支えられるようにしていく必要がある
    • 採用で組織強化
    • リアーキテクチャ、リファクタリング

伊藤さん

  • 2021年以前が大変だった
    • Go To トラベル
      • 政治の世界では開発工数への影響が加味されていない。システムは対応が必要
      • キャッチアップ & 実装が必要
      • しかし、組織にとってチャンスなのでがんばった。大変だった
      • 力を合わせてチームで対応する必要があった
    • Yahoo トラベルと一休のシステムの連携

チームマネジメントで意識していることはありますか?リモートワークによって変わったこと

伊藤さん

  • 意思決定の軸をブレさせないことを大切にしている
    • リーダーにしたい人がいた
      • リーダーの数 > チームの数だった
      • 経験させたいのでチームを増やしてリーダーを担当してもらおうとした
        • この案はリジェクトになった。あくまでチームは事業成果のための手段
      • この経験で軸をブレさせないという意識が高まった

柄沢さん

  • リモートワークによって変わったこと
    • 開発においてはあまりない
    • ジョイン1ヶ月後からリモートになっていた
      • 自身の目線からは変わっていない
      • 一定の混乱はあった。コミュニケーションを雑にできなくなった
        • オフラインの雑なコミュニケーションで発生していた意思決定がなくなったのは逆によかったのでは?
    • 対策
      • 議事録を必ず残す
      • private channel の作成には目的の明示が必要
      • コンテキストを共有する
      • ミーティングだけで伝わらないなら別の手段を用いる。ポッドキャストとか
        • 例えば採用人数の背景共有。未来構想からのコンテキストを共有した

後半QA で気になったポイント

  • 横断系チームにミッションを設定していない
    • 経営層がハンドリングしているので目指す方向がそれにくい
    • 個別にやる必要があることに対して取り組んでいる
  • KPI について
    • 数値ハックにならないようにあえておかない
    • どちらかというと定性的な目標をおく。 OKR の Objective 的なもの
      • 数字をみるとしても Objective との整合性をみる

感想

組織編成の話は Team Topology でいうなら、どちらのお話も Stream-Aligned Team を軸にしたものにしていて、一休さんの場合、横串チームは Platform Team っぽいものがあると解釈しました。複雑な部分を担当しているチームは Complicated-Subsystem Team かもですが。

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