dbt Analytics Engineering Certification Examに合格しました(2年ぶり2回目)
さがらです。
dbtの認定試験である「dbt Analytics Engineering Certification Exam」に合格しました!2年前にも受験していて有効期限が切れるため受験したのですが、無事に合格することができました。
本記事では試験申込み~試験終了までの流れと、受験後の感想についてまとめていきます。
dbt Analytics Engineering Certification Examとは
「dbt Analytics Engineering Certification Exam」は、その名の通り、dbtを用いたアナリティクスエンジニアリングの知識を問う認定試験です。
試験ガイドの概要欄を見ると、下記のように書いてあります。「dbtを用いたモデル構築~テスト・保守」と「エンジニアリングの原則をアナリティクス基盤に適用させる」これらの能力を見る試験となっています。
The Analytics Engineering Certification Exam evaluates your ability to:
- build, test, and maintain models to make data accessible to others
- use dbt to apply engineering principles to analytics infrastructure
試験の仕様としては、2024年7月4日時点でこんな感じでした。(2年前から変わっていないですね)
試験時間:2時間
問題数:65問
合格点:正答率65%以上
受験費用:200USD
より詳細な情報と試験ガイドについては、下記のリンク先からご覧ください。
試験申し込み手順
試験の申し込みについては、2年前と全く手順が異なっていました。
別途以下の記事で申込み手順をまとめていますので、ご覧ください。
試験開始~終了までの流れ
試験開始~終了までの流れですが、大まかに以下の流れでした。
- Examityにログインし、
Start Exam
タブに移動して試験開始のボタンをクリックする - 試験監督者が来るのを待つ(私の時は数分ほど)
- 試験監督者が来ると、Zoomが立ち上がる
- 自分の画面をZoomで共有する(Share Displayと言われました)
- 「IDを見せて」と言われるので、免許証を見せる(私はパスポートも見せてと言われたので、少し離席してパスポートも取りに行きました)
- 「RoomとDeskを見せて」と言われるので、ノートパソコンの内蔵カメラを使って、部屋と机を見せる
- 試験監督者の指示に従って画面を操作し、試験開始
- 試験終了したら、試験が終了した旨を伝えて終了(試験結果はその場で表示され、メールでの送信と印刷もできる画面となっていました)
試験問題の特徴
試験問題の特徴ですが、2年前と変わっていなかったです。
下記のようにAWSやSnowflakeなどの試験とは全く異なる形式の問題が出るため、注意しましょう。
1問の内に3~5回Yes/Noで答える問題
どういった形式かというと、簡潔に問題文が与えられた上で解答欄には「Show me a option」といったボタンがあり、それを一度押すと、文章と共にYes/Noのボタンが出てきて、Yes/Noボタンを押すごとに違う文章が出てきてまたYes/Noボタンを押していく…を3~5回繰り返す形式の問題がありました。
そして何よりこの問題で注意すべき点が、一度回答したら再回答不可ということです。2年前の私は何もわからず「全部Yesにして後で見直ししよう」と考えてやらかしましたが、今回は2年前の反省があったので無事でしたw
文章やコードを並び替える問題
文章やコードが記載されたブロックが5~7個ほどあり、そのブロックをマウスのドラッグ&ドロップ操作で、並び替える問題がありました。
2年前と違い、今回はすべてのブロックを使用する問題しかでませんでしたね。
1問の内に4~6個リストから選択する問題
1問の内に、4~6個ほど文章や項目と共にドロップダウンのリストが並んでいて、その4~6個全てのドロップダウンのリストから選択肢を選んで回答する形式の問題がありました。
通常の選択問題
ここまで少し変わった問題について書いてきましたが、そうは言ってもよくある選択問題が全問題の7割位は占めていました。1つ選ぶものもあれば、2つ選ぶ問題もありました。
試験の結果と感想
2年前は点数が表示されなかったのですが、今回は下図のように結果が表示されました。私のスコアは76でした。(合格は65以上)
制限時間は120分でしたが、100分使って問題を解いて、20問ほどフラグを付けていたのでその見直しを行って、残り3分で提出しました。(Snowflakeの試験だとメモを取る機能があるのですが、dbtの試験にはないのが少し辛かったですね…)
以下、試験を終えての感想です。
- 英語で公式ドキュメントを読むようにしていないと、全く意味がわからず解けない問題がいくつかありました。理解するときには翻訳してもよいですが、公式ドキュメントの英文も頭に入れるようにすることをおすすめします。
- 結構細かいところまで聞かれるため、試験範囲となっている各機能については細かいところまで覚えていることが望ましいと感じました。
- 試験ガイドのLearning Pathに載っている公式ドキュメントだけだと足りないと感じたので、関連しそうなドキュメントは幅広く見ることをおすすめします。
- 2年前はdbtのver1.0が対象で、今回はdbtのver1.7が対象でした。これに併せて試験ガイドに記載の範囲も広がっているため新機能についても理解が必要です。
最後に
dbt Analytics Engineering Certification Examについて、試験申込み~試験終了までの流れと、受験後の感想についてまとめてみました。
英語の試験ではありますが、dbtの勉強になる試験だと感じていますので気になる方はぜひ受験してみてください!