dbt Analytics Engineering Certification Examに合格しました #dbt

2022.07.11

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さがらです。

dbtの認定試験である「dbt Analytics Engineering Certification Exam」に合格しました!(たぶん日本人第一号!)

本記事では試験申込み~試験終了までの流れと、自分が勉強したことについてまとめていきます。

dbt Analytics Engineering Certification Examとは

「dbt Analytics Engineering Certification Exam」は、その名の通り、dbtを用いたアナリティクスエンジニアリングの知識を問う認定試験で、2022年7月5日に提供が始まりました。

試験ガイドの概要欄を見ると、下記のように書いてありました。「dbtを用いたモデル構築~テスト・保守」と「エンジニアリングの原則をアナリティクス基盤に適用させる」これらの能力を見る試験となっています。

The Analytics Engineering Certification Exam evaluates your ability to: ・build, test, and maintain models to make data accessible to others ・use dbt to apply engineering principles to analytics infrastructure

試験の仕様としては、2022年7月8日時点でこんな感じでした。

  • 試験時間:2時間
  • 問題数:65問
  • 合格点:正答率65%以上
  • 受験費用:200USD

認定試験の申込み&試験ガイドのページ

認定試験の提供に関するニュースリリース

試験申込み

まず、こちらの認定試験のページの「Register for exam」を押します。

名前やメールアドレスなどを入力し、Submitします。

すると、記載したメールアドレスに対して、試験申し込み用のリンクが届きます。Exam Scheduling Linkに記載のURLをクリックします。

試験の日程やクレジットカード番号を入力する画面が表示されますので、それぞれ入力してSubmitします。これで試験申し込みは完了です!

試験開始~終了まで

試験開始まで

※詳細は後述しますが「試験用のPC」とは別に、「2h前後のカメラONのMeetに耐えられるスマートフォンかノートPC」が必要となりますので、ご注意ください!

試験の申込み完了後に下図のようなメールが届きますので、このメールの「When it is time to take your test, click here...」と書いてある欄の「click here」を押します。

すると、下図のように名前や試験名を入力する画面が表示されます。それぞれ入力して「Start Chat」を押します。

担当者とチャットが繋がり、試験前の注意事項を伝えられます。

その後、「試験中の監視(Proctor)をGoogle Meetでするから、スマートフォンを準備して」と言われます。(私は知らなかったので、とても驚きましたw)

その時のチャットの流れは下図です。スマートフォンで見ることが出来るメールアドレスにMeetのURLを送ってもらうことも可能です。

スマートフォンからMeetに入ったら、以下4点の対応が必要となります。

  • IDの提示 ※日本語で書かれた免許証などで問題ありませんでした。
  • スマートフォンを使って、机周りの環境を360度映す
  • 受験者(自分)を常に監視できるようにスマートフォンを配置
  • 試験用のノートPCからも、Meetにログイン

ちなみに「受験者(自分)を常に監視できるようにスマートフォンを配置」については、下図のような映り方で私のときは問題ありませんでした。

ここまで出来たら、試験監督の担当者の方がdbt試験の準備をしてくれます。私の時は何かしら不具合があったようで、5分ほどかかりました。

試験中について

特に担当の方から注意されたことはなかったですが、途中で担当の方が入れ替わりました。試験中にMeetのログイン音が鳴ってびっくりしたので、担当の方が入れ替わる可能性を頭に入れておくと驚かなくて済むと思います!

試験終了後の流れ

試験を提出して合否が表示されたあとは、Meetを通して担当社の方に「I finished my exam」などと伝えたら、すぐに試験終了となります。

試験終了後は凄いあっさりと終わった印象です。

試験問題の特徴

どんな知識を問う問題が出たか具体的な内容はこの場では触れられないのですが、自分が他に持っている認定資格の試験(Snowflake、Looker、AWS、Google Cloud)とは全く違う形式の問題がいくつもありました

どういった形式の問題が出題されたのか、以下に記します。

1問の内に3~5回Yes/Noで答える問題

どういった形式かというと、簡潔に問題文が与えられた上で解答欄には「Show me a option」といったボタンがあり、それを一度押すと、文章と共にYes/Noのボタンが出てきて、Yes/Noボタンを押すごとに違う文章が出てきてまたYes/Noボタンを押していく…を3~5回繰り返す形式の問題がありました。

そして何よりこの問題で注意すべき点が、一度回答したら再回答不可ということです。

自分はこの仕様を知らず、「何だこの問題、面倒だし後で見直そう!」と思って全部Yesで回答したら、再回答不可なことに気づき「あ、落ちたな…」と感じました…(結果的に合格したから良かったですが…)

文章やコードを並び替える問題

文章やコードが記載されたブロックが5~7個ほどあり、そのブロックをマウスのドラッグ&ドロップ操作で、並び替える問題がありました。

一部の問題では全てのブロックを使用しない問題もあったので、問題文はちゃんと確認することをオススメします。

1問の内に4~6個リストから選択する問題

1問の内に、4~6個ほど文章や項目と共にドロップダウンのリストが並んでいて、その4~6個全てのドロップダウンのリストから選択肢を選んで回答する形式の問題がありました。

通常の選択問題

ここまで少し変わった問題について書いてきましたが、そうは言ってもよくある選択問題が全問題の7割位は占めていました。1つ選ぶものもあれば、2~3つ選ぶ問題もありました。

自分が勉強したこと

とにかく、公式ドキュメントを読んで、Notionにメモを取っていきました。

一方で、この試験は対象者の説明に6+ months building on dbt Core or Cloudとあるため、dbt-coreとdbt Cloudに共通する項目だけが出題されるだろうと予想していました。そのためdbt-coreでのprofile.ymlの書き方や、dbt Cloudでのジョブの設定などはあまり勉強しませんでした。

私が読んだ公式ドキュメントとしてはこのあたりです。

最後に

dbt Analytics Engineering Certification Examについて、試験申し込み~終了までの流れ、試験問題の特徴、自分が勉強したこと、についてまとめました。

この試験勉強を通してdbtの知識量も増えたと感じるので、体系的にdbtのことを学びたい方にはオススメの試験です!