Figma Config 2022で発表になった新機能が色々便利!

5月中旬にFigmaの新機能発表がありました。社内でもデザインツールとしてよく利用するFigmaですが、実際に新機能を使ってみると色々便利だったので、個人的に特によかったものをまとめました。
2022.05.31

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Figma Config 2022とは

先日行われた Figma Config 2022 にて新機能の発表がありました。
Figma Config とは、デザインツールFigmaのアップデートについて公式がお知らせしてくれるイベントです。2020年は2月、2021年は4月に行われているので、毎年開催月は決まっていないようです。

また去年まで英語のセッションしかありませんでしたが、今年は日本語版のキーノートがあり、さらにいくつか日本語のセッションがありと、日本人にとっても新機能についてわかりやくすなっておりました!
Figma Config 2022 キーノート(日本語)
キーノート以外にも70のセッションがるので、気になるトピックを見てみてください!
Figma Config 2022

コンポーネント管理がしやすくなった

コンポーネントプロパティという新機能が追加になりました。項目の表示/非表示の切り替えができることで作るべきコンポーネントがぐっと減り、管理が楽になりました。

Figma_variants
左のvariants内コンポーネントはボタンの左アイコン(拡声器イラスト)と右アイコン(矢印)の表示/非表示を設定しているため、variants右のボタン群は切り替えだけで生成しています。

variantsでまとめた項目も、variants内の大元のコンポーネントを編集すると合わせて派生コンポーネントも同時編集してくれます。便利!

オートレイアウトが進化

パディングのアップデート

今までは正の数しか指定できなかったのですが負の数を入れられるようになりネガティブパディング可能になりました。オートレイアウトで重ねたデザインが可能になります。

padding_minus また、パディングの設定が簡単になりました。該当の余白にマウスオンすると余白中央にピンクの線が出てきます。線にカーソルを合わせるとドラッグで余白を調整でき、クリックすると数値入力も可能です。

padding_input

フレームの絶対値

今までオートレイアウトを適応したレイアウト上に要素を重ねることができず、オートレイアウトの一要素として配置されてしまっていました。今回のアップデートから選択したフレーム内の絶対値をオンにする機能が追加されました!これを適応すると、オートレイアウト上に文字を重ねることが可能になります。

absolute_before absolute_after

画像1枚目の右上の赤枠部分をクリックすると絶対値設定に変更できます。

そのほかの新機能

ストローク機能が細やかに

今まで四方を囲むストロークしか引けなかったのですが、四辺の一部を指定してストロークを引くことができるようになりました。

figma_stroke

ダークモードへの切り替えが可能に!

ついにワークスペースがダークモードに切り替えられるようになりました。

figma_darkmode PreferencesからThemeに入りDarkモードへ切り替えができます。
(アートボードの背景はアートボード上でオブジェクトを選択しない状態にすると Backgroundの背景が選べるので、そこで黒に切り替えています)

アウトライン化ができる

実は前からあったようですが、私はこのキーノートで初めてアウトライン化ができることを知りました(もっと早く知っていたかった!)

FIgma_outline 紙媒体の経験が長く、イラレのアウトライン機能を多用していた私としては「イラレと同じことできるのか」と嬉しくなりました。この機能を使うと、オーバーレイの下の文字をクリックすることが可能になります!

Figmaが日本のマーケットに本格進出

Figmaは今年アジア初の拠点となる日本法人を設立しました。近々日本語版のリリース予定もあるようです。(実現すればFigma製品が英語以外で公式利用できるのは初)
だから日本語版のキーノート動画があったり、日本人のセッションが増えたのでしょうね。日本のマーケットををFigmaが席巻する日も遠くないかもしれません!
世界でデザインコラボレーションツールをリードする「Figma」が日本へ本格進出