Firebase Analyticsのイベント送信について調べた
サーバーレス開発部あらため、CX事業本部の藤井元貴です。
2019年10月31日に「AndroidとiOS向けのGoogle Analytics」のサポートが終了します。
そこで、よりモバイルに特化したFirebase Analyticsに移行すべく、ひとまず調べてみました。(今更ですが)
イベント
下記の種類があります。
- 自動送信されるイベント
- 自分で送信するイベント
なお、送信されたイベントの詳細(パラメータ)は、Firebase Analyticsコンソールでは見れないため、BigQuery
で見る必要があります。
自動送信されるイベント
下記ドキュメントに書かれています。
自分で送信するイベント
SDKのLogEvent()
を使用します。
このとき、「イベントの名前(1個)」と「パラメータ(25個まで)」を指定します。
val bundle = Bundle() bundle.putString(FirebaseAnalytics.Param.ITEM_ID, id) bundle.putString(FirebaseAnalytics.Param.ITEM_NAME, name) bundle.putString(FirebaseAnalytics.Param.CONTENT_TYPE, "image") firebaseAnalytics.logEvent(FirebaseAnalytics.Event.SELECT_CONTENT, bundle)
イベントの名前
「定義済みイベント名」と「任意イベント名」が使えます。
イベント名前は、最大で500個まで使用可能です。(自動送信イベントと定義済みイベントも含むように読めます)
定義済みイベントでは、下記が使いやすそうです。
- SELECT_CONTENT
- VIEW_ITEM
- VIEW_ITEM_LIST
パラメータ
パラメータは、KeyとValueの組み合わせで表現され、Keyには「定義済みパラメータ名」と「任意パラメータ名」が使えます。 1個のイベントには、最大で25個のパラメータが指定可能です。
定義済みパラメータ名では、下記が使いやすそうです。
- CONTENT
- CONTENT_TYPE
- GROUP_ID
- ITEM_CATEGORY
- ITEM_ID
- ITEM_LIST
- ITEM_NAME
ユーザープロパティ
LogEvent()
によるイベント送信時、ユーザー プロパティも付随して送信されます。
下記の種類があります。
- 自動収集されるユーザプロパティ
- 自分で設定するユーザプロパティ
自動収集されるユーザプロパティ
下記ドキュメントに書かれています。
自分で設定するユーザプロパティ
SDK
を使用して設定します。
ユーザープロパティは、プロジェクト内で25個まで設定可能です。
画面情報
モバイル版のGoogle Analyticsでは明示的に送信してましたが、Firebase Analyticsでは自動送信されます。手動送信もできます。
情報収集の制御
「ユーザが同意してから送信すること。いつでも無効にできること。」という要件にも対応できます。
最後に
Google Analyticsの「Category / Action / Label / Value」をFirebase Analyticsの「Event / Param」に置き換えるのが大変そうです。