FivetranでTableau Cloudを同期してみた #Fivetran
2024.01.08こんにちは、スズです。
Fivetranの2023年9月のアップデートにて、TableauのLite Connectorが追加されました。
Tableauと表記されていますが、このConnectorの対象はTableau Cloudとなっています。TableauのLite Connectorを試してみましたので、本記事でご紹介いたします。
事前準備
Tableau Cloudの準備
Fivetranのセットアップガイドを確認すると、前提条件としてTableau Cloudのサイト管理者のロールが必要と記載があります。
また、FivetranからTableau Cloudへの接続には、個人用アクセストークン（PAT）を使用します。Fivetranで設定を行う前に、Tableau Cloudで個人用アクセストークンを発行しておきます。 個人用アクセストークンの発行は、まずTableau Cloudの左ペインから[設定]ページを開き、[全般]タブにある「個人用アクセストークン」を有効にします。
その後、[マイアカウントの設定]の[設定]タブを開き、「個人用アクセストークン」にてトークンを作成します。作成したトークン名とシークレットが、FivetranでTableau CloudのConnectorを設定するために必要となります。
Destinationの設定
Connectorを設定する前に、データの同期先となるDestinationの設定が必要です。今回、DestinationにはSnowflakeを使用します。SnowflakeをDestinationに設定する方法は、こちらのブログにてご紹介しております。
Connectorの追加
ConnectorにTableauを追加していきます。Fivetranの[Connectors]の画面から、[Add connector]をクリックします。
Destinationを選択します。今回はSnowflakeにデータを同期しますので、あらかじめ用意していたSnowflakeのDestinationを選択します。
Connectorに[Tableau]を選択します。
補足となりますが、「Lite」と表示されているConnectorはLite Connector、「Lite」の表示がないConnectorは標準のConnectorです。Lite Connectorと標準のConnectorの違いについては、Fivetranのドキュメント『Fivetran Lite Connectors』をご参照ください。
Destination schemaやPATなどを設定します。
PAT name : Tableau Cloudで作成した個人用アクセストークンの名前
PAT secret : Tableau Cloudで作成した個人用アクセストークンのシークレット
Server address : Tableau CloudのURL（例：https://*****.online.tableau.com/#/＜サイト名＞/home）
Site name : Tableau Cloudのサイト名（上述の例の＜サイト名＞の部分）
設定後、[Save & Test]をクリックして、設定の保存と接続テストに進みます。
接続テストに成功したのち、[Continue]をクリックします。これでセットアップは完了です。
「Your data is ready to sync!」と表示され、データの同期の準備が整った状態です。[Start Initial Sync]をクリックし、初期同期を行います。
「Initial sync complete」と表示されると、初期同期が完了です。
同期したデータを確認
DestinationとなっているSnowflakeを確認すると、スキーマが作成されています。WORKBOOKなどのテーブルがあり、データが出力されています。
今回同期したTableau Cloudでは、「Suzu Test」というプロジェクトの中に「Tableauデモ 0518」と「bigquery-test」というワークブックが保存されています。
Snowflakeに出力されたデータを確認すると、WORKBOOKのテーブルの中に、同じプロジェクトとワークブックが値として入っていることが確認できました。
最後に
FivetranのLite ConnectorのTableauについてご紹介しました。
