【速報】Amazon GameSparks(preview)が東京リージョンで提供開始しました!

ゲームバックエンドサーバを簡単に構築できるAmazon GameSpakrsのプレビュー版が、東京リージョンでも提供開始するという発表がありました。
2022.11.18

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

こんにちは、ゲームソリューショングループの入井です。

ゲームのバックエンドサーバを構築、実行、スケーリングできるマネージドサービスであるAmazon GameSparksのプレビュー版を、東京リージョンで提供開始するという公式発表がありました。

Amazon GameSparks Now Available in AWS Asia Pacific (Tokyo) Region in Preview

Amazon GameSparksの特徴

  • ゲームのサーバレスバックエンドサーバを、複雑なクラウドインフラの設定を行うことなく簡単に構築、デプロイが可能
  • 匿名IDによるプレイヤー認証、リーダーボードなど、すぐに使えるゲームの機能が標準で搭載
  • ゲームエンジン用のSDKの提供
    • (注)現在はUnityのみ対応
  • バックエンドサーバでJavaScriptによるカスタムロジックの実装
    • マネジメントコンソールにて、カスタムロジックを検証するテスト機能
  • WebSocketによるゲームクライアントとサーバのメッセージング
  • プレイヤーデータを永続的に保存・取得ができるデータストア
  • AWS Lambda、DynamoDB、Cloud Watch等各種AWSサービスとの連携
  • プレビュー版の間は、全て無料で利用可能

Now in preview – Amazon GameSparks | AWS for Games Blog

東京リージョン提供開始によるメリット

既にマネジメントコンソールから東京リージョンでのサービスを利用可能です。

今までは米国リージョンでの提供だったため、マネジメントコンソールでの操作やゲームクライアントからバックエンドサーバへの通信のレスポンスにどうしても時間がかかっていました。

しかし、今回東京リージョンでの提供が開始されたことで、かなり快適に使用できるようになりました。

今後について

記事によると、さらなる追加機能や他のリージョン対応、ゲームエンジンとの統合の強化などが今後のアップデートで提供される予定とのことです。

さいごに

Amazon GameSparksは、今まで深い専門知識を持った人材が多くの時間を費やさなければいけなかったインフラ構築について、ほとんど意識することなくゲームバックエンドサーバを運用できる便利なサービスです。

上手く活用することにより、ゲーム開発者はゲームのクオリティアップという本当にやりたいことに集中できるようになるでしょう。また、インディー開発者等の小規模チームであっても、今までより手軽にオンライン機能を実装できるようになります。

興味のあるゲーム開発者の方々は、利用料金のかからないプレビュー版の間に試してみてはいかがでしょうか? 弊社ブログでは、GameSparksについての情報発信も継続的に行っているため、是非ご参照いただければと思います。

GameSparks の記事一覧 | DevelopersIO