
【アップデート】Gemini Enterprise のメトリクス機能がGAされました
こんにちは、すらぼです。
Gemini Enterprise で「Observability for agents」が GA(一般提供)になりました。エージェントの動作をメトリクスやトレースで可視化できる機能です。実際に触ってみたので紹介します。
はじめに
今回 GA された機能では、以下の 2 つの観点でエージェントの動作を確認できます。
- メトリクス — 稼働状況や応答速度などを数値で監視する
- トレース — 1 回のリクエストの内部処理を時系列で追う
まずは設定方法から確認していきます。
設定方法
Observability を有効にするには、まず OpenTelemetry 計測のトグルをON にします。有効にすることで、メトリクスとトレースが収集されます。
設定場所はエージェントの種類によって異なります。
- Core Assistant —
Configurations→Observabilityタブ - Agent Designer / Deep Research エージェント —
Agents→ 対象エージェント →Observabilityタブ

メトリクス で確認できること
確認できる主な項目は以下のとおりです。
| メトリクス | 内容 |
|---|---|
| セッション数 | エージェントが処理したセッション総数 |
| ツール呼び出し数 | エージェントが実行したツールの回数 |
| 会話ターン数 | セッション内の対話ターン数 |
| レイテンシ | エージェント応答の遅延時間 |
| ツール実行遅延 | ツール処理による遅延 |
| データコネクタリクエスト数 | データストアへのリクエスト総数 |
実際に Metrics Explorer から確認すると、以下のような画面が確認できます。

データは 1 分ごとに更新されます。
トレース で確認できること
トレースは、エージェントへの 1 回のリクエストの中での各処理ステップを時系列で記録したものです。
- トレース = 1 回のリクエスト全体の記録
- スパン = その中の個々のステップ(ツール呼び出し、API リクエストなど)
「エージェントに質問してから回答が返るまでの間に、裏で何をどの順番でやっていたか」をステップごとに分解して見られるイメージです。どのステップで時間がかかっているかも把握できます。
確認できる情報は以下のとおりです。
- ステータス・スパン ID・スパン名・スパンタイプ
- 各スパンの実行時間と開始時刻
- 入出力データ
- ログ・評価結果・メタデータ(詳細ビュー)
実際に Trace Explorer から確認すると、以下のような画面が確認できます。

まとめ
Observability for agents を使うと、エージェントの動作を 2 つの観点で把握できます。
- メトリクス — 稼働状況や応答速度などを数値で監視する
- トレース — 1 回のリクエストの内部処理を時系列で追う
まずは OpenTelemetry 計測を有効にして、Metrics Explorer や Trace Explorer でどんな情報が取れるか見てみるのがおすすめです。
この記事がどなたかの助けになれば幸いです。以上、すらぼでした。







