Amazon SageMakerの組み込み(built-in)アルゴリズムとは…?
当エントリから始めるシリーズ「Amazon SageMaker 組み込みアルゴリズム入門」では、Amazon SageMaker紹介されている「組み込みアルゴリズム」(Built-in Algorithms)について、その概要と実際にチュートリアルを試してみた内容を紹介して行きたいと思います。
当エントリではその前段として、Amazon SageMakerにおける組み込みアルゴリズムとはどういったものなのか?という部分について紹介します。 Amazon SageMakerの具体的な説明に関してはこちらのエントリをご参照ください。
SageMakerで機械学習を利用する方法について
SageMakerで機械学習を使う場合には、主に三種類の方法があります。
- SageMakerで実装されている機械学習アルゴリズム、すなわち組み込みアルゴリズムで学習モデルを作成・使用するケース
- TensorFlowやMXNet、Chainerといった機械学習用フレームワークで作成した学習モデルをSageMakerに持ち込んで使用するケース
- 自らで学習と推論用のコンテナを作成して使用するケース
組み込みアルゴリズムを使えば、アルゴリズムを実装する必要がなくて楽ですが、組み込まれていないアルゴリズムを使いたい場合は2.のケースのようにTensorFlow等も使えるようになっています。
今回は1.の組み込みアルゴリズムに関して紹介します。
各組み込みアルゴリズムの紹介
当エントリの執筆現在(2018年8月6日)では14個のアルゴリズムがあります。 以下の表は各アルゴリズムとその用途になります。 詳細についてはアルゴリズム名から、各ドキュメントを参照して頂ければと思います。
今後、各アルゴリズムに関しての”紹介ブログ"を掲載予定なので、 それらのエントリへのリンクを随時貼っていく予定です。
さいごに
SageMakerには様々なアルゴリズムが組み込まれており、機械学習を簡単に試すことが出来ます。
「Amazon SageMaker 組み込みアルゴリズム入門」シリーズでは、組み込みアルゴリズムのサンプルプログラムを紹介していきます。
SageMakerや機械学習にご興味をお持ちの方は是非ご覧頂ければと思います。