他者から学ぶ内容、方法、利点
こんにちわ。組織開発がミッションの人事グループ・組織開発室に所属しているてぃーびーです。
人は自分自身で成長できる部分がありますが、他者との関わりの中で成長する側面もあります。
リモートワークの影響で、今まで意識しなくても得ることができていた他者からの成長支援が消えている可能性があります。
特に個人の業務効率を追求しすぎると、他者との接点が減り、短期的な利益追求には最適な場合もありますが、長い目で見たメンバーの成長の鈍化につながります。
そういった点に気づく上でも、他者からどのような内容を学ぶことができ、どのような方法で学ぶことができ、どんな利点があるのかを整理します。
他者から学ぶ内容
知識
自分が持っていない他者の知識を学び取ることができます。
スキル
自分が持っていない他者のスキルを学び取ることができます。
スタンス
他者が仕事に取り組むスタンス、アプローチ、考え方を学び取ることができます。
特にリーダーシップなどソフトスキルに関わる部分を学びとれます。
また、その組織におけるカルチャー体現についても学び取ることができます。
経験
自分が経験していない他者の経験を学び取ることができます。
1人が経験できる機会は限られています。多くの他者は自分が経験していないことを経験しているため、その一部の知見を得ることができます。
対人コミュニケーション
コミュニケーションの仕方を学び取ることができます。
物事の伝え方、交渉方法、信頼関係の構築など対人関係を良好に仕事を進めるための方法を学び取ることができます。
フィードバック機会
他者と関わることで、フィードバックを得ることができます。
自分では気づいていなかった自分の不足点、強みなどを知る機会になります。
他者から学ぶ方法
観察
他者の仕事ぶりを観察することで、学び取ることができます。
その機会を作る意味で、ペアワーク・モブワークを意図的に取り入れることが大切になってきます。
特にオフラインで働いていたときは意識しなくても入ってきていた情報が入ってこなくなりやすいため、リモートワークの場合は特に意識的に機会を作り込む必要があります。
教わる - ティーチングを受ける
任意の領域について自分より詳しい他者から知識、スキルを直接学び取ります。
- 聞かなければ分かりようが無いもの
- 該当領域へ前提知識が不足している段階
- 比較的ジュニアで、自分で学ぶ能力がまだ不十分な場合
などは、ティーチングが好ましい条件です。
逆に、自分でなんとかできる対象や、前提知識が十分であれば自ら学んだり、次に上げるコーチングとしての支援を受ける方を選んだ方が良い場合もあります。
壁打ち - コーチングを受ける
直接的に内容を教わらずに、何をすればいいかも含めて考えを整理するのをコーチングで支援してもらいます。
自分で取り組むため、単純に対象の知識・スキルが身につくだけではなく、自分自身で考える力、問題解決力なども高めることができます。結果的に自分自身で物事を学ぶ能力を高めていくことができます。
コミュニケーションをとる
コミュニケーションを取ることで、相手の考え方、アイデア、経験などを学び取ることができます。
フィードバックを受ける
フィードバックを受けることで、自分では気づけなかった不足点、強み、他者からの見え方を知ることができます。
他者から学ぶ利点
他者から学ぶことには自分ひとりで学ぶことに比べた場合に、以下のような利点があります。
ショートカット
他人が既に知っていること、学んだことを吸収することで自分で1から試行錯誤せずに学び取ることができます。
また、個別の内容を単発で教えてもらう以外にも、学ぶべき内容のアウトラインを教えてもらうことでのショートカットもできます。
結果的に同じ内容を学ぶのに必要な時間を減らすことができます。
自分一人で到達できる範囲外に至ることができる
自分が1人で学んでいては到達できないようなレベルにいる人と関わることで、単独で到達できないレベルの内容を習得しやすくなります。
異なる視点
自分とは異なる視点での考え方を得ることができます。
経験の共有
自分がしていない経験を共有してもらえます。
助言やフィードバックを得られる
他者と関わることで、他者から助言やフィードバックを得ることができます。
まとめ
他者からどのような内容を学ぶことができ、どのような方法で学ぶことができ、どんな利点があるのかについてまとめました。
これらを踏まえた上で、他者を通した学習機会が発生するようにマネージャーはチームの業務デザインをしたり、かくめんばーh自分自身で業務デザインをできるとよいでしょう。
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