Digdag UIの0.9系での変遷を調べてみた #digdag

2017.07.07

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DI部の川崎です。Digdagの0.9.12を使ってます。

先日、Web UIを使ってみようと思い、追加の設定として何が必要か調べてみたのですが、実は普通にDigdagをインストールだけで使える状態になっていることを(Digdagの0.9系を使い続けていたのですが)、初めて知りました。

そこで、過去のどのバージョンで、Web UIの機能の追加、変更が行われたのか、ざっと調べてみました。

# バージョンを指定して、Digdagをインストール
$ curl -o ~/bin/digdag --create-dirs -L "https://dl.digdag.io/digdag-0.9.12"
$ chmod +x ~/bin/digdag
$ echo 'export PATH="$HOME/bin:$PATH"' >> ~/.bashrc
$ source ~/.bashrc

# サーバーモードで起動
$ digdag server --memory

# (別の端末で) サンプルワークフローを生成
$ digdag init test
$ cd test

# testプロジェクトをpushします
$ digdag push test

ブラウザで、http://localhost:65432/ にアクセスします。

Ver.0.9.0 [2016-12-14]

実際は、最新の0.9.12→0.9.11→...→0.9.0 というように、バージョンを遡って確認していったのですが、なんとVer.0.9.0からブラウザでアクセスすると表示されるようになっていたのですね。知りませんでした。。。

Server mode changes

  • The UI is now integrated to the server. Opening the server’s HTTP endpoint with a browser shows the UI.
  • The UI now visualizes the workflow task execution timeline.

https://docs.digdag.io/releases/release-0.9.0.html#server-mode-changes

このバージョンでは、Web UIからのワークフローの実行は、まだサポートされてなかったのですね。実行状況をモニタリングするためのツール、といった感じです。

スクリーンショット 2017-07-06 22.56.56

Ver.0.9.1 [2016-12-14]

「Version bug fix release.」とのことで、前のバージョンとリリース日が同じになっています。

スクリーンショット 2017-07-06 22.58.22

Ver.0.9.2 [2017-01-10]

Web UIの変更はありませんが、Redshiftオペレータが追加されたバージョンですね。http://docs.digdag.io/releases/release-0.9.2.html

スクリーンショット 2017-07-06 22.59.31

Ver.0.9.3 [2017-01-17]

スクリーンショット 2017-07-06 23.00.06

Ver.0.9.4 [2017-02-06]

UI Changes

  • Web UI has a new interface that creates a new project or edits workflow definitions.

http://docs.digdag.io/releases/release-0.9.4.html#ui-changes

Schedulingに「RESUME」(再開)ボタンが付いていたのが、Workflowに「RUN」ボタンが付き、Web UIからワークフローの実行ができるようになりました。 新規プロジェクトの追加と、ワークフローの編集もUIからできるようになりました。

スクリーンショット 2017-07-06 23.00.39

Ver.0.9.5 [2017-02-16]

スクリーンショット 2017-07-06 23.03.44

Ver.0.9.6 [2017-03-14]

スクリーンショット 2017-07-06 23.05.04

Ver.0.9.7 [2017-03-14]

「Fixed the new database migration script added in v0.9.6 used for H2 database.」とのことです。(前のバージョンとリリース日が同じ)

スクリーンショット 2017-07-06 23.05.56

Ver.0.9.8 [2017-03-28]

スクリーンショット 2017-07-06 23.07.05

Ver.0.9.9 [2017-04-14]

スクリーンショット 2017-07-06 23.08.06

Ver.0.9.10 [2017-04-27]

スクリーンショット 2017-07-06 23.08.54

Ver.0.9.11 [2017-05-17]

スクリーンショット 2017-07-06 23.09.51

Ver.0.9.12 [2017-05-17]

こちらが、2017年7月7日現在の最新バージョンです。

General Changes

  • digdag-ui artifact is available on maven repository.

http://docs.digdag.io/releases/release-0.9.12.html#general-changes

とのことですが、mavenリポジトリはこちらでしょうか。https://bintray.com/digdag/maven/digdag

画面では、左上のDigdagのロゴのサイズが、前のバージョンより少し大きくなってますね。Web UIの機能の追加・変更はないようです。

スクリーンショット 2017-07-06 23.20.19

以上、Digdag UIの0.9系での変遷、でした。

TreasureData Workflow

TreasureDataさんのサイト(http://console.treasuredata.com)では、「トレジャー ワークフロー」という機能が利用できるようになっています。

お知らせ:マルチクラウド基盤上のデータを処理するためのトレジャーワークフローの提供を11月29日より開始
https://www.treasuredata.com/press_release_jp/20161208_treasure_workflow/

位置づけとしては、「トレジャー ワークフロー」を実現するワークフローエンジンDigdagを、 オープンソースソフトウェアとして公開されている、ということですね。

左上のロゴが変わってますね!

スクリーンショット 2017-07-07 12.03.46