【ほぼ週刊Amazon Web Services】2016/08/15〜2016/08/21

【ほぼ週刊Amazon Web Services】2016/08/15〜2016/08/21

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今週から「ほぼ週刊Amazon Web Services」という記事を書いてみることにしました。ほぼ週刊Developer.IOと同じように、「ほぼ」なので毎週書けないことがあるかも知れませんが、その辺は、こう、ふわっとした感じでやっていこうと思います。

先週(2016年8月15日〜2016年8月21日)のAWS界隈

AWSアップデート

Amazon EC2 Container Service Now Supports Networking Modes and Memory Reservation

Amazon EC2 Container Service(ECS)に2つのアップデートがありました。

  • Networking modeが変えられるようになった。これまでは仮想ブリッジを経由してコンテナが直接外部に接続されるBridgeモードのみだったが、新たに、仮想ブリッジを使わずにホストOSのネットワークスタックをそのまま使うHostモードとネットワークスタックを作成しないNoneモードが選べるようになった。
  • Memory Reservatin(メモリ予約)。メモリに対するソフトリミットが出来るようになった。

Amazon EC2 Container Registry Region Expansion

Amazon EC2 Container Registryが新たに5つのリージョンで使えるようになりました。詳細は【新機能】Amazon EC2 Container Registry (ECR)が東京リージョンにやってきました!をご覧下さい。

Announcing General Availability of aws-record

aws-recordがGAリリースされました。aws-recordはAWS SDK for Ruby v2から使えるデータマッパーで、DynamoDBのアイテム作成・読み込み・更新・削除が簡単にできます。詳しくはドキュメントを参照。

AWS OpsWorks Adds Nine Regional Endpoints and Asia Pacific (Seoul) Region Support

AWS OpsWorksに2つのアップデートがありました。1つはソウルリージョンで使えるようになったこと。もう一つはエンドポイントの追加です。

これまでのOpsworksには2つのエンドポイントが提供されていました。1つはus-east-1(ヴァージニア)リージョンで、GovCloud、中国北京リージョン、ap-south-1(ムンバイ)リージョン、ap-northeast-2(ソウル)リージョン以外のリージョンのOpsWorksリソースに対してアクセスが可能でした。またap-south-1(ムンバイ)リージョンのエンドポイントは、ムンバイリージョンのリソースのみアクセスが出来ました。

今回エンドポイントが追加されたことにより、GovCloudと中国北京リージョン以外のリージョンは、それぞれOpsWorksスタックと同じリージョンのエンドポイントを利用してOpsWorksリソースにアクセス出来るようになりました。これはAPIに対するアクセスのレスポンスにとって大きな改善になると思われます。

Backup and archive to AWS Storage Gateway VTL with Veeam Backup & Replication v9

AWS Storage Gateway-Virtualの仮想テープライブラリ(VTL)の互換性リストVeeam Backup & Replication v9が追加されました。 9.0.0.1715以降のバージョンが対象とのこと。

Amazon EC2 Dedicated Hosts Reservations are available in the AWS Management Console and AWS CLI

物理サーバーを専用して使うAmazon EC2 Dedicated HostsにReservation Price(予約料金)という料金モデルが増えました。オンデマンドでの利用と比較して最大70%安くなるとのこと。東京リージョンのm4インスタンスを1年間予約・全額前払いで48%の節約になります。詳細は料金表をご覧ください。

Free Auto Scaling Group Metrics with Graphs

Auto Scaling groupの監視メトリックスを、EC2インスタンスの詳細モニタリングを有効にすることなく利用できるようになりました。 詳細はAuto Scaling group監視メトリックスがEC2の詳細モニタリングと独立して提供されるようになりましたを参照下さい。

AWS Cost and Usage Report Data is Now Easy to Upload Directly into Amazon Redshift and Amazon QuickSight

AWS Cost and Usage Report(CUR)のデータを簡単にAmazon Redshiftに取り込むことが出来るようになりました。また取り込んだデータはAmazon Quicksightですぐに可視化できます。QuickSight活用の良いケースになりますね。ぜひ試したいです。

AWS Trusted Advisor adds three new checks to verify connection redundancy for Direct Connect

AWS Trusted Advisorに、AWS Direct Connectに関する3つのチェック項目が増えました。

  • AWS Direct Connect Connection Redundancy ... Direct Connectのコネクションが1つのみで冗長化されていないリージョンをチェックする。
  • AWS Direct Connect Location Redundancy .... Direct Connectのロケーションが1つのみで冗長化されていないリージョンをチェックする。
  • AWS Direct Connect Virtual Interface Redundancy ... Direct Connectionのコネクションが2つ以下に設定されている仮想プライベートゲートウェイをチェックする。

AWS Trusted Advisorはどんどん機能拡張されて便利になっていますね!

AWS Config Rules is now available in Asia Pacific (Singapore) and Asia Pacific (Sydney)

AWS Config Rulesがap-southeast-1(シンガポール)リージョンとap-southeast-2(シドニー)リージョンで使えるようになりました。これでAWS Config Rulesが使えるリージョンは7つ(ヴァージニア、オレゴン、アイルランド、フランクフルト、東京、シンガポール、シドニー)となりました。

Amazon WorkSpaces now offers hourly pricing for all Amazon WorkSpaces bundles

Amazon WorkSpacesはこれまで月額課金だったのですが、時間課金で利用可能になりました。さらにルートボリューム(Cドライブ)が80GBに拡張されたとのこと。詳しくは【新機能】Amazon WorkSpacesが時間課金で利用できるようになりましたをご覧下さい。

Netflix OSS Spinnaker on the AWS Cloud: Quick Start Reference Deployment

NetflixがAWSを活用していることは有名ですが、そのNetflixが開発したオープンソース・ソフトウェアであるSpinnakerをAWS上にデプロイするためのドキュメントが公開されました。SpinnakerはDevOpsのための継続的デリバリツールであるとのこと。CloudFormationを使って10分でAWS上にSpinnakerを構築できるそうです。詳細は以下ドキュメントを参照ください。

AWS関連ブログ

今週(2016年8月22日〜2016年8月28日)のAWS界隈

AWS Black Belt Online Seminar

8/24(水): [Black Belt Online Seminar] Amazon ElastiCache

Amazon ElastiCache は、AWS クラウドでの分散インメモリキャッシュ環境のセットアップ、管理、およびスケーリング、冗長構成等をを容易に構築することができるサービスです。ElastiCacheの詳しい使用方法について、またMemcacheのフェイルオーバーやAmazon が拡張したRedisの概要等の内部説明、そしてElastiCacheを使用した際の運用面のtipsを交えてご紹介します。

JAWS-UG

8/22(月): JAWS-UG アーキテクチャ専門支部 ハイブリッドクラウド分科会 CDP議論会 #8

※台風9号により中止となりました。

オンプレミスと連携してAWSを利用する場合のアーキテクチャおよびクラウドデザインパターンについて議論しましょう。 しばらくは、Step1として、「まず極限までフルマネージドサービスに移行させてみる。」をテーマに議論していきたいと思います。 今回は、以下のAWSサービスを活用するデザインパターンについて議論します。

8/25(木): JAWS-UG 千葉支部 Vol.6 ~ 一歩進んだクラウドユースケース ~

今回の勉強会では、今注目のサーバーレス界隈の話を中心に、海外事例等も交えながら一歩進んだクラウドユースケースについてご紹介する予定です。 JAWS-UG千葉では常連のAWSJソリューションアーキテクト・西谷さんにもご登壇頂き、ここでしか聞けないようなHOTな話題もお届け出来たらと思っていますので、皆さん楽しみにしていて下さい! JAWS-UG千葉×Wantedlyでココロオドル時間を共有しましょう!!

さいごに

こうやってまとめてみたら、本当にAWSの新機能やアップデートが多いなと感じました。来週も頑張ってまとめようと思います。

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