イクメンを自称して満足するだけでなく日本のサラリーマン全員育休取得すべき

イクメンを自称して満足するだけでなく日本のサラリーマン全員育休取得すべき

5月にめでたく第一子が誕生し、6月に育児休業を取りました。得るものが多すぎる充実した時間でした。ひとりでも多くの人が同じ選択をするべきだと思うよって気持ちをポエムにして投下します。
Clock Icon2018.07.07

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私事ですが、先日第1子が誕生しました。それに伴い1ヶ月少々の育休を頂戴しています。

一般社会では男性の育休はまだまだ珍しいですが、当社だとモバイルアプリサービス部のすずしゅんはじめ、数名が同じタイミングで育休を取得しました…KODAKARA!クラスメソッドはそういう会社です。

おちんぎんファイターとして生きる我々にとって、完全な休業はとても貴重でした。この時間があったことで実現したことがたくさんありますし、何より子供含め家族と向き合うことで今後の生活をよくするためのヒントも見つけられました。なので、この体験を記事にしよう、育休取得者は何ができるのか書こう…としたのですが、前述のすずしゅんがすでに「育児休業取得時、夫ができること」というのをきれいにまとめていて完全にネタかぶりました。つきましては予定を変更し、本稿では「マジで育休最高」というポエムだけ流すことにします。

育児を立体的に楽しむために必要な準備期間

オムツを変え、ミルクをやり、泣き止ませ、お風呂に入れ、抱っこして、掃除と洗濯をする。ーー育休の日々はこの繰り返しに終止しました。実際「こんだけ休みあるならちょっと遊べるっしょww同僚しゅきぴwww」とか思ってたけどマジ普通に無理。生まれたての命は本当に脆弱性の塊で、スタートしたばかりの人生を自ら意外な方向にドライブさせたがるので、目を離すことがとてもできません。

しかし、それに対する我々の負担を減らすべくどうにか工夫することは可能です。その思慮に耽るのが育休期間だったのではとすら思います。

例えば、最初20分近くかかった入浴タイムも、日々の鍛錬のおかげでようやく最近は10分を切るようになってきました。育休で使える時間で繰り返しさまざまなタスクを処理し、そのスピードを上げていくことができます。

もうひとつの工夫は簡単な話で、「日々かかるタスク処理コストをバジェットで圧殺していく」というものです。最近はさまざまなベビーグッズをレンタルできるサービスが充実しているため、私達はそれらを試しながら眠らせる良いグッズ、子供と相性のよいベビーカーの吟味などを行いました。また、私は産休中にスマートスピーカーに関する知識を集め、Amazon Echo経由で部屋の照明、エアコン、テレビ等々を声で制御できるようにもしました。両腕で子供を抱っこしたまま寝室に運び、「Alexa、照明をオン」という具合です。慣れるとメチャ助かる。おれたちは未来に生きている。

それ以外にも本来は週末作業になるであろう家具のレイアウト変更などもバリバリやれました。普段仕事に使っているアタマと時間を家族と家のことにフル稼働できるというのは、本当にぜいたくで充実した時間でした。

生まれたての人間は異様なスピードで成長する

私は立ち会い出産を選び、開発環境(=妻)から子供がデプロイされる瞬間を目撃しました。あの瞬間から今日まで約50日間ずっと、毎日が未知との遭遇みたいな感じです。我らオッサンには昼寝してたら過ぎてしまうような時間ですが、子供はこの期間だけでどんどんヒトとしての能力を高めて成長していくんです。命ヤバい。

  • 視力がどんどん上がっていく
  • 言葉は発しないけれど鳴き声のバリエーションが増える
  • 1日約50gくらいデカくなる
  • 首まわりがメキメキ成長し、うつ伏せで顔を上げることが可能に
  • 目がパッチリ開き、まつ毛もグングン伸びる

これ以外にもいろいろな変化があり、24時間態勢でミクロに見ていくことでしなやかな成長を見られるのは本当に幸せな時間だったと思っています。しかも重要なこととして、自分たちは子供を見れば見るほど日に日に愛着が深まり、我々自身が幸福度もうなぎのぼりでした。しあわせになろうよ。

というかこんなハードなことワンオペじゃ無理

まずはこちらをご覧ください。育休中の我が子のおトイレ履歴です。水色が小、茶色が大とわかりやすくていいですよぴよログさん。

新生児の新陳代謝ほんとうにすごい。気づいたらオムツが濡れてて、コンスタントに尻から何か出てます。これだけ出るということは摂取ももちろんしていて、1日ほぼ休みなく3時間おきにミルクを欲しがるんです。

授乳ならばもちろん母親が起きないといけませんし、男でもやれる粉ミルクにしたって①熱湯を作り②ミルクを測って溶かし③人肌まで冷まし④ゆっくりと子供に飲ませ⑤リバースしないようゲップさせる、までが1ターンです。しかもあげたらすぐ寝るかといえばそうでもなく、泣き止まないときにはその原因究明に時間をかけ…というときも頻繁。24時、27時、30時…うわ空が明るい、と最終回のカミーユ・ビダンみたくなった朝は数多しです。

我々は夫婦ツーマンセルでこれをやってきたわけですが、それでも「ヤバい…」「まじできつい…!」と言い合ってボロボロになった(し、今もたまにそうです)。なので、今の自分からしたら「オレは仕事あるから」と言ってパートナーだけに育児を丸投げできる人はハートが鋼すぎます。悪いこと言わないからワンオペにさせないほうがいい。でないと家庭の大事を迎えるんじゃないかとすら思ってやみません。

男性の育休取得率100%企業があるんですって!

ここまで書き連ねてきましたが、とにかく育休は楽しかった。こんな機会に恵まれた人は1人でも多く時間を取ったほうがいいし、なにより家族のためにも取るべきです。イクメンなんて言葉が流行りましたが、やるならドーンとやるのがいいって!オムツ替えようと装着中のやつ開けた瞬間におしっこ<NEW!>が顔に!みたいな面白エピソードを24時間体制で享受することで、味わえるものが違ってきます。

もちろん、なかなか育休取得に馴染みがなく「うちの会社だとちょっと…」とひるんでしまう方は少なくないでしょう。

安心してください、空いてます(デスクが)!この国にも男性従業員の育休取得率が100%で、国内外各地にオフィスのある企業が求人を大募集中です。クラスメソッドという名前の会社です。

募集職種は、このサイトを日々眺めているようなエンジニアの方はもちろん、営業職やクリエイティブ職も対象です。もちろん働き方だけで会社を決めてしまうのは冒険すぎますし、マッチングが重要視される時代です。今は社名だけ控えておいて、さらに興味を持った方はぜひこちらからどうぞ

私は週明けから業務復帰です。めちゃくちゃ仕事がんばろうと思う。

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