[iOS 11] ついにリリース!まずはiOS 11の特徴を11本の厳選記事で紹介します!
はじめに
ついに本日、日本時間の2017年9月20日午前2時に、iOS 11がリリースされました。これを記念してDevelopers.IOでは、改めてiOS 11とはどのようなOSか、どんな新機能があるのかを徹底的にまとめたいと思います。前回のiOS 10ブログ特集では、初日に100本、その後200本を超えるボリュームで記事を掲載しています。もちろん今年も圧倒的なボリュームで情報を出していきますが、今年はまず、iOS 11の新機能や新APIがどのようなものか、11本の記事に厳選してブログで紹介します!
iOS特集11本の1本目として、この記事ではまず概要をまとめます。
iOS 11で何が変わったの?
今回のバージョンについて、Appleからは「圧倒的な進化をiPhoneに。驚異的な飛躍をiPadに。」というメッセージが発表されています。iOS 11は、特にiPadで大きな進化を遂げており、Dock、ファイルアプリケーション、ドラッグ&ドロップの操作が大幅に便利になりました。ほかにもこのバージョンではARKit、CoreMLという新しいAPIも登場。中でもARに関しては、従来に比べてさらに大きな変化が見られます。iOS 11には利用者だけでなく、開発者にとってもワクワクする機能が満載です。詳細な内容は特集記事を読んでいただければと思います。
- App Store
- 素晴らしいAppやゲームをいつでも見つけやすいように、全面的に新しくデザインされたApp Store
- “Today”タブで、エディターチームによるストーリーや、ハウツーの記事などにより、新しいAppやゲームをより簡単に見つけることが可能
- “ゲーム”タブで、新しいゲームを探したり、ランキングによって今どれぐらい人気があるのかを知ることが可能
- 専用の“App”タブで、おすすめ、ランキング、カテゴリの情報を見ることが可能
- “App”ページにはより多くのビデオプレビューおよび“エディターのおすすめ”バッジが追加され、より簡単にユーザ評価とレビューやApp内課金情報を知ることが可能
- Siri
- より自然で表現力が豊かになった新しいSiriの声
- 英語の単語や語句を中国語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語に翻訳可能(ベータ版)
- Safari、News、メール、メッセージの使用状況に基づいてSiriから提案をする機能
- “メモ” Appと連係して、To-Doリスト、メモ、リマインダーの作成が可能
- 銀行取引用のAppと連係して、口座振替や残高処理が可能
- QRコードの表示が可能なAppと連係が可能
- ヒンディー語および上海語の音声入力を追加
- カメラ
- “ポートレート”モードに、光学手ぶれ補正、HDR、True Toneフラッシュの対応を追加
- 新しいHEIFおよびHEVCフォーマットにより、写真とビデオのファイルサイズをほぼ半分に削減
- より自然な肌のトーンになるように再設計された新しい9つのフィルタ
- QRコードを自動的に認識してスキャンすることが可能
- 写真
- Live Photosに“ループ”、“バウンス”、“長時間露光”のエフェクトを追加
- Live Photosで、音を消したり、トリミングしたり、キー写真を選んだりすることが可能
- “メモリームービー”はコンテンツを縦向きおよび横向きに自動的に適応
- ペット、赤ちゃん、ウェディング、スポーツイベントなどの十数個以上の新しいメモリーが追加
- “ピープル”アルバムはより正確になり、またiCloudフォトライブラリによりデバイス間で常に同期させることが可能
- アニメーションGIFに対応
- マップ
- 主要な空港およびショッピングセンターの屋内地図に対応
- ターンバイターン経路で、車線案内および制限速度情報に対応
- ダブルタップおよびスワイプにより、片手でズームが可能
- デバイスを動かしてFlyoverを操作することが可能
- 運転中の通知を停止
- 運転中であることを認識して自動的に通知を停止し、iPhoneの画面を暗くして音が鳴らないようにする機能を追加
- 運転中であることを、知らせたい連絡先にのみ自動的にiMessageで伝えることができる機能を追加
- iPad用の新機能
- 新しいDockは、よく使う項目や最近使った項目にどの画面からでもアクセス可能になり、現在使用中のAppの前面に表示することも可能
- Dockは自動的にサイズ変更し、よく使うAppをすべて追加することが可能
- 最近使った項目およびContinuityのAppはDockの右側に表示
- 拡張されたSlide OverとSplit View
- Dockから簡単にAppをSlide OverやSplit Viewに開くことが可能
- Slide OverとバックグラウンドAppの同時作動に対応
- Slide OverおよびSplit Viewに開いたAppを画面の左側に配置することが可能
- ドラッグ&ドロップ
- iPad上でテキスト、写真、ファイルをApp間で移動可能
- Multi-Touchで複数の項目を一度に移動可能
- スプリングローディングでコンテンツをApp間で移動可能
- マークアップ
- 書類、PDF、Webページ、写真などの間でマークアップを使用可能
- インスタントマークアップ – Apple Pencilを注釈を入れたいところに置くだけで書き始めることが可能
- PDFを作成し、プリント可能なものすべてにマークアップすることが可能
- メモ
- Apple Pencilでロック画面をタップして素早く新規メモを作成可能
- Apple Pencilをメモの本文のどこかに置くだけでインライン描画を始めることが可能
- 手書き文字の検索が可能(英語と中国語のみ)
- ドキュメントスキャナ機能は書類の傾きを自動補正し、イメージフィルタを使用して影を削除
- 情報を整理して表示できるように表機能に対応
- 重要なメモをリストの一番上にピンで固定することが可能
- ファイル
- ファイルをブラウズ、検索、整理するためのまったく新しい“ファイル” Appを追加
- iCloud Driveおよび他社製のクラウドストレージサービスと連係が可能
- “最近使った項目”タブで、Appやクラウドサービス間を通して最近使用したファイルを見ることが可能
- フォルダの作成や、名前、日時、サイズ、タグでファイルの並べ替えが可能
- QuickType
- iPadで、キーを下にフリックして数字、記号、句読点を入力することが可能
- iPhoneで、片手用キーボードに対応
- アルメニア語、アゼルバイジャン語、ベラルーシ語、ジョージア語、アイルランド語、カンナダ語、マラヤーラム語、マオリ語、オリヤー語、スワヒリ語、ウェールズ語のキーボードを追加
- 10キー拼音キーボードでの英語入力に対応
- 日本語ローマ字キーボードでの英語入力に対応
- HomeKit
- AirPlay 2スピーカー、スプリンクラー、蛇口を含む、新しいアクセサリタイプに対応
- 人の検知、時間、アクセサリに基づいた作動機能を拡張
- QRコードおよびタップしてアクセサリをペアリングする設定に対応
- 拡張現実(AR)
- App StoreのAppが使用可能なAR技術により、現実の風景上に仮想的なコンテンツを重ねて、インタラクティブなゲーム、夢中になるようなショッピング体験、工業デザインなどを開発可能
- 機械学習
- App StoreのAppが使用可能な機械学習技術により、高パフォーマンスおよびユーザのプライバシー保護のために、デバイス上で処理された機械学習データを用いたインテリジェント機能を提供することが可能
- その他の機能および改善
- コントロールセンターのデザインが変わり、すべてのコントロールを1つのページに収めることが可能
- アクセシビリティ、アクセスガイド、拡大鏡、テキストサイズ、画面収録、Walletを含む、コントロールセンター用のカスタムコントロール
- Apple Musicで友達とミュージックを見つけられます。 プロフィールを作成して、友達とプレイリストやよく聴くミュージックを共有可能
- Apple Newsに、あなた向けにカスタマイズされたTop Stories、Siriからの提案、“Today”に表示される今日のベストビデオ、エディターが選んだ重要な記事が表示される新しい“Spotlight”タブなどの機能が追加
- “クイックスタート”の自動設定機能により、Apple IDを使用してiCloud、キーチェーン
- iTunes、App Store、iMessage、FaceTimeにサインインが可能
- “クイックスタート”の自動設定機能により、言語、地域、ネットワーク、キーボード、利用頻度の高い場所、Siriへの話しかけ方、ホームおよびヘルスケアデータを含む、デバイス設定を復元可能
- Wi-Fiネットワークへのアクセスを簡単に共有可能
- ストレージ最適化の通知、および、“設定”で“写真”や“メッセージ”などAppの使用容量を減らすことが可能
- 緊急SOS機能により、現在地の位置情報に基づいて救急サービスに通話し、また、緊急連絡先へ自動的に通知を送信、現在地の位置情報を共有、およびメディカルIDを表示することが可能
- FaceTimeで、相手のMacまたはiPhoneのカメラからLive Photosを撮影することが可能
- SpotlightおよびSafariで簡単にフライト状況を確認可能
- Safariで辞書引き、単位換算、計算に対応
- ロシア語-英語の二言語辞典を追加
- ポルトガル語-英語の二言語辞典を追加
- 新しいアラビア語のシステムフォントに対応
- アクセシビリティ
- VoiceOverがイメージの説明に対応
- VoiceOverがPDFの表とリストに対応
- “Siriにタイプ入力”が基本的な検索クエリーに対応
- ビデオの音声および点字キャプションに対応
- Dynamic Type機能により、テキストおよびAppのUIの文字サイズを大きくすることが可能
- “色を反転”を再設計し、メディアコンテンツの見やすさを改善
- “選択項目の読み上げ”および“画面の読み上げ”での強調表示色の改善
- スイッチコントロールのタイプ入力で、単語全体を一度にスキャンおよびタイプ可能
- iOS 11は64ビットApp用にパフォーマンスが最適化されています。32ビットAppをこのバージョン
- iOSで動作させるにはデベロッパによるアップデートが必要になります。
- 一部の機能は、デバイスや国や地域によっては利用できないことがあります。詳しくは次のWebサイトを参照してください: https://www.apple.com/jp/ios/feature-availability および https://www.apple.com/jp/ios/whats-new
- このアップデートのセキュリティコンテンツについては、次のWebサイトをご覧ください: https://support.apple.com/ja-jp/HT201222
iOS 11の対象機種
iPhone/iPad/iPodでのiOS 11対象端末は以下になります。
- iPhone
- iPhone 5s
- iPhone SE
- iPhone 6
- iPhone 6 Plus
- iPhone 6s
- iPhone 6s Plus
- iPhone 7
- iPhone 7 Plus
- iPhone 8
- iPhone 8 Plus
- iPhone X
- iPad
- iPad Air
- iPad Air 2
- iPad - 第5世代
- iPad mini 2
- iPad mini 3
- iPad mini 4
- 9.7インチiPad Pro
- 10.5インチiPad Pro
- 12.9インチiPad Pro
- 12.9インチiPad Pro 2
- iPod
- iPod Touch - 第6世代
App Store
あなたの毎日に欠かせない新しいアプリケーションやゲームが見つかりやすいように、App Storeを一から作り直しました。エキスパートによるデイリーストーリー、専用の「ゲーム」タブ、あらゆるアプリケーションのリストなど、様々なものが表示されます。これはアプリケーションの誕生以来、App Storeに起こった最大の出来事です。
上記のとおり、App Storeが刷新されました。iOS 10までは「おすすめ」「カテゴリ」「ランキング」「検索」「アップデート」のタブがありましたが、11から「Today」「ゲーム」「App」「アップデート」「検索」に変更されています。それぞれのタブの説明をしていきます。
Today
Todayタブでは、今日のAppやゲームといった情報や、とっておきのニュースがある時などをApp Storeのエディターが紹介してくれるそうです。
ゲーム
iOSアプリのゲーム比率が高いため、専用の場所ができました。ランキングも専用のものが用意されており、ゲームに特化した情報を見ることができます。
App
ゲームとAppが分かれたことにより、毎日使うアプリを見つけやすくなりました。ランキングにもゲームが混ざらないので、Appとしてどのようなアプリが人気があるのかがわかります。
こちらがAppの無料ランキングになります。今まではゲームもランキングに入っていましたがAppのみのランキングとなりました。
アップデート
こちらは今までと大きな変化はありません。今回からアップデート情報が2行になっています。
検索
検索も大きな変更はなく、トレンド検索の表示件数が10件から6件になっています。
コントロールセンター
コントロールセンターはデザインが一新され、カスタマイズもできるようになりました。3D Touchを利用することで、さらに細かい操作を行うことも可能です。
iOS 11のコントロールセンター
設定 >> コントロールセンター >> コントロールをカスタマイズ
「コントロールを追加」から、表示する機能を追加・削除することが可能です。
すべて追加した場合
カメラアプリ
ついにカメラアプリで、QRコードを読み取れるようになりました!実は私の中でこれが一番うれしい機能だったりします。読み取りはカメラアプリを起動するだけで、画面にQRコードが写り込んで認識されれば自動的に読み取られ、画面上部にポップアップが表示されます。そこをタップすると対象のURLへ遷移します。
カメラアプリからQRコードの読み取り
ファイルアプリケーション
ファイルアプリケーションは、iPadの機能と思われがちですが、iOS 11で追加された機能としてiPhoneでも利用することができます。ファイルアプリケーションでは、タグを使って、さまざまなクラウドプロバイダとアプリケーションに保存されているファイルを整理できたり、お気に入りのフォルダを「ブラウズ」表示のサイドバーに固定することで、もっともよく使うフォルダに素早くアクセスできるようになったりします。また、リンクを共有するとiCloud Driveに保存されているファイルへアクセス権を他の人に与えることができたりもします。
ファイルアプリケーションの特集記事は「[iOS 11] 新アプリ「ファイル」はDropboxでも使える?各ストレージ試してみた」で公開されています。
デザイン
上述のとおり, App Storeやコントロールセンターなど、大幅にUIが刷新されていますが、iOS 11ではアイコンや電卓アプリ、キーボードなどのUIも変更されています。iOS 10の時にApple MusicのUIが大幅に変更され、タイトルが大きくボールドになりましたが、電話やメールアプリなどもこのUIが踏襲されています。
iOS 11のデザインの特集記事は「[iOS 11] App Storeからボタンまで!新バージョンのデザイン変更点をおさらいする」で公開されています。
APIに関する注目すべき6つの変化
iOS 11ではARKitとCore MLという、まったく新しいAPIが登場しました。
ARKit
ARKitは、iOS 11にインストールされており、A9プロセッサまたは、A10プロセッサを搭載したiPhone / iPadに対応しています。ARKitでは、カメラビューのシーンを分析して水平面を検出したり、カメラセンサーでシーン内の光量を推定して的確な照明を仮想オブジェクトに適用したりできます。
ARKitの特集記事は「[iOS 11] ARKitでソファー設置からあの子の身長測定まで色々やってみた」で公開されています。
Core ML
予測・判断に必要なデータを「学習モデル」として取り込むことができます。Core MLは単体で動作するものではなく、学習モデルは、CaffeやKeras、Scikit-learnといったツールと組み合わせて動作します。モデルに基づいて与えられたデータからプログラムが予測・判断し、その結果をアプリに伝える枠組みを指します。
Core MLの特集記事は「[iOS 11] Core MLで焼き鳥を機械学習させてみた」で公開されています。
Vison
iOS 11で追加された Vision.Framework では、CoreMLを利用した画像解析を、一貫性のあるインターフェイスで簡単にアプリに組み込むことができます。Vision.Frameworkには、顔追跡・検出・ランドマーク、テキスト検出、矩形検出、バーコード検出、オブジェクト追跡など各種の機能が提供されています。
Visionの特集記事は「[iOS 11] 画像解析フレームワークVisionで顔認識を試した結果」で公開されています。
PDFKit
macOSでは10.4 Tigerから存在していたPDFKitが、iOSでも11から追加されました。PDFKitの登場前はWebViewなどで、PDFを表示していましたが、細かい制御などはできませんでした。今回追加されたPDFKitは高レベルなFrameworkで、表示だけではなくて色々な制御することができます。
PDFKitの特集記事は「[iOS 11] PDFKit入門」で公開されています。
MusicKit
MusicKitも、iOS 11から新しく追加されました。このAPIを利用することで、アプリやゲームからApple Musicまたはローカルの音楽ライブラリの曲を再生したり、Apple Musicの曲をライブラリに追加したり、Apple Musicのメンバーではないユーザーに対してApple Musicのトライアルへ誘導したりすることができます。MusicKitは単体のフレームワークではないため、APIだけならWebでも利用することが可能です。
MusicKitの特集記事は「[iOS 11] Apple Music APIを使用してアルバム検索アプリを作る」で公開されています。
SiriKit
SiriKitはiOS 10で初めて導入され、サードパーティの開発者に、Siri音声コマンドを統合して対応できるようにAppsを拡張する6つの方法を提供しました。iOS 10では、「Audio or video calling」「Messaging」「Payments」「Searching photos」「Workouts」「Ride booking」が提供され、iOS 10.3では、「 Extended Payments support」「Scheduling with Ride Booking apps」「checking Car Fuel Level (for CarPlay support)」が追加されました。iOS 11では、「Visual Codes」 「Lists and Notes」の2つの方法が追加されました。
SiriKitの特集記事は「[iOS 11] Siri とアプリをつなげる!SiriKit を使った Voice User Interface 開発のまとめ 」で公開されています。
XcodeとSwiftにも変化が
iOS 11以外にもXcodeやSwiftもバージョンアップしてます。
Xcode 9
Xcode 9で一番の大きな変更としては、大幅なパフォーマンス向上です。パフォーマンス向上のために全て書き直され、今までのエディタの問題となっていたパフォーマンスが大幅に向上しています。WWDCのセッションによると、ファイルオープンが3倍、スクロールは60FPS、特定の行にジャンプする機能は50倍速くなりました。
Xcode 9の特集記事は「[Xcode 9] Xcode 9の新機能まとめ」で公開されています。
Swift 4
Swiftも3から4になることで、色々と変更点があります。Swift 4はXcode 9から利用できるようになりました。文字列操作がしやすくなっていたり、辞書(Dictionary)の強化や、プロトコル指定ができるようになったりしており、非常に便利になっています。
Swift 4の特集記事は「[iOS 11] Swift 4は前バージョンから何が変わったか比較した」で公開されています。
iOS 11特集ページについて
この記事ではiOS 11の概要、基本的な新機能、APIの代表的な部分を抜粋して紹介しました。従来に比べると大幅なアップデートはないですが、iOS 11には新機能以外にARKitやCore MLなど新しいAPIが提供されています。リリース当日である本日9月20日は、この記事を含む11本の厳選記事で詳しくお伝えし、以降も随時記事の追加を行っていく予定です!ぜひiPhoneユーザー、iOSアプリ開発者の方はご覧いただければと思います。
参考リンク
- https://www.apple.com/jp/ios/ios-11/
- https://developer.apple.com/ios/
- https://developer.apple.com/arkit/
- https://developer.apple.com/machine-learning/
- https://developer.apple.com/musickit/
- https://developer.apple.com/machine-learning/
- https://dev.classmethod.jp/smartphone/ios-11-arkit/
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