JAWS-UG CDK支部で「SSMパラメーターストアでクロススタック参照の罠を回避する」というタイトルで登壇しました #jawsug #jawsug_cdk
こんにちは。CX事業本部Delivery部のきんじょーです。
先日のJAWS-UG CDK支部で「SSMパラメーターストアでクロススタック参照の罠を回避する」というタイトルで発表させていただきました。
スライド
ざっくりとした内容
CDKでスタック間のリソース参照をする方法として、Props渡しのクロススタック参照が多く使われています。
クロススタック参照で参照される側のリソースを更新する場合、一時的にクロススタック参照を剥がす必要があります。これは、本番稼働しているインフラでは辛い運用を強いられることになります。 そのため、クロススタック参照を使用する場合、スタック間の参照方向や、スタックに含めるリソースのライフサイクル(=更新頻度)を考慮してスタック分割をする必要があります。
しかし、Props渡しのクロススタック参照では、一部のリソース(API GatewayとLambdaやSQSとSNS等)で、CDKレイヤーでの参照の向きと、CloudFormationレイヤーでの参照向きが逆転します。
そのため、スタック間の参照方向を制御するのが困難になるケースがあります。
そこで、クロススタック参照の強い制約に縛られることがなく、柔軟に参照方向を整理できる方法として、SSMパラメーターストアをご紹介しました。
そして、何より大切お伝えしたかったのは、「CDKでは不必要にスタックを分割せずに、スタック間のパラメーター参照自体を減らしましょう。」ということでした。
所感
今回のテーマは新春隠し芸大会でした。
スタック間参照にSSMパラメータストアを使う方法は、割とメジャーではありますが、Props渡しの参照が入れ替わる件は隠された罠だと感じていたので、このテーマで発表しました。
見ていただいた方の中で、気付かぬうちにリソースが更新できなくなっている罠にハマる人が一人でも減ると、この発表をして良かったなと思います。
昨年6月に立ち上がったJAWS-UG CDK支部、いつも楽しく参加していましたが、この度発表者側として参加ができ、その後の懇親会でCDK好きの方々と話ができてとても楽しかったです。
これからもブログや登壇でCDK界隈を盛り上げいきたいです!
以上。CX事業本部Delivery部のきんじょーでした。