【JAWS】JAWS-UG北陸 出張勉強会 in 上越を開催しました

2014.02.09

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はじめに

こんにちは植木和樹です。2月8日に私の地元新潟県上越市で、上越では初となるAWS勉強会を開催しました。本日はそのレポートとなります。

2月8日 Japan AWS User Group (JAWS-UG) Hokuriku(上越)勉強会 第5.1回(新潟県)

プログラム

  • はじめてのAWS(クラスメソッド 植木和樹)
  • AWS導入事例紹介(クラスメソッド 植木和樹)
  • AWSを運用保守するということ(cloudpack 吉田真吾さん)
  • WordPress や Chef Server を簡単に立ち上げることができる網元、および陣形の紹介(株式会社デジタルキューブ 岡本渉さん)

はじめてのAWS/AWS導入事例紹介

上越でのAWS勉強会は初めてということで、AWSとはなにか?コストは?セキュリティは?といったAWSを初めて使う際に多くの人が気になる点についてご紹介しました。

参考URL

■【AWS】非エンジニアのための初めてのAmazon Web Services 資料をまとめてみた | Developers.IO

発表スライド

休憩を挟んだ第2部ではクラスメソッドでの導入事例をご紹介し、AWSを利用することによるメリット(柔軟性)などを説明しました。(※発表スライドは現地に参加していただいた方限定ということで非公開とさせていただいております)

約2時間でAWSの紹介、利用料金、セキュリティ、導入事例をご紹介するということで、正直かなり急ぎ足な説明となってしまいました。

参加者には営業・企画系の方が3名いて「技術者用語が難しい・・・」との感想をいただきました(気をつけたつもりではいたのですが)。次回は反省をいかして1時間たっぷり使って、エンジニア用語をなるべく使わずにより分かりやすくAWSをご紹介する資料を準備できればと思います。

AWSを運用保守するということ(cloudpack 吉田真吾さん)

cloudpackの吉田さんからはAWSの運用保守に関してお話していただきました。当日の大雪のため交通機関のマヒが懸念され、残念ながら新潟にきていただくことができず、Googleハングアウトを使ってのリモートプレゼンとなりました。

当時発表いただいたスライドは、上記スライドのサブセット+α のようです。cloudpackで行っているEC2障害時の対応フローについては下記ページで参照できます。

■ EC2の障害復旧フロー - cloudpack(クラウドパック)Amazon EC2などクラウドの導入設計、運用・保守サービス

WordPress や Chef Server を簡単に立ち上げることができる網元、および陣形の紹介(株式会社デジタルキューブ 岡本渉さん)

デジタルキューブの岡本さんからは超高速WordPress AMI「網元」と、そのAMIを用いてEC2、RDS、AutoScalingをワンクリックで構築できるCloudFormation「陣形」をご紹介いただきました。

■ AWS + Nginx + WordPress | 超高速 WordPress AMI 網元

チューニング済みのため最小のt1.microでも月20万PVくらいはさばけるそうです。最初に7千円ほどで t1.micro の重度リザーブドインスタンスを購入すれば、月々千円未満でWordPressがホストできるという安さです。(t1.microなら網元AMIの使用料は無料)

■ AWS CloudFormation for WordPress | 「陣形」 JIN-KEI | WordPressのAWS環境構築を助太刀したす

「陣形」はAWSの構成によって名前がついているのですが、その名前が一々おもしろい。

  • ELB + 単一 EC2 ・・・ OKEHAZAMA !!
  • ELB + 単一 EC2 + RDS ・・・ KAWANAKAJIMA !!
  • ELB + AutoScale EC2 + RDS ・・・ NAGASHINO !!

また岡本さんはJAWS-UG-NGのコアメンバーでもあり、新潟市・長岡市の勉強会の状況などについても色々教えていただきました。JAWS-UG-NGは「NDS(長岡 IT開発者 勉強会)」の1部会のような扱いだそうで、NDSは2014年2月現在 35回(!)を数える長く続いている勉強会です。

まとめ

当日参加者は11名となり、当初予定していた定員10名を上回る方に参加していただくことができました。本当にありがとうございます。

しかし、今後の活動に向けていくつかの課題も明らかになったと感じています。

  • 今後のターゲットをどうするのか?(経営者?技術者?学生?)
  • 地方の勉強会は定期的な開催が重要(不定期でいつやっているか分からないと人が集まらない)
  • 主催者の持ち回り
  • 開催場所(駅から近く、10名程度が入り、ネットワークが使える場所)
  • 告知方法(ネットだけじゃダメ、上越タイムスや新潟日報にもだしてみる?)

決して100点満点ではない勉強会だったとは思いますが、懇親会の最中にふと耳にした「意外とおもしろかったね」という言葉が個人的に一番印象に残っています。同じ興味を持った人達が集まり情報交換ができる場として、今後も上越での勉強会は続けていこうと思います。今回参加いただいた方、また都合がつかず今回参加できなかった方も次回以降ぜひ参加&発表していただければと思います。