[速報] スマホを持っていなくても自動で商品の読み取りや決済をしてくれる Just Walk Out technology by Amazon のご紹介 #reInvent
ラスベガスから現地参加しております CX 事業本部の me です。
11/29 火曜日の Adam Selipsky の Keynote で Just Walk Out technology by Amazon が紹介されたのでどういったものなのかをまとめてみました。
Just Walk Out Technology by Amazon とは
買い物を終えてレジに並ぶ時、一度はこう思ったことがあるのではないでしょうか?「このまま外に出るだけで会計ができたらいいのに・・・」
Just Walk Out technology by Amazon は以下の3つの方法のいづれかを利用してユーザーを識別し、退店時に自動で決済を完了してくれるサービスです。
- (1)手のひらで決済する非接触型 ID サービス Amazon One
- (2)クレジットカードやデビットカード
- (3)小売店ブランドのアプリを使ったアプリエントリー
ユーザーは上記いづれかの方法で入店時に ID を提供します。あとはそのまま商品をバッグに入れてゲートから退店するだけです。カートの情報は自動で更新されるため退店時に商品を読み込む必要もありません。
以下の動画から実際に Just Walk Out Technology by Amazon を導入した店舗の様子を見ることができます。
Amazon One
Amazon One は手のひらの線、隆起、静脈パターンの組み合わせを使用してその人独自の手のひら署名を作成する高速で非接触型の ID サービスです。Amazon One と Just Walk Out technology を組み合わせて使うことでシームレスで 100%非接触型の買い物フローの実現が可能になります。
顔認識や指紋認識などの他の ID ソリューションとは異なり、ユーザーはいつ、どのように自分を識別するかを選択することができます。手のひら情報を登録したあとは 100%いかなる表面にも接触せずに利用することができます。
また、手のひらの静脈のパターンは外部からは見えないためハッキングのリスクも低くなります。手のひらのバイオメトリクスには一意のプライバシー情報が含まれるため共有、盗難、紛失することがありません。
すでに数万人のユーザーが Amazon One に登録しており、ユーザーは一度登録すれば Amazon One が利用可能ないあらゆる場所で手のひらを使って入店、本人確認、商品購入の決済を行うことができます。
参考:Simplify consumer experiences using Amazon One
店舗側の変化
例えば、ホテル、フィットネスセンター、金融機関で Amazon One を利用することで会員証、カード、PIN、パスコードを使わずに、入退室管理、会員認証、ゲストのチェックイン、取引などを手間なく行えるようになります。
また、自動で決済が完了するため、店舗スタッフは商品を読み込んだり会計をしていた時間を顧客サービスに費やすことができるようになります。
以上、簡潔ではありますがJust Walk Out technology by Amazonについてラスベガスからご紹介しました。新しい関連情報が見つかり次第記事を更新していこうと思います。