AMIを利用して、EC2 Windowsを作成するとパスワードが取得できない、解決方法は?

AMIを利用して、EC2 Windowsを作成した時、パスワードを取得できない場合の解決方法を整理してみました。
2022.11.26

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こんにちは、クラスメソッドのキム・ジェウク(Kim Jaewook)です。

今回は、AMIを利用して、EC2 Windowsを作成した時、パスワードを取得できない場合の解決方法を整理してみました。

※ Windows Server 2016 以上のバージョンでテストを実施しました。

エラー発生

AMIを利用して、EC2 Windowsを作成してパスワードを取得しようとすると、イメージの通りエラーが表示されます。

取得したAMIでインスタンスを作成すると、初期パスワードは取得できないため、Sysprepを利用してAMIを作成する必要があります。

Sysprepを利用して解決

EC2に接続した後「Amazon EC2 Launch settings」を実行します。

Amazon EC2 Launch settingsで「Random(retrieve from console)」を選択し「Shutdown with Sysprep」をクリックします。

「はい」をクリックします。

そして「Shutdown_with_Sysprep」が実行され、完了されたらEC2 Windowsが停止されます。

停止されたEC2インスタンスを選択し「イメージを作成」をクリックします。

今回は、テスト用ですので、デフォルトのまま「イメージを作成」をクリックします。

※ AMIの名前は「test-ami」を設定しています。

作成したイメージを利用して、EC2インスタンスを作成します。

再度「パスワードを取得」をクリックしてみると、問題なくパスワードを取得できます。

このパスワードを利用して、EC2 Windowsに接続できます。

※ 取得したパスワードは初期パスワードになります。

Adminのパスワードを変更

キーペア、Sysprepを利用せずに、EC2 Windowsに接続する方法もあります。

初期パスワードを変更した場合、戻した時点のパスワードを利用して、接続することも可能です。

もし、パスワードを忘れた場合は、

net user Administrator "新しいパスワードを入力"

上記のコマンドで、Adminのパスワードを変更します。

AdminのパスワードはSSMを通じて、変更できます。

このように変更したパスワードを利用して、Windows内部に接続することができます。