iOSアプリのリリース作業をChatGPTに手伝ってもらいました

2023.02.21

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ふと、作りたいアプリを思いついたのでリリースすることにしました。

イメージを形にしてアプリとして機能するところまではスムーズに行ったのですが、いざアプリをApp Storeでリリースするとなると、アプリ名を決めたり、紹介文やサブタイトルやアプリアイコンを考えたりという大変な作業が最後にのし掛かってきます。

今回の目的は思いついたアプリをリリースすることだったので、リリース作業が障壁になってリリースを諦めることにならないように噂のChatGPTに手伝ってもらうことにしました。

はじめに

今回でいうリリース作業とは、iOSアプリをApp Storeでリリースする為のApp Store Connect上で行う作業を指しています。

今回ChatGPTに手伝ってもらったのは下記の4つになります。

  • アプリ名を考えてもらう
  • アプリアイコンのアイデアを考えてもらう
  • アプリのサブタイトルを考えてもらう
  • アプリの紹介文を考えてもらう

作ったアプリ

保存されて当たり前の「メモ」ですが、逆に消えたりすると面白いのでは?ということで、時間がきたらメモが自動で消えてしまうメモ帳アプリを作成しました。

とてもシンプルなメモアプリで機能としては3つになります。

  • メモが自動削除される
  • メモの有効期限を変更出来る
  • メモを保存出来る

アプリ名を考えてもらう

元々は、日本名は「消えるメモ」、英語名は「TempNotes」というタイトルで作成していたのですが、いざApp Store Connect上でアプリ名を「消えるメモ」として設定するとこの名前はすでに使用されている為、使用出来ませんとエラーが出てしまいました。(App Store上で検索かけても同名のアプリは見当たらなかったのですが、、)

英語名は決まっていたので、それを元にChatGPTに日本語のアプリ名を考えてもらいました。

ChatGPTの回答

「仮メモ(Karimemo)」という名前が良いと思います。 「仮」は「一時的な」という意味があり、メモが仮のものであることを表現しています。

とても素晴らしいアプリ名をいただきました。呼び心地も良く、まさにこのアプリにぴったりな名前ではないでしょうか。

また、「カリカリ書く」という日本語の擬音語にもかけているため、使い勝手の良さを強調しています。

この「カリカリ書く」という意味付けもしていただき、とても感謝です。この「仮メモ」というアプリ名を採用させていただきました。

アプリアイコンのアイデアを考えてもらう

いくつか自分でアイデアを形にしても腑に落ちるアイコンが出来なかった為、アプリアイコンのイメージもChatGPTに考えてもらいました。

ChatGPTの回答

いただいたアイデアから2つを採用しました。

  • 消えかけた文字やフェードアウトした色彩を使ったデザイン
  • 時計やアラームなど、「時間」を表現するアイテムを使ったデザイン

根本的なデザインセンスはさておき、時間によってメモが何らかの状態になりそうな感じはアイコンで表現出来るようになったのではないでしょうか。

付箋や紙片など、「一時的に使われるもの」というイメージを表現するアイテムを使ったデザイン

今まさにこの文章を書きながら、破れたメモパッドの紙片のようなデザインにすると、もう少し一時的なメモ感は出せそうと感じたのでいつか更新したいと思います。

アプリのサブタイトルを考えてもらう

ここまでくるとChatGPTとの信頼感が増したのでサブタイトルを提案してもらいました。

ChatGPTの回答

提案していただいた内容も悪いわけではないですが、個人的に「自動削除」という文言を含んでほしかったので改めて提案してもらいました。

一時的なメモでスッキリ!自動削除アプリ

このアイデアをいただき、「一時的なメモでスッキリ!自動削除メモアプリ」のサブタイトルに決定しました。

アプリの紹介文を考えてもらう

あとは、紹介文さえ決まればアプリを審査に提出できるのでChatGPTに提案してもらいます。

ChatGPTの回答

「不要なメモが溜まってしまう心配もなくなる」という文言は入れて欲しいと感じたので、要望してみました。

イメージに近い紹介文にはなってきました。最終的にこちらを自分なりに添削してみました。

仮メモは、すばやく手軽にメモを取ることができ、時間が経つと自動で消えてくれるメモアプリです。

忙しい日々の中で、思いついたアイデアややらなければいけないことを書き留めるのに、紙とペンを用意するのは面倒くさいですよね。

そんなときは、仮メモを使ってみませんか?

メモは自動的に保存され、必要に応じて後で整理することができます。 また、メモには「自動削除機能」があり、不要なメモが溜まってしまう心配もありません。

仮メモは、忙しい現代人の思考を手軽に記録し、整理するための最適なアプリです。

まとめ

  • とても良いアプリ名を提案してもらえた
  • ChatGPTに相談し、提案してもらうことで改めて考えを整理できた
  • 一人では腰が重かった作業もChatGPTのおかげで容易になった

おわりに

今回、実験的にChatGPTにリリース作業を手伝ってもらい、アプリを審査に提出しましたが無事通過しリリースされました。

App Store - 仮メモ

次回は、「0からアプリリリースまでをChatGPTに手伝ってもらってみた」というタイトルでアプリのアイデア出しから実装から何から何までお願いしてみてリリースに辿り着けるか挑戦してみるのも面白いかなとか思ったりしました。