
Kiro IDE 1.0 にアップデートしたら旧セッションの移行が必要だったので移行してみた
いわさです。
Kiro はスペック駆動開発を特徴とするエージェント型 IDE です。
先日 IDE 1.0 がリリースされ、Agent Focus Mode やパーミッションシステム、カスタムエージェントなどの機能が追加されました。
1.0 を使い始めたところ、0.x 時代のセッション履歴が最初表示されませんでした。
しばらく待つと表示されるようになったのですが、移行バナーと「Migrate」ボタンが表示されていました。
公式ドキュメントの「What's new in IDE 1.0」にもセッションやフックについて個別に移行が必要である旨が記載されています。
「移行って大変なのかな?」と思ったので、実際に試してみました。
IDE 1.0 で何が変わったのか
IDE 1.0 ではいくつかの内部形式が変更されています。公式ドキュメントによると、移行が必要なものは以下の 2 つです。
| 対象 | 変更内容 |
|---|---|
| セッション | 保存形式が変更。旧セッションは個別に移行が必要 |
| フック | .kiro.hook 形式から .kiro/hooks/*.json の構造化フォーマットに変更 |
なお、ステアリングファイル(.kiro/steering/)や MCP サーバーの設定、Power の設定などは変更なくそのまま引き継がれました。
前回の記事のとおり、これらの再設定は不要です。
セッション一覧画面の変化
1.0 にアップデートした直後、セッション一覧を開いても旧セッションは表示されませんでした。

最初「セッション消えた?」と焦りましたが、数秒ほど待つと表示されるようになります。
しばらく待つと、画面上部にバナーが表示され、旧セッションが「Migrate」ボタン付きで一覧に現れます。
We changed how sessions are stored. Sessions from the previous version need to be migrated to be accessible.
私の画面だと Migrate ラベルがついているセッションとついていないセッションがあると思います。
- 上部:1.0 以降に作成した新しいセッション(通常どおり開ける)
- 下部:0.x 時代の旧セッション(「Migrate」ラベルが付いている)
旧セッションはタイトルと日時は表示されています。

移行してみた
移行操作は非常にシンプルです。
- 移行したいセッションの「Migrate」ボタンをクリック
- 移行が完了し、通常のセッションとして一覧に表示される
- セッションを開くと過去の会話履歴がそのまま閲覧できる

一括移行のボタンは見当たらなかったので、各セッションを個別にクリックして移行する形です。
とはいえワンクリックで完了し、待ち時間やエラーもなかったので手間はまったくないです。ラベル表示されてるだけです。
移行後はセッション一覧から Migrate ボタンが消え、通常のセッションとして並びます。

すべてのセッションを移行する必要もなく、見返したいものだけ移行すれば十分だと思います。不要な旧セッションはそのまま放置しておいても問題なさそうです。
フックの移行について
セッション以外に、フックも形式が変更されています。
0.x では .kiro.hook 拡張子のファイルでフックを定義していましたが、1.0 では .kiro/hooks/ ディレクトリ配下に JSON ファイルとして配置する形式に変わっています。
{
"version": "v1",
"hooks": [
{
"name": "Lint on Save",
"trigger": "PostFileSave",
"matcher": "\\.(ts|js)$",
"action": {
"type": "command",
"command": "npm run lint"
}
}
]
}
こちらは自動移行の仕組みは見当たらなかったため、手動で新しい形式に書き直す必要があります。
ただし、フックの UI 自体も刷新されており、自然言語で「こういうフックを作って」と伝えるだけでエージェントが JSON ファイルを生成してくれるので、一から書く必要はありません。
さいごに
本日は Kiro IDE 1.0 へのアップデート時に必要な移行について確認してみました。
セッション移行はワンクリックで完了するので心配不要です。フックは形式が変わっているため書き直しが必要ですが、エージェントに自然言語で依頼すれば作ってもらえます。
0.x から 1.0 にアップデートして「あれ、前のセッションどこいった?」となった方は、少し待つとセッション一覧に Migrate ボタン付きで表示されるので試してみてください。








