[アップデート] Kiro IDE の Powers が Agent Plugins 仕様に対応し、他ツール向けプラグインをそのままインストールできるようになりました

[アップデート] Kiro IDE の Powers が Agent Plugins 仕様に対応し、他ツール向けプラグインをそのままインストールできるようになりました

Kiro IDE が Agent Plugins 1.0.0 仕様に対応しました。これまで独自フォーマットでしか使えなかった Powers が、Claude Code や Cursor などと共通の仕様で利用できるようになったので、実際にインストールして試してみました。
2026.08.08

いわさです。

Kiro IDE には Powers という仕組みがあり、MCP サーバーとフレームワーク固有の知識(ステアリングファイル)をバンドルして、キーワードに応じてオンデマンドで読み込む機能を提供しています。

これまで Power は Kiro 独自のフォーマット(POWER.md + mcp.json)でパッケージする必要がありました。
そのため、Claude Code や Cursor など他のツール向けに公開されているプラグインを Kiro で使いたい場合は、変換ツールを使ってフォーマットを書き換えるか、手動で MCP サーバーとスキルを別々にセットアップする必要がありました。

先日のアップデートで、Kiro Powers が Agent Plugins 1.0.0 仕様に対応しました。

https://kiro.dev/blog/powers-supports-plugins/

これにより、Agent Plugins 仕様に準拠したプラグインを Kiro に Power としてそのままインストールできるようになりました。

なお、Kiro の従来の Power 形式(POWER.md ベース)は引き続き動作しますが、新しい機能は Agent Plugins レイアウトに先に実装される方針のようです。
今後は Power 独自フォーマットではなく Agent Plugins に寄せていくということですね。ついに。

We do recommend migrating to the Agent Plugins layout sooner rather than later, because that is where new capability lands first, and because it is what makes your work portable.

https://kiro.dev/blog/powers-supports-plugins/

今回こちらを確認してみたので紹介します。

Agent Plugins 仕様について

Agent Plugins は AWS、Cursor、Microsoft、OpenAI、Vercel の 5 社が策定したベンダー中立のオープン仕様で、2026/7/24 に v1.0.0 が公開されています。[1]
AI エージェント拡張機能のパッケージング形式を標準化するもので、ディレクトリ構造は以下のようになっています。

my-plugin/
├── plugin.json          # マニフェスト(名前とバージョンを宣言)
├── skills/              # Agent Skills
│   └── summarize/
│       ├── SKILL.md     # スキルの指示
│       ├── scripts/     # 実行可能スクリプト
│       └── references/  # 参照資料
├── mcp.json             # MCP サーバー設定
└── com.example.client/  # クライアント固有の拡張(名前空間)
    └── hooks/

パッケージングの形式だけを標準化し、インストール方法や UI はクライアント(Kiro、Cursor、Claude Code など)に委ねる設計です。
npm の package.json のように、一度パッケージすれば対応クライアントならどこでもインストールできる世界を目指しています。

v1.0.0 では Agent Skills と MCP サーバーの 2 つのコンポーネントが標準化されており、Hooks やサブエージェントは将来のバージョンで追加予定とのこと。

This first version of Agent Plugins standardizes the two component types with the most adoption today: Agent Skills and MCP servers. Additional extension types like hooks and custom agents are on the roadmap for future versions.

https://aws.amazon.com/blogs/opensource/aws-supports-agent-plugins-an-open-standard-for-portable-agent-extensions/

実際に確認してみる

では早速、Agent Plugins フォーマットのプラグインを Kiro IDE に Power としてインストールしてみましょう。

今回は AWS 公式の Agent Toolkit for AWS に含まれる aws-core プラグインを試してみます。
AWS 開発の基本スキル一式と AWS MCP Server をバンドルしたプラグインで、Claude Code や Cursor 向けには Plugin としてのインストール手順が用意されています。

https://github.com/aws/agent-toolkit-for-aws

Kiro 向けは MCP サーバーとスキルを個別にセットアップする手順のみ記載されていますが、今回のアップデートで Agent Plugin フォーマットを Power としてインストールできるようになったはずなので、GitHub URL から直接入れてみます。

Powers パネルからインストール

Kiro IDE v1.0.288 で、左サイドバーの Powers アイコンから Powers パネルを開きます。

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「Add Custom Power」をクリックすると、インポート方法を選択できます。

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「Import power from GitHub」と「Import power from a folder」の 2 つが用意されています。

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「Import power from GitHub」を選択し、aws-core プラグインのサブディレクトリ URL を入力します。

https://github.com/aws/agent-toolkit-for-aws/tree/main/plugins/aws-core

なお、最初にリポジトリルートの URL(https://github.com/aws/agent-toolkit-for-aws)を入力してみたところ、Power としてインストールはされましたが plugin.json のメタデータが正しく認識されませんでした。

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aws/agent-toolkit-for-aws はモノレポで複数のプラグインが plugins/ 配下に格納されているため、プラグインディレクトリを直接指定する必要があるようです。

サブディレクトリ URL を指定してインストールしたところ、Power 名が正しく「aws-core」として認識され、MCP Configuration セクションも表示されました。

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Description が「No description available」、author が空になっていますが、plugin.json にはこれらの情報が記載されています。
UI への反映はまだ追いついていないみたいですね。

Power のアクティベーション

「Try power」ボタンを押すと、新しいチャットセッションが開き、Power のアクティベーションが実行されます。

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kiro_powers ツールによって aws-core がアクティベートされ、エージェントが Power の内容を読み取っています。

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エージェントの応答を見ると、AWS MCP Server の 4 つのツール(search_documentationretrieve_skillcall_awsrun_script)と、20 個のスキルが認識されていることがわかります。
Agent Plugins フォーマットの mcp.jsonskills/ がどちらも正しく Power として読み込まれているようです。

なお、MCP サーバーへの接続には別途 AWS 認証(aws login 等)が必要です。
今回は認証トークンが期限切れだったため MCP サーバーへの接続は確認できていませんが、Power としてのインストールと Skills の認識自体は問題なく動作しました。

さいごに

本日は Kiro IDE v1.0.288 で Powers が Agent Plugins 1.0.0 仕様に対応したアップデートを確認してみました。

Agent Toolkit for AWS の aws-core プラグインを GitHub URL から直接 Power としてインストールでき、Skills と MCP サーバー設定が正しく認識されることが確認できました。
plugin.json の description や author が UI に反映されないなど細かい部分はまだこれからという感じですが、基本的な動線は動いています。

私はこれまで Kiro を中心に使ってきて、Kiro を使いこなすには Power を使いこなすことが必須だと感じていました。
ただ、他のツールが Agent Plugins という標準仕様に向かっている中で Power が独自路線のままで大丈夫なのか?というのは正直気になっていたので、今回標準に寄せていく方向が明確になったのは安心しました。
今後 Agent Plugins 仕様に準拠したプラグインが増えてくれば、Power のエコシステムも自然と広がっていきそうです。

脚注
  1. Agent Plugins ↩︎

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