[アップデート] Kiro Web にチャットの停止機能やエージェントの設定画面が追加されモバイルレイアウトも改善されました

[アップデート] Kiro Web にチャットの停止機能やエージェントの設定画面が追加されモバイルレイアウトも改善されました

2026.05.22

いわさです。

先日、Kiro Web がプレビューリリースされ、ブラウザからエージェントと対話して GitHub リポジトリへの PR 作成やレビュー対応を自動化できるようになりました。
以前、こちらの記事で紹介しています。

https://dev.classmethod.jp/articles/kiro-web-preview/

早速ですが先日アップデートがありまして、Kiro Web にエージェントの停止機能(Stop Control)、モバイルレイアウトの改善、セッション安定性の修正などが追加されていました。

https://kiro.dev/changelog/web/session-stability-stop-control-and-mobile-layout-fixes/

また、このアップデート内容の確認をしている中で上記以外の機能追加もされていることも発見しました。
本日はそのあたりを紹介します。

実際に確認してみる

エージェントの停止機能(Stop Control)

今回のアップデートで、エージェントがタスクを実行中に途中で停止できるようになりました。
Kiro IDE とかだと当たり前のように出来ていたことではありますが、どうやら前回プレビューの初回リリースのとき出来なかったみたいですね。

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エージェントがタスクを実行中、チャット入力欄の上に「Connecting the dots..」のように処理状況が表示され、その右側に「Stop」ボタンが表示されます。

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Stop ボタンを押すとエージェントの処理が中断され、そこまでの結果が表示された状態でチャットを継続できます。

エージェントに長いタスクを依頼した際に、方針を変えたい場合や間違った指示を出してしまった場合に途中で止められるようになりました。

モバイルレイアウトの改善

小さい画面でのレイアウトが改善されたとのことです。
前回リリース時に残念ながらモバイル確認はしてなかったんですよね。
だから差分がわからないのですけども実際にスマートフォンからアクセスしてみました。

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チャット入力欄やモデル選択、Autonomous トグル、リポジトリ選択などの UI 要素がモバイル画面でも崩れずに表示されていることが確認できます。
エージェント実行中の画面でも、ツール実行のログやエージェントの応答が問題なく表示されていますね。

Agent 設定画面の追加

こちらは今回の Changelog には記載されていない内容ですが、Settings 画面に「Agent」メニューが追加されていることを確認しました。
前回の記事で検証した際は Settings 画面に Account と API Keys しかなかったので、最近追加されたものみたいですね。

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左下のユーザーメニューから Settings を開くと、Account、API Keys に加えて「Agent」タブが追加されています。
Agent 設定画面では以下の項目などが一箇所にまとまっていました。

  • GitHub: GitHub アカウントの接続状態と GitHub App の管理
  • Pull request: PR を自分の GitHub ユーザーとして作成するかどうかのトグル
  • Data collection: Kiro Web のコンテンツをサービス改善に利用するかどうかのトグル
  • Steering: エージェントへの指示(コーディング規約、アーキテクチャ方針、コミットメッセージフォーマットなど)の設定
  • Memory: エージェントが学習した内容の管理
  • Sandbox: Powers の管理、Network configuration、MCP server settings など

特に Steering や Powers をブラウザ上から直接設定できるのは便利そうです。
リポジトリの .kiro/steering/ にファイルを置く方法に加えて、この画面からも設定できるようになっています。なので Kiro IDE でいうグローバル設定に近い感じかな。多分。

Pull request 設定を試してみる

Agent 設定画面の中で気になった「Pull request」の設定を試してみました。

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「Create pull requests as your GitHub user」というトグルがあり、デフォルトでは OFF になっていました。(上記キャプチャは ON にした時の状態)
説明文には「Enable Kiro to create pull requests as your GitHub user. By default, pull requests are created by the GitHub app.」と記載されています。どうやらプルリクエスト作成時のユーザーを自分にすることが出来るみたいです。

デフォルト(OFF)の場合、PR は kiro-agent[bot] として作成されます。

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あまり意識してなかったのですが、前回の記事で検証した際もこの動作でしたね。

一方、トグルを ON にすると、PR が自分の GitHub ユーザーとして作成されるようになります。

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Tak1wa wants to merge 1 commit into master のように、自分のユーザーが PR の作成者になっていることが確認できます。
コメントの投稿者も 私(Tak1wa) になっていますね。
ただ PR のコメントには「This pull request was created by @kiro-agent on behalf of @Tak1wa」と表示され、そこは OFF の時と変わらないです。

本人名義で PR を作成したいケースに使いたいんだと思うのですが、まぁこれは人によりそう。

Steering

前回はリポジトリに配置したステアリングファイルが使える話を説明したのですが、今回の設定は Kiro Web 共通の設定になるので Kiro IDE でいうグローバル設定に近い感じですね。
「+ Steering」ボタンを押すと「Upload files」と「Import from GitHub」の2つの選択肢が表示されます。

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ローカルのマークダウンファイルをアップロードするか、GitHub リポジトリからインポートできるようです。
試しにローカルからステアリングファイルをアップロードしてみました。

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アップロードしたファイルは Source が「Custom」として表示され、編集や削除が可能です。
Kiro IDE や CLI と同じ形式のステアリングファイルがそのまま使えるので、既存のステアリングを流用できますね。

ただ、前回のように関西弁ステアリングファイル作ってみたんだけどうまく動かなかった。うーむ。。。

Sandbox(Powers、MCP server settings)

Sandbox セクションでは Powers と MCP サーバーの設定ができます。

「Manage powers」を押すと Powers の管理画面が表示されます。

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Postman や Harness など、公開されている Power を検索してインストールできるようになっています。
各 Power には MCP サーバーの設定 JSON が表示されており、環境変数が必要な場合は「Requires environment variable. Configure in settings」と警告が出ます。

なお、ローカルで作成したカスタム Power のインストールは本日時点ではまだできないようです。
私とかは自作の Power を大量に持っているので、今後ローカル Power のアップロードに対応してくれると嬉しいかも。

「Add server」を押すと MCP サーバーの追加画面が表示されます。

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JSON を直接ペーストするか、ファイルをアップロードして MCP サーバーを追加できます。
これは Kiro IDE とかの mcp.json と同じ形式なので、既存の設定をそのまま貼り付けられそうですね。

さいごに

本日は Kiro Web のアップデートで追加されたエージェント停止機能や Agent 設定画面を確認してみました。

個人的には Agent 設定画面で MCP サーバーや Powers をブラウザ上から管理できるようになったのが嬉しいポイントです。
リポジトリごとの .kiro/settings/mcp.json とは別に、グローバル設定的な感じで全セッションに適用される MCP サーバーや Steering を設定できるということですね。
Kiro IDE と同等の拡張性が Web でも使えるようになってきています。

ローカルの自作 Power をアップロードできるようになると嬉しいなぁ。アップデートに期待したい。

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