[アップデート] Amazon Lightsail で Linux/Unix と Windows の両方で従来の 4 倍のサイズのインスタンスプランが追加されました
いわさです。
Amazon Lightsail インスタンスでは仮想マシンのインスタンスプランを選択することで、CPU やメモリのサイズを選択することができます。
これまでは Linux/Unix と Windows ともに最大で vCPU が 16、メモリは 64 GB が最大だったのですが、先日のアップデートで最大 4 倍までのインスタンスプランが追加されました。
今回のアップデートで各プラットフォームに以下の 3 つのインスタンスプランが追加されました。
これによって従来の Lightsail の性能で限界近かった方は EC2 への移行などを検討する前により大きなインスタンスプランへの移行も検討できるようになりました。
- 8xlarge
- vCPU: 32
- メモリ: 128 GB
- 12xlarge
- vCPU: 48
- メモリ: 192 GB
- 16xlarge
- vCPU: 64
- メモリ: 256 GB
今朝時点だと料金ページにまだ新しいインスタンスプラン情報が掲載されていなかったのですが、マネジメントコンソールから料金含め確認してみたので紹介します。
Linux/Unix
前回 Linux/Unix のインスタンスプランが追加されたのは 2024 年 5 月だったみたいです。
今回は東京リージョンで OS のみの Amazon Linux 2023 で試してみます。

インスタンスプラン選択画面に次のように新しいインスタンスプランが表示されていますね。
特にデュアルスタック、IPv6 のみで選択できるインスタンスプランに変更はないみたいで、従来のインスタンスプランと同様に IPv4 の分で 4 ドルだけ差分がありますね。


Windows
冒頭のアップデートアナウンスを見ると、以下の記載から今回のインスタンスプランは Linux だけサポートされたのかな?とも読み取れてしまうのですが、確認したところ Windows も追加されていました。
The new instance bundles are available with Linux operating system (OS) and application blueprints, for both IPv6-only and dual-stack networking types.
Windows も東京リージョンの Windows Server 2022 で確認しています。

Linux と同じように 3 つのインスタンスプランが追加されていますね。
Linux と比べると、料金がやはりライセンス料金が含まれているので高いですね。最大のインスタンスプランで 750 ドル/月近く差があります。

ちなみに前回 Windows のインスタンスプランが追加されたのは 2024 年 8 月ごろで、次のブログを書きました。
CPU バーストの対象外
Amazon Lightsail インスタンスはバーストインスタンスタイプとなっており、CPU バーストの仕様があります。
CPU バーストキャパシティを蓄積し、蓄積されたバーストキャパシティの範囲であればインスタンスプランごとに設けられたベースパフォーマンスを超えることができます。
今回追加されたインスタンスプランはいずれもこのバーストキャパシティの管理対象外となっています。
つまり必要に応じて自動的にバーストされるので、バーストキャパシティの管理をする必要がなく蓄積もされなくなります。
上記によると一応パフォーマンスベースラインが 40% とは記述されているのでバーストインスタンスタイプではあるみたいです。
さいごに
本日は Amazon Lightsail で Linux/Unix と Windows の両方で従来の 4 倍のサイズのインスタンスプランが追加されたので料金やバースト性能を確認してみました。
Windows もサポート対象だったのと、バーストキャパシティについても従来の最大インスタンスと同様に管理対象外であることが確認出来ました。
現在 Lightsail インスタンスを使っていて性能限界を迎えていた方の選択肢が増える形になりました。良いですね。







