ユーザーの登録状態に応じてLINE公式アカウントのリッチメニューを切り替える

LINEのサービスを活用してよくある体験を実現する記事です。ユーザーの登録状態に応じてLINE公式アカウントのリッチメニューを切り替える仕組みを解説していきます。
2020.12.04

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はじめに

CX事業本部でプロダクトマネージャーをやっております。アンディです。今回は「ユーザーの登録状態に応じてLINE公式アカウントのリッチメニューを切り替える」仕組みについて解説していきたいと思います。

汚い絵ですね。スマホ上でLINE公式アカウントを表示しています。画面下部がリッチメニューです。この絵のように、まずは会員登録を促して、会員登録後はクーポンを提供するといった切り替えは初回来店促進やリピート率の向上に効果的です。LINEのMessaging APIを使用することで比較的簡単に実現することができます。

対象読者

  • LINEのサービスを活用してクライアントに価値を提案する方
  • 有料のツールを入れるよりもLINEが用意しているサービスを駆使してコストを下げたい方

仕組み

リッチメニュー切り替えの仕組み

以下の2つのAPIを利用して実現します。

  1. 作成したリッチメニューをデフォルト指定し、まずは「会員登録500ポイント」のリッチメニューが表示されるようにします(リッチメニュー作成方法はこちらをご参照ください。)
  2. 会員登録のタイミングで「リッチメニューとユーザーをリンクするAPI」を使用して「あなたへの特別なクーポン」のリッチメニューを設定します。

すると指定したLINE userIdについて、LINE公式アカウント上のリッチメニューが切り替わります。

※2020/12/4時点ではLINE公式アカウントマネージャーで作成したリッチメニューはMessaging APIでは指定できないのでご注意ください。

ユーザーに設定したリッチメニューを変更する仕組み

次に、設定したリッチメニュー変更する場合についてご説明します。

  1. 新しいリッチメニューに対してデフォルト指定をします。これで新規に友達になったユーザーに新しいリッチメニューが表示されるようになります。
  2. 「リッチメニューを複数のユーザーとリンクするAPI」を使用して、LINE userIdとリッチメニューの紐付けを更新します。リッチメニューの切り替えは、LINE userIdにリッチメニューを紐づける仕組みなので、新しいリッチメニューをLINE userIdに紐付け直す必要があります。

これで、新しいリッチメニューが表示されるようになりました。

おわりに

LINEのサービスを活用して「ユーザーの登録状態に応じてLINE公式アカウントのリッチメニューを切り替える」仕組みを解説してみました。弊社ではLINEのサービス活用提案や開発支援が可能です。ぜひお問い合わせください。

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