Boto3 + SSM Public Parameter でリージョンごとのサービスエンドポイント一覧を作ってみた

コンサルティング部の西野です。
Boto3 + SSM Public Parameter でリージョンごとのサービスエンドポイントを一覧化してみました。

やりたいこと

サービス エンドポイントとクォータ のページには AWS のサービスがまとめられており、各サービスのページに飛ぶと下記形式のサービスエンドポイントを確認できます。

service-code.region-code.amazonaws.com

たとえば、Amazon EC2 のページには下のような表があります。

EC2 の場合、 service-code がec2であり、アジアパシフィック(東京)リージョンの場合 region-code がap-northeast-1というわけですね。

サービスごとのエンドポイントを確認したい場合はこのページを使えばいいのですが、リージョンカットでまとめられている公式ドキュメントは（おそらく）存在しません。
なので、作ってみました。

東京リージョンのサービスエンドポイント一覧

アジアパシフィック(東京)リージョンのサービスエンドポイント一覧は下記のとおりです。
※2020/07/01時点のものです。
※最新情報を取得したい場合には後述のスクリプトをご使用ください。

サービスエンドポイント一覧の取得方法

• Boto3 を使って SSM の Public Parameter から必要な値を取得しています。
• REGION 変数の値を書き換えることで別リージョンにも対応可能です。
• 上記表のもととなる csv ファイルがスクリプトと同じディレクトリに出力されます。
• FIPS エンドポイントには非対応です。

service_endpoint.py

import csv
import boto3

REGION = 'ap-northeast-1'
CSV_FILENAME = '{}_endpoint.csv'.format(REGION)

def generate_services(response_iterator):
    services = []
    for page in response_iterator:
        for parameter in page['Parameters']:
            service = parameter['Value']
            services.append(service)
    services.sort()
    return services

def generate_endpoint_ssmpaths(services):
    endpoint_ssmpaths = []
    for service in services:
        endpoint_path = '/aws/service/global-infrastructure/regions/{region}/services/{service}/endpoint'.format(region=REGION, service=service)
        endpoint_ssmpaths.append(endpoint_path)
    return endpoint_ssmpaths

def generate_endpoints(endpoint_paths, client):
    endpoints = []
    for endpoint_path in endpoint_paths:
        response = client.get_parameters(
            Names=[
                endpoint_path,
            ]
        )
        endpoint = response['Parameters'][0]['Value']
        endpoints.append(endpoint)
    return endpoints

def main():
    client = boto3.client('ssm')
    paginator = client.get_paginator('get_parameters_by_path')
    response_iterator = paginator.paginate(
        Path='/aws/service/global-infrastructure/regions/{}/services'.format(REGION),
        PaginationConfig={
            'MaxItems': 1000, # サービス数（エンドポイント数）が 1000 を超えたらここを増やしましょう。すぐに超えちゃうかもしれませんね。
        }
    )

    services = generate_services(response_iterator)
    endpoint_ssmpaths = generate_endpoint_ssmpaths(services)
    endpoints = generate_endpoints(endpoint_ssmpaths, client)
    
    with open(CSV_FILENAME, 'w') as f:
        writer = csv.writer(f)
        for i in zip(services, endpoints):
            writer.writerow(i)    

if __name__ == "__main__":
    main()

で、何の役に立つの？

え……？

（もし何かの役に立った場合には教えていただけると幸せになります。）

終わりに

このブログがほんの少しでも世界を良くできれば嬉しいです。
コンサルティング部の西野 (@xiyegen) がお送りしました。