LookerとZapierを連携して、LookerからNotionに新しいアイテムを追加する方法 #looker

2024.03.05

データプラットフォームとして活用されるLookerですが、LookerでLooker Actionsという機能を利用できるのはご存じでしょうか?Looker Actionsを利用すると外部のサービスを連携できるので、Lookerのデータを外部サービスに送ることができます!今回は、Zapier経由でNotionに新しいアイテムを追加するアクションを試してみました!

ユースケースの設定

今回は、Lookerで分析した顧客リストを、重要顧客としてNotionに登録することを想定して進めていきます。

データを受け取るNotionの準備

  • 今回は、Notionのデータベースにアイテムを追加していきますので、まずはNotionのデータベースを新たに作成しました
  • 重要顧客リストデータベースに名前の列だけセッティングし、ここに顧客のメアドを追加していこうと思います

Lookerでの準備

ActionsからZapierを有効化する

  • 管理者メニューの「操作」から、ZapierのActionを有効化します

データの準備

  • ZapierのアクションはLookかExploreからのデータを送信できますので、まずはLookを作成します
  • 今回は、直近10日以内に800$以上の購入があったユーザーを抽出するLookを作成しました

Zapierの設定

Zapの作成

  • まずはZapの新規作成画面からTriggerを選択します
  • TriggerはWebhooksを選択
  • そして、eventはCatch Hookを選択してContinueします
  • Triggerのタブの設定は無視して、Testタブに行くとwebhook URLが掃き出されています
  • このURLをコピーし、一度Lookerへ戻って送信テストをします

Lookerで送信テスト

  • 先ほど作成したLookに戻り、歯車マークから送信を選択します
  • 送信設定画面で、以下の通り設定します
    • 送信先:Webhooks
    • Webhook URL:先ほど取得したURL
    • 形式:JSON — Simple
  • 設定が完了したら、そのまま送信します

Zapierの設定に戻る

  • Lookerでのテスト送信が終わったらZapierでTest Triggerを行い、データが送信されてきていることを確認します
  • 問題なければContinue with selected recordを選択し次に進みます
  • ContinueするとActionの設定画面に移りますので、Notionを選択します
  • Actionの設定画面では、Creat Database Itemを選択します
  • 続いてNotionとのアカウント連携画面に移りますので、画面の指示に沿ってアカウントを連携します
  • 次にActionの設定画面から、先ほど作成したデータベースを選択します
  • データベースを選択すると、データベースのプロパティが出てきます。今回は名前にデータを入れたいので、テストデータで受け取ったJSONの値からメールアドレスを探し出し、選択します
  • そのままcontinueしてTestしてみると、この時点でNotionにデータが追加されているのがわかります
  • 挙動が問題なければ、作成したZapをPublishして完成です

実際にLookerでの分析データを送信する

  • 今回は、3月の利益が$250以上だったユーザーを抽出しました
  • 先ほどと同じ手順で、Lookからデータを送信します
  • Notionで確認すると、データが送信されデータベースに追加されているようでした!

さいごに

いかがでしたでしょうか。Zapierを使うと、色々なツールと連携できるのが非常に便利ですね。とはいいつつ、送信の度にWebhook URLを入力する手間もあったりするので、ここは何とか回避できないのか頭を悩ませていました。(もしかしたらカスタムアクションを作成すれば回避できるかも?)なにかいい方法が見つかればまた記事にしたいと思います。