[Looker21.8新機能]Content UsageのExploreにQuick Startが追加されて分析がより手軽になりました #looker

2021.06.07

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

さがらです。

先日、Lookerの最新バージョン21.8がリリースされました。

このリリースノート中の「システムアクティビティ: Content Usage エクスプローラの拡張」について、本ブログでより詳細にまとめてみたいと思います。

Content Usageエクスプローラとは?

まず、Content Usage エクスプローラとはなにか?説明します。

これは、Lookerがデフォルトで用意している"System Activity"に関するExploreの内の1つです。

下図のように、Exploreタブを押すとContent Usageが選択できるようになっています。このExploreでは、DashboardやLookの使用状況の分析が可能です。

実はこのContent UsageのExploreですが、AdminタブのContent Activityでも使用されているExploreです。

このContent ActivityではDashboard・Look・Exploreの使用状況がまとまっているのですが、この内DashboardやLookに関するタイルがContent UsageのExploreを元に作られています。

アップデートで何が変わったのか?

では、このContent UsageのExploreが21.8へのアップデートで何が変わったのか?

それは、Quick Startが追加され、このExploreを使用した分析が手軽になったということです。

対象のインスタンスが21.8になっている場合、Content UsageのExploreを起動すると、下図のようにQuick Startが8種類表示されているかと思います。

「Quick Startってなんだ?」と感じましたら、下記のブログもぜひ御覧ください。簡単に概要を説明すると、事前に設定しておいたフィールドセットやフィルタを、ボタン1つ押すだけで自動で設定してくれる機能です。ビジネスユーザーが自身の行いたい分析に必要なフィールドがわからないとき等に便利な機能かと思います。

正直、Content UsageのExploreではどんなフィールドが定義されているかわからないため、今までこのExploreを使ったことがある方はかなり少ないのではないでしょうか…

実際、自分はこれまでContent UsageのExploreをまともに触ったことはありませんでした。笑

そのため、これまでContent UsageのExploreを触ったことが無い方にはぜひ触って頂きたい機能です!

Content UsageのQuick Startを試してみる

ということで、Content UsageのExploreに新しく追加されたQuick Startを触ってみましょう!

せっかくなのでContent Activityのタイルにはない分析方法であるAccessed Recentlyを試してみます。

「Which content was accessed in the last 3 days?」と説明がありますので、直近3日間でアクセスされたDashboardとLookの一覧が表示されるはずですね。

Content UsageのExploreを押し、Accessed Recentlyを押しましょう。

すると、Content titleContent TypeDays Since Last Accessedの3つのディメンションと、Days Since Last Accessedに対するフィルタが自動で追加されました! (余談ですが、Is Deletedのフィルタがalways_filterとして追加されているのも、この21.8のリリースからです。)

ここまで来たら、あとは任意のフィールドを追加して、自由に分析してしまいましょう!

例えば、View Totalというメジャーを追加することで、過去3日以内に見られたコンテンツはどれだけ使用されているのか?ということが確認できます。

最後に

Quick StartがあるだけでそのExploreの使い方のイメージが付くので、他のSystem AcitivityのExploreについてもQuick Startを追加してほしいなと感じました。笑

ぜひ皆さんのインスタンスでも、Content UsageのExploreを使ってLook・Dashboardの使用状況を確認してみてください!