Looker導入ガイドはどんな本?概要や読んでみた感想を紹介!

Looker導入ガイドのご紹介でございやす。
2022.09.15

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

Lookerの参考書なるものが発売されたとかで早速購入しました!
それがこちら!

データ分析BIツール Looker導入ガイド

今回はこちらの本を読んでみた感想やざっくりとした概要をお伝えします。

Looker導入ガイドとは

NRIネットコム株式会社の方々が執筆されたBIツールLookerの参考書になります。
本のタイトルの通り、Lookerを導入する上でどのような設定が必要かなどの環境構築の解説をはじめ、ダッシュボードの活用方法、派生テーブルやキャッシュの設定など多岐にわたってLookerの使い方が書かれている指南書です。

Lookerの機能面などについて書かれている本は私の知る限り現時点(2022年9月)ではなかったので、発売を知った時は「こういうの待ってました!」という感じでした。

概要をさらっと

軽くどんなことが書かれているのか、見出しレベルで触れておきます。
「そこから先が気になるねん!」と言う方は是非是非買って読んでみることをおすすめします。

①Lookerの基礎知識

「LookerのBIツールはそもそもどういう役割なのか?」「どういう視点から使う必要があるのか?」などのデータ活用の概念的な話から「LookerはどんなBIツールなの?」というLookerがどういう機能があって、他のBIツールとどう違うのか?の話が書いてあります。
主だった機能面の話はこの後の章になりますので、使い方を知りたい方はさっと読む感じでもいいかと思います。

②データを接続・整形する

LookerとDWHとの接続設定やLookMLの設定の話になります。
DWHとの接続設定についてはGoogle BigQueryやRedshiftを実際に活用した手順が紹介されています。
LookMLの設定はview、modelの作成手順からExploreの可視化やJOIN、Gitの使い方まで幅広く書かれています。

③ダッシュボードを作成・活用する

前の章で触れたExploreの可視化部分について、より詳細な使い方が紹介されています。
ディメンションとメジャーの組み合わせやフィルター、グラフ部分、ドリルダウンなどです。

実際にExploreで可視化したものをダッシュボードにどう反映させるかの説明も書かれています。
Lookerではデータの可視化をする際に棒グラフ、円グラフ、折れ線グラフなど様々なグラフで可視化できますが、それらもどのような用途で使い分けるといいかの説明が書かれています。
あとはダッシュボードのシェアなどその他ツールとの連携方法も触れられています。

④Lookerの高度な活用

この前までは基礎的なLookerの使い方でしたが、ここからちょいと上級者レベルに入ります。
派生テーブルの定義だったり、Liquidを使ったExploreの作成、カスタムフィールドやキャッシュの話など、私は正直ちんぷんかんぷんなところが多いので、このように丁寧に説明してあるのはすごく参考になりました。

⑤APPENDIX

ユーザーのアクセス管理管理機能の紹介がメインとなります。

読んだ感想

ここ最近Lookerを使い始めた私にとっては、Lookerのことが網羅的に書かれている本書はどのパートも参考になる部分が多く、「こういう本が欲しかったのよ」と満足度の高い1冊でした。
個人的にLookerのドキュメントの扱いもいまいち慣れてないので、この本のようにやり方を逆引きで使えるのも魅力的に感じました。

反面、内容的には基礎的な部分が多い印象ではあるので、Lookerの扱いがすごく長けている人は既に実践でやられている機能紹介が多いかもしれません。
ただLookerの参考書という観点で見ると現時点でこちらの書籍以外はないので、Lookerを扱う方は一冊持っておいて損はないんじゃないかと思いました。

こちらの記事を読んで買ってみたいと思った方はぜひこちらからどうぞ!

データ分析BIツール Looker導入ガイド