AWS Certified CloudOps Engineer(SOA-C03)の混乱しがちなサービスを整理してみた

AWS Certified CloudOps Engineer(SOA-C03)の混乱しがちなサービスを整理してみた

2026.06.01

はじめに

こんにちは。クラスメソッドオペレーションズの目取眞です。

SOA-C03 の勉強をしていて、改めて混乱したサービスをまとめてみました。同じように迷っている方の参考になれば幸いです。

1. 監視・ログ系:CloudWatch vs CloudTrail vs AWS Config

CloudWatch と CloudTrail は名前が似ていて紛らわしく、AWS Config も合わせて混同されがちですが、対象がまったく違います

サービス 対象 一言説明
CloudWatch メトリクス・ログ・アラーム 「何が起きているか」を監視する
CloudTrail API 操作履歴 「誰が何をしたか」を記録する
AWS Config リソースの設定変更履歴 「何がいつ変わったか」を追跡する

使い分けのポイント

  • EC2 インスタンスの CPU 使用率が高い → CloudWatch
  • 誰かが S3 バケットを削除した → CloudTrail
  • セキュリティグループのルールがいつ変わったか → AWS Config

2. インフラ構築・構成管理系:CloudFormation vs Systems Manager

どちらも「インフラの管理・自動化」に関わりますが、担当するフェーズが違います。

サービス 一言説明 得意なこと
CloudFormation IaC(Infrastructure as Code) AWS サービスをテンプレートで一括構築
Systems Manager EC2 インスタンスやオンプレの運用管理 パッチ適用・コマンド実行・パラメータ管理

ポイント

  • CloudFormation はリソースの「作成・削除」が得意
  • Systems Manager はリソースの「運用・メンテナンス」が得意

3. セキュリティ系:IAM vs Organizations vs Control Tower

どれも「アクセス・権限管理」に関わりますが、スコープ(範囲) が違います。

サービス スコープ 一言説明
IAM 1 アカウント内 ユーザー・ロール・ポリシーの管理
Organizations 複数アカウント アカウントをまとめて管理・SCP で制御
Control Tower 複数アカウント Organizations を使ったマルチアカウント環境のセットアップを自動化

ポイント

  • Control TowerOrganizations の上に乗っているサービス。アカウント全体に適用するポリシー(ガードレール)の設定やランディングゾーン構築を自動化してくれる
  • 試験では「マルチアカウント管理」の問題で Organizations と Control Tower が混同されやすい

4. スケーリング・負荷分散系:Auto Scaling vs ELB

「スケーリング」と「負荷分散」は別の概念ですが、セットで語られることが多く混乱しがちです。

ELB(Elastic Load Balancing)の種類

ALB と NLB は ELB の種類です。

サービス レイヤー 使いどころ
ALB(Application Load Balancer) L7(HTTP/HTTPS) パスベースルーティング、コンテナ、Web アプリ
NLB(Network Load Balancer) L4(TCP/UDP) 超低レイテンシ、固定 IP、ゲームや金融系

※ CLB(Classic Load Balancer)と GWLB(Gateway Load Balancer)は SOA-C03 との関連性が低いため、本記事では詳しく触れません。

Auto Scaling との関係

      [ユーザー]
        ↓
    [ALB / NLB] ← リクエストを分散
        ↓
   [EC2 インスタンス / ECS など] ← Auto Scaling で台数を自動増減

Auto Scaling はサーバー台数の増減、ELB はリクエストの振り分け、と役割が異なります。

5. イベント駆動・通知系:EventBridge vs SNS vs SQS

どれも「イベント・メッセージをサービス間で運ぶ」ための代表的なサービスですが、役割が違います。

サービス 一言説明
EventBridge イベントをルールでフィルタリングして他のサービスに転送する
SNS メッセージを登録した宛先に一斉配信する
SQS メッセージをキューにためて、受け取り手が取り出す

構成イメージ

          [イベント発生]
             ↓
          [EventBridge] ← ルールでフィルタリング
       ↙     ↓     ↘
    [Lambda]   [SNS]    [SQS]
             ↓      ↓
          [メールなど] [受け取り手が取り出す]

まとめ

グループ 覚え方
CloudWatch / CloudTrail / AWS Config 何が起きてる / 誰がやった / 何が変わった
CloudFormation / Systems Manager 作る / 運用する
IAM / Organizations / Control Tower 1 アカウント / 複数アカウント管理 / 複数アカウントセットアップ自動化
Auto Scaling / ELB(ALB / NLB) 台数増減 / L7・L4 の負荷分散
EventBridge / SNS / SQS イベントルーティング / 一斉配信 / 非同期キュー

「なんとなく違いがわかった」状態になっていただけましたか?

今後も SOA-C03 に限らず、混乱しがちな AWS サービスをざっくり整理する記事を書いていきたいと思っています。引き続きよろしくお願いします!

参考リンク

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