Claude CoworkのCronジョブを個人プランからエンタープライズプランに移行してみた

Claude CoworkのCronジョブを個人プランからエンタープライズプランに移行してみた

Claude CoworkのCronジョブを個人プランからエンタープライズプランに移行する際、既存のジョブが消えてしまう問題への対処法を解説。~/Documents/Claude/Scheduled/ に残るSKILL.mdファイルを使って再作成する手順と、スケジュール機能の仕組みについて考察します。
2026.04.06

はじめに

Claude Coworkのスケジュール機能(Cron)を使って、いくつかのCronジョブを個人プランで作成して運用していました。ある日、所属する組織のエンタープライズプランに移行したところ、これまで動いていたCronジョブが全部消えてしまいました。

SCR-20260403-ntol

「設定をどう引き継ぐか?」を調べながら移行作業をしてみたので、その方法と、作業中に気づいたCoworkのスケジュール機能の仕組みについて共有します。

前提・環境

  • macOS(Macbook)
  • Claude Desktop(Cowork機能が利用可能な状態)
  • 移行元:個人の有料プラン(Max)
  • 移行先:エンタープライズプラン(組織アカウント)

Cronジョブの移行手順

1. 既存のCronジョブファイルを探す

Coworkのスケジュール機能でCronジョブを作成すると、その定義ファイルがMacのローカルに保存されます。場所は以下のディレクトリです。

/Users/{ユーザー名}/Documents/Claude/Scheduled/

SCR-20260406-prrx-redacted_dot_app

ここに、Cronジョブ名ごとにフォルダが作られており、それぞれに SKILL.md というファイルが入っています。

~/Documents/Claude/Scheduled/
├── daily-devio-picks/
│   └── SKILL.md       ← Cronの指示内容が書かれたファイル
├── weekly-report/
│   └── SKILL.md
└── ...

2. SKILL.md の内容を確認・コピーする

移行したいCronジョブの SKILL.md をテキストエディタで開き、内容をコピーします。このファイルにはCronに何をさせるかの指示(プロンプト)がすべて書かれています。

SCR-20260406-pszi

3. エンタープライズプランのCoworkで再作成する

エンタープライズプランに切り替えた状態でClaude Desktopを開き、コピーした SKILL.md の内容を貼り付けて「このCronを作って」とリクエストします。

私の場合は次のように依頼しました。

以下のSKILL.mdを元に、同じCronジョブを作成してください:
(SKILL.mdの内容をそのまま貼り付け)

SCR-20260406-ptns

Claudeが内容を解釈してCronジョブを再作成してくれます。スケジュール(毎朝10時など)もSKILL.mdに記載されていれば引き継がれます。

Cronジョブの仕組みについての考察(推測あり)

移行作業をしながら、「なぜプランを変えるとCronが消えるのか?」が気になりました。

公式ドキュメントによると、CoworkのスケジュールタスクはPCがスリープ中やアプリが閉じているときは動作しません。つまり実行はローカルで行われています。一方で、プランを変えると設定が引き継がれないという挙動から、タスクの登録情報はアカウント・ワークスペース単位で管理されていることが推測されます。

おそらく、Coworkのスケジュール機能は次の2つで成り立っているのではないかと考えています(あくまで推測です):

  1. SKILL.mdファイル(ローカルに保存):Cronに何をさせるかの指示内容
  2. タスクレジストリ(アカウント/ワークスペース単位でローカル管理):どのタスクがどのスケジュールで登録されているかのメタ情報

プランを切り替えると、Claude Desktopが参照するワークスペースが変わり、レジストリ上の登録情報がリセットされる——というのが私の仮説です。一方でSKILL.mdファイル自体はそのまま残っているため、今回の移行方法(SKILL.mdをコピーして再登録)が有効に機能しました。

この仕組みについては公式ドキュメントに詳しい記載がなく、確認できていません。実際の動作と異なる可能性もあるため、参考程度にご覧ください。

Windowsでの場合(未確認)

Windowsの場合、同様のパスは以下になると考えられます。

C:\Users\{ユーザー名}\Documents\Claude\Scheduled\

ただし、こちらは実際のWindowsマシンで確認が取れていないため、参考情報として記載しています。実際に移行される際は、Claude Desktopのインストール後に上記パスを確認してみてください。

まとめ

  • プラン移行後にCoworkのCronジョブが消えた場合、~/Documents/Claude/Scheduled/ に残っているSKILL.mdファイルを使って再作成できる
  • 移行作業自体はシンプルで、SKILL.mdの中身を貼り付けてClaudeに依頼するだけ
  • Coworkのスケジュール機能はおそらく「ローカルのSKILL.md」+「アカウント単位のタスク登録情報」の2層構造になっていると思われる(推測)

同じようにプラン移行でCronが消えて困っている方の参考になれば幸いです。

この記事をシェアする

関連記事