S3 TablesのAWS分析サービスとの統合がアップデートされたので、アップデートしてみた
データ事業本部の笠原です。
S3 Tablesを利用する際に「AWS分析サービスとの統合」を有効化していたと思います。
今回、プレビューリリースからアップデートされたようですので、アップデートされた統合に移行してみました。
なお、プレビューリリースで統合を設定している場合は引き続き利用できますが、アップデートされた統合ではパフォーマンスが向上しているようで、AWSドキュメント上では移行を推奨しています。
移行方法まとめ
- Lake formationにて、カタログ
s3tablescatalog
とデータレイクロケーションs3://tables:<region>:<account id>:bucket/*
を削除する - S3 Tablesにて、再度「AWS分析サービスとの統合」を有効化する
- プレビュー版で統合した各リージョンで同様の作業を行う
ちなみに、s3tablescatalogに関連する、設定済のパーミッションは全て削除されましたので、必要なパーミッションを再度設定する必要があります。
実際にやってみた
手順は公式ドキュメントに記載されています。
以下のページの「Migrating to the updated integration process」内に書かれています。
カタログ s3tablescatalog の削除
Lake Formationの「Catalogs」ページにて、「s3tablescatalog」を選択し、Actionsボタンから「Delete」をクリックして、 s3tablescatalogを削除します。
s3tablescatalog のデータレイクロケーションの削除
Lake Formationの「Data lake locations」ページにて、「 s3://tables:<region>:<account id>:bucket/*
」を選択し、Actionsボタンから「Remove」をクリックして、 s3tablescatalog のロケーションを削除します。
AWS分析サービスとの統合 の有効化
S3の「テーブルバケット」ページにて、統合ステータスが「無効」になっているので、「統合を有効にする」をクリックします。
統合を有効化すると、統合ステータスが「有効」になるはずです。
補足事項
- プレビューリリースで統合を実施したリージョン毎に、移行を行います。
- 私の環境では、us-west-2 と ap-northeast-1 で統合を実施していたので、各々のリージョンで移行対応しました。
- 移行の際に、
s3tablescatalog
に関連する、設定済のパーミッションは全て削除されるので、必要なパーミッションは再設定する必要があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
移行プロセス自体は、そこまで難しくないはずです。 s3tablescatalog
に関わる、設定済のパーミッションは全て削除されるため、移行のタイミングを見計らって実施すると良いでしょう。