S3 TablesのAWS分析サービスとの統合がアップデートされたので、アップデートしてみた

S3 TablesのAWS分析サービスとの統合がアップデートされたので、アップデートしてみた

Clock Icon2025.03.21

データ事業本部の笠原です。

S3 Tablesを利用する際に「AWS分析サービスとの統合」を有効化していたと思います。
今回、プレビューリリースからアップデートされたようですので、アップデートされた統合に移行してみました。

s3tables_integration_pre

なお、プレビューリリースで統合を設定している場合は引き続き利用できますが、アップデートされた統合ではパフォーマンスが向上しているようで、AWSドキュメント上では移行を推奨しています。

移行方法まとめ

  1. Lake formationにて、カタログ s3tablescatalog とデータレイクロケーション s3://tables:<region>:<account id>:bucket/* を削除する
  2. S3 Tablesにて、再度「AWS分析サービスとの統合」を有効化する
  3. プレビュー版で統合した各リージョンで同様の作業を行う

ちなみに、s3tablescatalogに関連する、設定済のパーミッションは全て削除されましたので、必要なパーミッションを再度設定する必要があります。

実際にやってみた

手順は公式ドキュメントに記載されています。
以下のページの「Migrating to the updated integration process」内に書かれています。

カタログ s3tablescatalog の削除

Lake Formationの「Catalogs」ページにて、「s3tablescatalog」を選択し、Actionsボタンから「Delete」をクリックして、 s3tablescatalogを削除します。

lakeformation_delete_catalog_list

s3tablescatalog のデータレイクロケーションの削除

Lake Formationの「Data lake locations」ページにて、「 s3://tables:<region>:<account id>:bucket/* 」を選択し、Actionsボタンから「Remove」をクリックして、 s3tablescatalog のロケーションを削除します。

lakeformation_deregister_datalake_location_list

AWS分析サービスとの統合 の有効化

S3の「テーブルバケット」ページにて、統合ステータスが「無効」になっているので、「統合を有効にする」をクリックします。

s3tables_integration_post1

統合を有効化すると、統合ステータスが「有効」になるはずです。

s3tables_integration_post4

補足事項

  • プレビューリリースで統合を実施したリージョン毎に、移行を行います。
    • 私の環境では、us-west-2 と ap-northeast-1 で統合を実施していたので、各々のリージョンで移行対応しました。
  • 移行の際に、 s3tablescatalog に関連する、設定済のパーミッションは全て削除されるので、必要なパーミッションは再設定する必要があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

移行プロセス自体は、そこまで難しくないはずです。 s3tablescatalog に関わる、設定済のパーミッションは全て削除されるため、移行のタイミングを見計らって実施すると良いでしょう。

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