mixpanelとは?できることや使い方・特徴をわかりやすく解説!
ミックスパネラーの國崎です。
今回は巷で噂のSaaS製品「mixpanel」についてそもそも何なのか、具体的に何ができるのかなどをわかりやすくまとめてみました。
「mixpanelがどんなものか知りたい」と興味が湧いている方はぜひご覧ください!
この記事でわかること
- mixpanelとは?
- 特徴やGA4との違いは?
- どういうことができるのか?
- 使い方やユースケースは?
- 料金は?
mixpanelとは
mixpanelとは一言で説明をすると「プロダクト分析ツール」になります。
こう説明すると大体の方が「プロダクト分析ってなんやねん」と思われるので、以下プロダクト分析の説明からさせていただきます。
「プロダクト分析」とは「プロダクトを利用しているユーザーの行動データを分析すること」を指します。
ここでいうプロダクトはオンライン上のプラットフォーム(アプリやWEBサイト)を表しており、プロダクトがアプリだった場合のユーザー行動データは「アプリを開いてから閉じるまでのユーザー行動」、プロダクトがWEBサイトだった場合のユーザーの行動データは「WEBサイトに訪問してから離脱するまでのユーザー行動」を指します。
mixpanelを使ってプロダクトのユーザー行動を分析すると、自社にとっての優良ユーザーとそうでないユーザーの行動比較ができたり、ユーザーがどの時点でプロダクトから離脱しているか、などの課題や傾向を可視化することができます。
また可視化されたデータを継続的にmixpanelで分析することで、ユーザーの顧客単価アップや継続率の向上につながるための施策や改善につなげることができ、プロダクトが改善された後のマーケティングを行うことで、中長期的な売上アップが実現されます。
mixpanelの特徴は?
mixpanelの特徴は「誰でも簡単な操作で素早く深い分析ができるUI/UX設計」になります。
ダッシュボード画面が非常に扱いやすく、分析の操作においてもSQLなどの言語を一切使用せずに、BIツール以上の分析ができます。
例えば多くの企業では自社のマーケッターが「プロダクト分析」をしようとした際、以下のような組織体制になっているケースがあるかと思います。
上記のケースは「アプリやWEBサイトのトラフィック分析はアクセス解析ツール(GA4など)で行い、それらのデータにDWH(データウェアハウス)などに蓄積しているビッグデータを組み合わせて、BIツールで可視化した分析を行う」流れです。
この場合の分析も突き詰めれば、mixpanelで行う分析と近いレベルのことができますが、こういった分析にはマーケッターとデータサイエンティストとの連携や専門的な技術、大幅な工数が必要になってきます。
こういった分析での業務負荷を軽減できるのもmixpanelの特徴の1つです。
mixpanelはSQL不要のノーコードで扱えるツールなので、マーケッターも単独で分析を行うことができます。
またBIツールだと構築に時間がかかる複雑な条件定義なども簡単な操作で行えます。
実際の使い方については以下デモ動画もありますので、こちらもご確認ください。
mixpanelとGA4との違いは?
mixpanelとよく比較される製品でGA4があります。
GA4との違いについては以下比較表をまとめさせていただきました。
mixpanelはGA4と比べるとユーザー特定やサンプリングなしの分析ができるため、GA4で分析できない部分が可視化できるツールといえます。
以下動画では実際の画面の違いについてデモを用いて紹介しております。
mixpanelでできることは?
mixpanelでどういうことができるのか、以下箇条書きでまとめてみます。
- 優良顧客やそうでない顧客の把握や比較
- 行動推移や行動内訳の可視化
- ゴールデンルート(購買率の高い経路)の分析
- 行動遷移の可視化
- ユーザー維持率の可視化
- マジックナンバーの可視化
これらのことを行うためにmixpanelでは以下機能が備えられています。
mixpanelの使い方やユースケースは?
mixpanelにはさまざまな分析機能があり、用途に応じて使う機能が異なってきます。
ここでは、それぞれの機能のユースケースや使い方、見方について説明した記事を案内します。
インサイト
インサイトはユーザーの行動推移・内訳が見れるレポートです。
以下のような分析をしたい場合に活用できます。
- 過去30日間に東京で送信されたメッセージ数の日次推移は?(条件指定のイベント数)
- 昨日スマホアプリのセッションを行ったユーザー数の時間別推移は?(ユニークなイベント)
- セッションごとに送信されるメッセージ数は?(数式)
- 最も多くのサインアップを生成する広告キャンペーンは?(施策の内訳)
- 過去1年間に購入したプランで発生した収益は? (プロパティ集約)
- ロイヤル会員は過去6ヶ月でどのように推移したか? (コホートの傾向)
実際の使い方については以下記事でまとめてます。
Mixpanelのレポート使い方!インサイト分析の見方を解説!
ファネル
ファネルはユーザーの行動遷移率や時間が見れるレポートです。
以下のような分析をしたい場合に活用できます。
- 会員登録して7日以内に購入に至ったユーザーの割合とその内訳は?
- 申込フローのどの段階でユーザーが1番多く離脱したか?
- コンバージョン率の日次推移は?
- 会員登録してから購入するまでどれくらい時間がかかっているか?
- もっとも購入数が低い経路は?
実際の使い方については以下記事でまとめてます。
Mixpanelのファネル分析でイベント遷移率を可視化する!
フローレポート
フローはユーザーの行動経路を可視化するレポートです。
以下のような分析をしたい場合に活用できます。
- 会員登録直後のユーザーの行動は?
- アプリを起動後によく行うイベントは?
- 購入するまでに行っているイベントは?
- 会員登録から最初の購入までの動きは?
実際の使い方については以下記事でまとめてます。
リテンションレポート
リテンションはユーザーの維持率を分析するレポートです。
以下のような分析をしたい場合に活用できます。
- 会員登録して2週間後のユーザー維持率は?
- 7日後もメッセージを送信しているユーザーの割合は?
- アプリから購入したユーザーが次に購入するまでどの程度の期間が空くのか?
実際の使い方については以下記事でまとめてます。
Mixpanelのリテンション分析でユーザーの維持率を可視化する!
シグナル
シグナルはユーザーのマジックナンバーを可視化するレポートです。
以下のような分析をしたい場合に活用できます。
- ○○の行動をしてほしいユーザーを増やしたいが、そのユーザーを増やすにはどのイベントをどの期間で何回こなしているユーザーにアプローチをすればいいか?
実際の使い方については以下記事でまとめてます。
インパクト
インパクトは指定したイベント前後の影響力を可視化するレポートです。
以下のような分析をしたい場合に活用できます。
- アプリに組み込んだ新機能の効果を分析したい
- 新商品発表後のユーザーの反応を可視化したい
実際の使い方については以下記事でまとめてます。
Mixpanelのインパクトで分析できることと使い方を解説!
コホート
コホートはユーザーをグループ化する機能です。
コホートを作成することでmixpanelのレポート画面にて以下のような使い方ができたりします。
- 特定のユーザーグループに絞った行動分析
- 異なるユーザーグループ同士の比較分析
実際の使い方については以下記事でまとめてます。
マーケティング分析に使える新機能もろもろ
プロダクト分析ツールとして様々な機能を持つmixpanelですが、マーケティング分析に使える以下の機能がリリースされました。
- マーケティングKPIのテンプレート
- テーブルデータのSort機能
- ネット広告の分析機能
- ブレイクダウンのカスタム機能
実際の使い方については以下記事でまとめてます。
mixpanelのマーケティング分析機能を一挙まとめました!
mixpanelの料金は?
mixpanelは無料で使えるフリープランと有料で使えるグロースプラン/エンタープライズプランがあります。
有料で使えるプランの料金はmixpanelを導入するプロダクトのイベント数や選択するオプションによって変わってくる従量課金になります。
具体的にいくらかかるのかの詳しい説明はこちらの記事でまとめてますので、詳細をお知りになりたい方はこちらをご覧ください。
まとめ
以上mixpanelについての説明でした。
クラスメソッドではmixpanelの導入支援、伴走支援を手厚く行なっております。
mixpanelがどんなもんか知りたい!使い方を教えて欲しい!もっと活用方法を知りたい!
と言う方はぜひぜひクラスメソッドまでお問い合わせください!!