モダンデータスタック カテゴリ紹介 #8 『Business Intelligence(BI)』 – Modern Data Stack Categories Overview Advent Calendar 2023

モダンデータスタック カテゴリ紹介 #8 『Business Intelligence(BI)』 – Modern Data Stack Categories Overview Advent Calendar 2023

Clock Icon2023.12.08

当エントリは『Modern Data Stack Categories Overview Advent Calendar 2023』 8日目のエントリです。

データ分析、データを扱う世界では昨今『モダンデータスタック(Modern Data Stack/MDS)』という考え方、サービス構成が大きな注目を浴びています。データの収集、処理、保存、分析に使用されるツールとクラウドデータサービスを集めたソリューションを指す言葉です。クラスメソッドとしてもこのモダンデータスタック(Modern Data Stack/MDS)を推しており、下記の内容でお客様にサービスとして提供しています。

このモダンデータスタックという考え方、現在では構成するサービス群のジャンルが非常に多岐に渡ってきています。このカテゴリ分けも正直企業や個人によって定義が分かれていたりするのですが、『Modern Data Stack - Everything that you need to know !』というサイトではこのカテゴリ分類がシンプルかつ分かりやすく展開されています。このアドベントカレンダー企画では、このサイトで展開されているカテゴリ毎について内容を理解することで見識を広め、今後のサービス展開・サービス選択を検討する足掛かりとして行きたいと思います。

当エントリでは、Modern Data Stack(MDS)におけるカテゴリ『Business Intelligence(BI)/ビジネスインテリジェンス(BI)』の内容について紹介します。

目次

 

モダンデータスタック(Modern Data Stack/MDS)における『ビジネスインテリジェンス(BI)』とは

アドベントカレンダー企画の趣旨については1日目のエントリ内『当アドベントカレンダー企画について』をご参照ください。

ビジネスインテリジェンス(BI)とは、企業データをインテリジェントに活用し、ビジネスの意思決定プロセスに役立つ貴重な洞察を引き出すために、データ関連のツール、手法、ベストプラクティスを使用することを指します。インフラストラクチャ、データマイニング、ビジュアライゼーション、データツールなど、あらゆる種類のデータ関連要素が含まれます。

クラスメソッドでは、ビジネスインテリジェンスの分野に於いては、長らくTableauやLookerといったサービスを取り扱っています。「ビジネスインテリジェンスとは」という部分の説明についてもそれぞれ分かりやすい解説が為されているドキュメントがありますのでより詳細な情報に関してはこれらをご参照ください。

また、TableauとLookerについてはDevelopersIOでも多くのエントリをこれまでに公開しています。いずれも数百件規模のボリュームです。

そしてLooker/Tableauに関してはクラスメソッドのモダンデータスタック(MDS)ソリューションとして取り扱いを行っています。

MDSにおける主なビジネスインテリジェンス(BI)系サービス

ここではモダンデータスタックにおける『ビジネスインテリジェンス(BI)』のカテゴリで主だったサービスについて幾つか言及していきたいと思います。(ここでの評価はユーザーによるサイト内でのLIKEの数が多いものを中心に見ていきます。また、当カテゴリに於いてはDevelopersIOに於いて数多く紹介しているTableau,Looker以外のものに関してピックアップしていきたいと思います)

 

Astrato

Astratoは最新のデータチームのための次世代クラウドBIであり、誰でも、どこでも、ライブデータによる意思決定ができるように設計された柔軟なデータレイヤーです。Snowflakeのデータクラウドに直接クエリアクセスできるAstratoは、組織全体のインサイトを解き放ち、データ可視化のためのクリエイター中心のレイヤーを提供します。

その他Astratoに関する基本的(初歩的)な情報は以下の通り。

 

Sigma

Sigmaは、クラウドデータウェアハウス向けに構築された唯一のBI分析ツールです。以下の特徴を備えています。

  • 独自のスケーラビリティを持ちながら、既にご存知の経験、すなわちスプレッドシートを使用。
  • データウェアハウスからデータをクエリするためのデータディスカバリプラットフォームをユーザーに提供
  • Snowflake、Google BigQuery、Amazon Redshiftを含む複数のデータウェアハウスと互換性がある
  • ユーザーは、視覚的なインターフェースとエクセルのような数式を使って、データを抽出するためのクエリーを構築することができる

その他Sigmaに関する基本的(初歩的)な情報は以下の通り。

 

y42

y42は、スプレッドシートのシンプルさを備えたエンタープライズレベルのデータスタックです。複数のツールのメンテナンスに煩わされることなく、データ主導の意思決定を実現します。y42では、データ駆動型の意思決定、分析&自動化のためのデータ準備、ビルトインデータ可視化、データ共有&ワークフロー自動化などを提供するノーコードビジネスインテリジェンスプラットフォームを提供しています。

その他y42に関する基本的(初歩的)な情報は以下の通り。

 

まとめ

という訳で『Modern Data Stack(MDS) Categories Overview Advent Calendar 2023』8日目の記事、ビジネスインテリジェンス(BI)に関する紹介エントリでした。

BI系サービスについては私自身、クラスメソッドにジョインしてから色々見たり触ったりしていますが、直近でも実に様々なサービスが出てきているんですね。今回情報収集した過程で幾つか気になるものもあったので、機会を見て触ってみたいと思います。

明日9日目は『No code automation(ノーコード自動化)』に関する内容となります。お楽しみに!

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