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【書評】『プログラマーのためのVisual Studio Codeの教科書』はVS Code使いに是非読んでいただきたい1冊! #VSCodejp #VSCode

2020.06.22

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こんにちは、Mr.Moです。

圧倒的な人気を誇る高機能エディター Visual Studio Code(以下、「VS Code」)の使い方をまるっと習得できてしまう1冊。『プログラマーのためのVisual Studio Codeの教科書』を拝読し素晴らしい内容でしたので紹介していきたいと思います!

書籍・著者情報

下記からも購入が可能です。電子版もありますよ!

下記は著者の方々の情報になります。(上記のマイナビBOOKS ページより抜粋。筆者陣が錚々たる顔ぶれですね)

川崎 庸市(かわさき よういち)
株式会社ZOZOテクノロジーズ開発部所属のエンジニア。過去には、国内モバイルベンチャーや大手インターネットサービス企業にて大規模サービスの基盤プラットフォーム開発、外資系ソフトウェアベンダーにて自社エンタープライズ検索製品やクラウドサービスの技術コンサルティングやアーキテクチャ策定支援に従事。キャリアの半分以上でソフトウェア開発業務に携わり、現在はインフラ運用の自動化・効率化が目下の関心事。エディター選びも人一倍のこだわりを持つ。業務外ではNoOps Japanコミュニティーの運営に従事。趣味はサウナ。
GitHub / Twitter / LinkedIn:@yokawasa
平岡 一成(ひらおか いっせい)
Webアプリケーションエンジニアとして、キャリアの長くはECサービスのシステム開発と運用を担当。国内有数規模のバックエンドAPIプラットフォームを経験。チームをリードする役割だったことも多く、メンバーが気持ちよくソフトウェア開発をできる環境作りには人並み以上にこだわりを見せる。まだまだソフトウェア開発は楽しくなる!という思いで、現在は、日本マイクロソフト株式会社でAzure導入の技術支援を行うクラウドソリューションアーキテクトに従事。二児の父で、趣味はキャンプで不便を楽しむこと。
GitHub / Twitter / LinkedIn:@hoisjp
阿佐 志保(あさ しほ)
金融系シンクタンクなどで、銀行/証券向けインフラエンジニア、製造業向けインフラエンジニアとして従事。都市銀行情報系基盤システム構築や証券会社向けバックオフィスシステムの統合認証基盤構築プロジェクトなどを経験。出産で離職後、Linuxやクラウドなどを独学で勉強し、初学者向けの技術書を執筆。現在は、日本マイクロソフト株式会社でパートナー向け営業活動や技術支援などに従事。主な著書に『Windows 8開発ポケットリファレンス』(技術評論社)、『しくみがわかるKubernetes』(翔泳社)などがある。趣味は手芸。

どんな内容の本なの?

「Visual Studio Codeについては、この本さえあれば他に何もいらない」と感じる内容の本でした。初心者からベテランの領域まで、はたまたデータサイエンティスト、プログラマー以外の方に向けてなど幅広く情報がのっています。(それだけVS Codeが多くの分野で活用できるということかもしれません)

また、幅の広さゆえの内容の薄さが微塵もありません。終始「濃い」、「圧巻」とかいう言葉を感じさせる内容でした。目次だけを見るとそうは思わなかったので驚きましたね。

本を読み進めるとたまに出てくるTipsやColumn(コラム)の内容も興味をそそられる感じで、まるで先輩が横にいて補足してくれているかのような錯覚を受けて良かったです。

読了した後は辞書・リファレンスとしての活用も期待できそうです。VS Codeを使う時は常に身近に置いておきたい1冊になることうけあいでしょう。

構成について

構成にもこだわりがあるようで、下記のように大きく4つのPartに分かれています。

  • Part1:VS Codeの基礎(VS Codeの基本機能と全体像)
  • Part2:VS Codeによるソフトウェア開発(開発ライフサイクルの支援機能、リモート開発、チーム開発のための統合機能)
  • Part3:VS Codeの拡張機能開発(拡張機能API、開発方法、テスト、公開方法)
  • Part4:VS Codeによるドキュメント作成(仕様書や論文/書籍などのドキュメント作成のための基本的機能や関連拡張機能)

上記のPart毎に独立した内容になっているので、興味があるPartから読み進めることができるのは嬉しい点ですね。とは言え初めてVS Codeを使う方は「Part1」を先に軽く目を通すのも良いと思います。

個人的におすすめな3点!

私は機械学習のエンジニアなので「Part4:14-2 Pythonによるデータサイエンス」のところがもちろんおすすめではあるのですが、それ以外で3点に絞ってみました。

① Part1でVS Codeの歴史的経緯についても触れられている!

物事を調べ始める時は過去の経緯とか歴史がすごく気になったりするのですが、Part1ではVS Codeの歴史的経緯についても記載があります。

② Part3:VS Codeの拡張機能開発のボリュームがなんかヤバイ...

実はこの本「拡張機能」の開発者を増やすために出版された本なんじゃないかと私に思わしめたところです。 Part3を読んで、そろそろ拡張機能開発者デビューしてみますか!...

③ Appendixで筆者陣のおすすめ拡張機能が紹介されていて嬉しい♪

技術書籍はAppendixを先に目を通す派だったりします。Appendixの内容を頭に入れた上で書籍を読むとより楽しめる場合があるためです。ここでは、世の中に数多く出ている拡張機能の中から筆者陣のおすすめが抜粋して記載されています。VS Codeは拡張機能を入れることでさらに便利になるのが良いですよね。

以上、個人的におすすめな3点でしたー

正直、プログラマーならPart1, Part2に書いてある内容たまらんだろうなぁと密かに思いました。ですが私、機械学習のエンジニアなので^^ いったん上記の点をおすすめとしてみました。

まとめ

簡単にですが『プログラマーのためのVisual Studio Codeの教科書』を紹介させていただきました。

あとは「はじめに」と「あとがき」も是非ご覧いただくと筆者の思いを垣間見ることができるので、より一層VS Codeに入り込めるかなーと思います。

これだけの情報量が一箇所にまとまっているのは書籍ならでは。まだ使ったことが無い方もこちらの本を手にとって VS Code デビューしてみてはいかがでしょうか?

是非、購入して読んでみてください!令和時代の最強エディターを使いこなしましょう!
Happy Coding!