「村上式シンプル英語勉強法」を読んだらモチベーションがブチ上がった話 #書評
2019年7月よりオンライン英会話レアジョブの法人契約をしたクラスメソッドは、空前の英会話ブームが到来しています。オフィスでは「どのレベルまで行った?」「オススメの英単語本は?」なんて会話も増えました。
私もレアジョブをスタートし、心意気だけは万全の状態で日々英語と向き合っています。しかし、
- 英語を勉強したいけど、オススメの本もアプリもありすぎて選べない!
- 何からどう手をつけていいか正直わからん!
と速攻で行き詰まる方もいるのではないでしょうか。まさに私はその状態でした。 そこで、何気なくオススメされて、薄いしとりあえず読んでみようと手に取ったのが村上式シンプル英語勉強法です。勉強法やモチベーションを上げる本も非常にたくさんありますが、私はこの本を読んで全身にやる気がみなぎってきました。この記事では、「村上式シンプル英語勉強法」の中身をいくつかご紹介します。
著者
村上憲郎さん
全く英語のできなかった村上さんは、31歳のときに外資企業へ転職したのをきっかけに英語の勉強を本格的に始めました。様々な勉強法を試して試行錯誤の上できたのがこの本の内容でもある「村上式」です。2003年にはGoogle米国本社の副社長にまで登りつめました。
Chapter1 英語を読む
「英語を読む」とは、英語を、英語のまま、「内容を英語で読む」ということです。
この章を読んだどき、全身が「わかる」に震えました。きっとこれは、ヘレンケラーが「Water!!!!!」と叫んだ時と同じくらいの「わかる」です。英語を文法通り日本語に訳して理解するのではなく、文字通り英語のまま英語で読むのです。
例えば、以下のような英文があるとします。
"You still have lots more to work on."
これをひとつずつ和訳すると、
「あなたはまだ、取り組むことを、とても多く、持っています。」
となります。この英文を、わかる単語は英語のまま、できる限り英語の語順のまま訳すると、
「You は still haveだ、lots more to work on を。」
といった訳になっていきます。忠実に文章を分解して訳するのではなく、文頭から英語のまま読み、英語のまま理解する。「英語のまま読む」ことに気づくのが重要だと村上氏は述べています。ルー大柴みたいな訳になりますが、私はこの発想で英語の読むスピードが早くなった気がします。
ちなみに、大人気漫画テニスの王子様では上記英文を「まだまだだね」と訳しています。大事なことはいつも漫画が教えてくれます。
後戻り&息継ぎは禁止、ひたすら前へと読み進める
- パラグラフの先頭から読み始めたら、後ろへ戻ってはいけない
- パラグラフの途中で息継ぎをしない
この二つが英語を読むときの村上式の鉄則です。スピード感を維持して読まないと読めるようにならないし、聞き取ることもできないから、この読み方を実践する必要があるとのこと。わからない単語が出てきてもその場で調べずとにかく読み進める。単語を覚えるときは「覚える」、英語を読むときはひたすら「読む」を練習するのが村上式のルールです。太ももを鍛えるときはレッグエクステンション、背中を鍛えるときはラットプルダウン、筋トレと同じですね。
おすすめの教材や読むときのポイント
- 最初は会話文の多い探偵モノがおすすめ
- SFモノはマニアックな単語が多いのでおすすめしない
- 知らない形容詞は「good」か「bad」に変換と割り切る
- 英文は「S+V」しかない、複雑に見えても
「イントロ(状況などの説明)+ S + Sの説明、V + Vの説明」に集約される
Chapter2 単語を覚える
毎日1万語、全部を見る
1万語は、ビジネス英語にほとんど困らないレベルの語彙だそうです。
単語を覚えるには、丸暗記するのではなく単語をひたすら眺めるのが重要です。毎日10単語ずつコツコツと暗記…ではなく、毎日1万語、全部を見る。通勤で同じバスに毎日乗っていると、乗客の顔を覚えてくるように。1日10個英単語を覚えても、半年後にはどれくらい覚えていられるでしょうか? それよりも、毎日1万語と会っていれば、1、2年経つといつの間にか1万語を覚えています!
いうても毎日1万語きっつ、1語1秒でも3時間近くかかるぞ。ということで、平日は3000語、週末は1万語と分けるのが現実的です。
単語を覚えるには
英絵辞典を使う
家のリビング、オフィス、レストラン……など、日常生活の様々な場面の絵があって、そこに登場するアイテム名や動作が英語で書かれているものです。絵を見ながらだったら、イメージがつきやすくて単語もすっと覚えられそうですね。
知っている単語に知らない単語をくっつける
たとえば、「adorable(かわいらしい)」という単語を覚えるとしましょう。これを、誰もが知ってるcatsという単語にくっつけたらどうでしょうか。「adorable cats」。わかる。cats は adorable 以外の何者でもない。このように、知らない単語がぐっと身近なものに感じられるようになります。
Chapter3 英語を聞く
リスニングは”耳の筋トレ”。使うのは知力でなく筋力
耳を鍛えるにはとにかく聞きまくるしかない!
ということで、リスニング教材を持っているなら、いきなりレベル10(会話のスピードが速く、内容が難しい)からやってみてください。もちろん最初から聞き取れることはありません。それでもレベル10を一週間毎日1時間聞いて、週末にレベル1がどれだけ聞こえるかチェックをします。平日はレベル10、週末はレベル1を聞くのを毎週繰り返します。
すると、負荷の大きいハイレベル・ハイスピードな英語を繰り返し聞くことでヒアリングの筋肉が鍛えられ、レベル1がはっきり聞こえてくるようになるとのことです。耳が慣れてきたらレベル10も少しずつ聞こえてくるようになります。
大事なのは継続して毎日1時間は聞くことです。耳の筋肉に負荷をかけて鍛えてゆく、まさに筋トレと同じだなと思いました。
100%の理解を目指さない
リスニング教材に手を出すも続かない大抵の理由は、最初からすべてを100%理解しようとするからです。100%の完璧を目指すから途中で挫折してしまいます。村上式では、ザザッと聞いて「はい、聴けた」で問題ありません。
例えば「a」や「the」、「him」や「them」などしっかり聞き取るのは難しいですが、この程度は聴こえなくても文章の意味が十分にわかるはずです。
Chapter4 英語を書く
日本人に英作文は無理。あきらめて"英借文"を
これもなるほどなと思った章のひとつです。
日本語ですら正しく書けているのか怪しいのに、ましてや知らない英語を正しく書くのは無理(わかる)。ということで、いちから作文するのではなく、ネイティブの書いたリポートやパワーポイント、メールから、文章をコピペして自分なりにアレンジすることをおすすめしています。
普段から「このテキストはいつか使えそうだ」という視点で英語の文章を見る習慣、そしてそれらを英借文用のテンプレートとしてストックしておく習慣をつけるとよさそうです。
Chapter5 英語を話す
日常英会話は5パターンしかない
なんということでしょう。以下5パターンが生活していく上での必要最低限の会話パターンで、これらを覚えておけば日常生活はなんとかなるというのです。確かに、海外旅行なんかはこのくらいで十分そうです。
- あいさつ
- 依頼する
Could you please~ / Can I ~ - 質問する
単純な疑問文 - 意思を伝える
I'd like to ~ / I will ~ - 相手の意思を聞
Would you like to ~ / Shall I ~
自分に関する100の話題を英語で丸暗記する
外国人とお酒を飲むような場面においては、さすがにもう少し応用が必要になってきます。外国人相手に何を話していいのか、話のきっかけもつかめないなんてことも多いでしょう。そこで、仕事、家族、趣味、好きな映画、好きな食べ物など、自己紹介としての100の文章を前もって英語で作って丸暗記することをおすすめしています。
レアジョブでも初めての先生とは自己紹介からスタートしますが、毎回同じことを言うのでなく、自分のいくつかの引き出しから会話をするのがいいかと思いました。それらの話題に対して質問をもらうことで、自身の話題がさらに広がり内容が洗練されてバリエーションが増えていくからです。
おわりに
本の中で私が特に感銘を受け「それな!」と感じた部分をピックアップしましたが、他にも様々な勉強法や考え方が載っているので、興味を持った方は是非本を手に取ってみてください。「"R"と"L"の違いは気にするな」「熟語・イディオムは捨てる」など少々過激なことも載っています。この本の目的は、TOEICの点数を上げるというよりは、とにかく現場の実践的な英語を身につけるということの方が近いかと感じました。また、本には「村上式」を実践するためのおすすめ教材も掲載されています。
英語の勉強法も人それぞれですが、もしこの本およびエントリが誰かの手助けとなれば幸いです。
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