Auth0 2025年度、個人的に気になったアップデート8選

Auth0 2025年度、個人的に気になったアップデート8選

2026.02.27

はじめに

Auth0は2025年を通じて数多くのアップデートがリリースされました。日々の業務で忙しく、すべてを追いきれていない方も多いのではないでしょうか。

今回は、2025年にリリースされたAuth0のアップデートを一通り確認し(すべてを検証したわけではありませんが)、すでにAuth0を利用している方やこれから導入を検討している方に向けて、個人的に気になった8つの新機能をピックアップしてご紹介します。

1. Auth0ダッシュボード・ドキュメントの日本語対応

dashboard-japanese

長年、Auth0のダッシュボードは英語のみの対応でしたが、2025年3月についに日本語がサポートされました。

国内ユーザーにとっては嬉しいアップデートですね。

2. Auth for GenAI:AIエージェント向け認証基盤

生成AIエージェントの活用が広がる中、Auth0はAIエージェント向けの認証・認可スイートを提供しています。

同僚のブログも参考にどうぞ:2025年11月GA!Auth0 for AI Agents の「嬉しさ」がいまいちピンと来なかったので、クイックスタートをつかって「AIが実行しているユーザー権限を超えて回答できないこと」を確認してみた

公式ドキュメント:Auth0 for AI Agents

3. テナントでの複数カスタムドメイン対応(Early Access)

これまでAuth0テナントでは1つのカスタムドメインしか設定できませんでしたが、複数カスタムドメイン(Multiple Custom Domains, MCD)がEarly Accessとして利用可能になりました。

ビジネスの成長に伴い複数ブランドを運用するケースでは、1テナントで複数ドメインを管理できるようになり、運用がより柔軟になります。

試してみたブログはこちら:Auth0の複数カスタムドメイン(Multiple Custom Domain, MCD)機能を試してみた(Early Access)

4. Non-Unique Emails(Open Early Access)

non-unique_email_addresses

従来、Database Connection内ではメールアドレスがユーザーの一意識別子でしたが、Non-Unique Emailsが利用可能になりました。なお、新規作成のDatabase Connectionのみが対象で、既存のConnectionには適用できません。

公式ドキュメント:Non-Unique Emails

5. Auth0 Deploy CLIにDry Run機能が追加

以前、Auth0 Deploy CLIを使ったテナント設定の移行方法について書きました:Auth0 Deploy CLI Toolでのテナント設定移行方法(export/import)

その際のimportコマンド:

a0deploy import --config_file config-import.json --input_file tenant.yaml

ここに --dry_run フラグを追加することで、実際に変更を適用する前に、対象テナントへの変更内容をプレビューできるようになりました。

a0deploy import --config_file config-import.json --input_file tenant.yaml --dry_run

どのリソースが作成・更新・削除されるかを事前に確認できるため、本番環境への適用がより安全になります。

6. テナントアクセス制御リスト(Tenant ACL)がGAに

Auth0テナントレベルでのアクセス制御リスト(ACL)がGAとなりました。

これまではActionやAPI側でACLを実装する必要がありましたが、テナント設定でACLを直接管理できるようになっています。

試してみたブログはこちら:Auth0のACL機能で特定IPのアクセスをブロックしてみた

7. Auth0 Support Centerの強化

support-center

Auth0のSupport Centerが強化され、公式ナレッジベースとAIによるSummarized Solutions機能が提供されるようになりました。

これまでは問題が発生した際に関連する記事やコミュニティの回答を個別に検索する必要がありましたが、AIによる要約された回答が返ってくるようになりました。

なお、2026年2月時点ではSummarized Solutionsは英語のみの対応です。日本語での検索は精度が低く、Summarized Solutionsも発動しませんでした。今後の多言語対応に期待したいところです。

8. Organization Discovery by Domain(Early Access)

organization-domains

Auth0 Organizationsでのカスタムログインフローにおいて、ドメインベースのディスカバリーがEarly Accessとして利用可能になりました。

OrganizationのDomains設定で複数のメールドメインを紐づけることで、ログイン時にユーザーが所属するOrganizationを自動的に検出できるようになります。

おわりに

2025年はAuth0にとって非常にアップデートの多い年でした。AIエージェント向け認証基盤や日本語対応など、開発者にとって嬉しいアップデートが揃っています。

本記事で取り上げた以外にもアップデートは多数ありますので、気になる方はAuth0公式ブログChangelogもチェックしてみてください。

この記事をシェアする

FacebookHatena blogX

関連記事