[アップデート] NAT Gateway が作成時にプライベート IP を指定できるようになりました

プライベートNATゲートウェイ時にIP指定しやすくなった
2022.11.18

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どうも、ちゃだいん(@chazuke4649)です。

Amazon NAT Gateway が作成時にプライベート IP を選択・指定できるようになりました!

Amazon NAT Gateway Now Allows You to Select Private IP Address for Network Address Translation

何が嬉しい?

今までは、NATゲートウェイのプライベートIPは、作成時にランダムに指定され、ユーザーにて任意に指定することはできませんでした。

これからは、プライベートIPにて任意のアドレスを指定できるようになりました。

これが嬉しいのはまず、Private NAT Gateway を利用するケースです。(プライベートNATゲートウェイ?という方は以下ブログをどうぞ)

プライベートNATゲートウェイは、パブリックIPを持たず、プライベートネットワークの拠点間(対オンプレ、対パートナーネットワークetc)にてソースNATさせたい場合に有用な機能です。

今後はこれを利用する際に、両拠点のネットワークを制御する各箇所において、サブネットCIDRレベルではなく最小限のプライベートIPレベルでのみ許可することが可能になります。

また、プライベートNATゲートウェイ、パブリックNATゲートウェイどちらでも、一定のルールに従ってプライベートIPを指定したい場合(例:サブネットのCIDRブロック 10.0.0.0/24 の頭から5番目の 10.0.0.4 とする等 )ことも可能です。

やってみた

VPCコンソールから、NATゲートウェイの作成画面を開きます。

Public NAT Gateway の場合

以下の通り、追加設定にて「プライマリプライベートIPアドレス」が指定できるようになっていました。

Private NAT Gateway の場合

接続タイプをプライベートを選択すると、EIPのセクションがなくなり、同様にプライベートIPが指定できる状態です。

上記によってそれぞれNATゲートウェイを作成することができました。

確認は以上です。

参考情報

NAT gateways - Amazon Virtual Private Cloud