[新サービス] Amazonのシンクライアント管理サービスAmazon WorkSpaces Thin Clientが発表されました #AWSreinvent
しばたです。
本日よりAmazonから専用のシンクライアントデバイスが販売され、それを管理するための新サービス「Amazon WorkSpaces Thin Client」が利用可能になりました。
AWSからのアナウンスはこちらになります。
併せてJeff Barrによる解説ブログも出ていますのでこちらもご覧ください。
概要
前述のとおりAmazon WorkSpaces Thin ClientはAmazonの販売するシンクライアント端末の管理サービスです。
WorkSpacesの名を冠していますが、対応サービスは
- Amazon WorkSpaces
- Amazon WorkSpaces Web
- Amazon AppStream 2.0
とAppStream 2.0も含みます。
Amazon WorkSpaces Thin Clientではシンクライアント端末のアクティベーション、ソフトウェアのアップデート管理、デバイスが利用するサービスの紐づけが可能となっています。
対応リージョン
本日時点では
- バージニア北部
- オレゴン
- ムンバイ
- カナダ
- フランクフルト
- アイルランド
- ロンドン
で利用可能となっており残念ながら東京は利用不可です。
(ちなみに大阪はWorkSpacesやAppStream 2.0自体が利用不可)
シンクライアント端末
シンクライアント端末は本日時点で米国(Amazon.com)のみの販売となっており、来年より順次他国での販売も開始するそうです。
販売ページから画像を引用すると、このどこかで見た様なボックス型のデバイスが専用端末です。
ハードウェアスペックを見る限り実際にFire TV Cubeを流用している様です。
(HDMI INポートが塞がれている以外はほとんど同一スペック)
加えてOSもFireOSになります。
デバイス単体で195.00USD、デュアルスクリーン拡張用HUB付きで279.99USDで購入できます。
お手頃価格なので「とりあえず輸入するだけしてみようか?」と一瞬考えたものの、残念ながらすぐに売り切れてしまった様です。
費用
シンクライアント端末自体の価格以外にサービス利用費として月額
- 6.00 USD/デバイス-月
の費用が掛かります。
当然ですが端末が接続する各サービスの利用費とは別です。
試して...みたかった
試してみたかったのですがデバイスが無い以上どうしようもありません...
前述のJeff Barのブログで基本的な手順が解説されていますので、そちらをご覧いただくとイメージが伝わるかと思います。
本記事ではマネジメントコンソールだけお伝えしようと思います。
今回はバージニア北部で確認していきます。
Environments
Environmentsという形でデバイスが利用するサービス環境を定義します。
Devices
シンクライアント端末の管理画面です。
「Order deivces」ボタンをクリックするとAmazon.comの商品ページへ移動します。
Software updates
シンクライアント端末のソフトウェア管理をこの画面で行います。
リモートから端末に対してアップデートの実行ができる様です。
本日時点の初期状態でVer.2.0.0とのことで詳細は以下のとおりです。
最後に
以上となります。
2023年末になってシンクライアント端末の新サービスが出てくるのは完全に予想外でした。
過去のブームは過ぎてもシンクライアント端末+VDIの組み合わせには一定の需要があるという事だと思います。
個人的にはこの組み合わせは大好物なので早く東京でも使える様になって欲しいです。