
NotebookLM で briefing doc をマークダウン形式で取得したい
こんにちは、製造ビジネステクノロジー部の若槻です。
NotebookLM では Briefing doc(ブリーフィング・ドック) 機能によりソースの要約を簡単に生成することができます。
Studio の Briefing doc ボタンを押すと、要約が自動で Notes 一覧に追加されます。
個人的には要約対象のソースが選択できなたらなと言う要望は持ちつつ、YouTube 動画や Web ページの要約を得るのにとても便利な機能となっています。
さて、この Briefing doc により追加された Note はマークダウンで表示されているのですが、閲覧専用のためマークダウンのままコピーすることができません。ノート欄を全選択して無理やりコピーしようとするとシンプルなテキストで型崩れした文字列がコピーされてしまいます。
しかし、要約結果を NotebookLM 外のツールに転記したり、ノートブック数の上限に達する前にバックアップをしたりしたい場合などにマークダウンでコピーができないと不便です。
マークダウンを取得してみる
そこで、NotebookLM の Web アプリ画面から要約結果をマークダウン形式で取得する方法を確認してみました。結論から言うと、NotebookLM の Web アプリ画面の HTML 要素を取得し、それをマークダウンに変換することによって取得しました。力技ですね。
ブラウザの開発者ツールを開き、要約結果が表示されている箇所を確認します。要約結果は、ノート欄の中にある studio-panel
というクラス名の div 要素の中に格納されています。この要素をクリップボードにコピーします。
XPath で言うと//*[@id="mat-tab-group-2-content-2"]/div/div/studio-panel/div[1]/note-editor/form/rich-text-editor/markdown-editor-legacy/div/div[2]/div[1]
が該当箇所です。
後はコピーした HTML をマークダウンに変換するだけです。今回は下記の VS Code 拡張機能を使用しました。
コピーした HTML です。
マークダウンに変換した要約結果です。良い感じですね。
これで NotebookLM の要約結果をマークダウン形式で取得することができました。
おわりに
NotebookLM の Web アプリ画面から要約結果をマークダウン形式で取得する方法を確認してみました。そのうち NotebookLM のアップデートでコピー可能になるのではと思いつつ、すぐに何とかしたかったので、力技で取得してみました。
余談ですが、ちなみに今回ソースに使用した YouTube 動画は下記です。要約を通して改めて見てみても、会社のカルチャーやビジョンがよく伝わる良い動画だなーと改めて思いました。
以上