Obsidian × Claude Code:メモを書くだけでAIに文脈が伝わる構成を作った

Obsidian × Claude Code:メモを書くだけでAIに文脈が伝わる構成を作った

2026.04.08

はじめに

こんにちは!
クラスメソッドオペレーションズ カスタマーサクセス部 SREの山田です。

プロジェクトでは、日々のメモ・調査記録・Claude Codeとのやり取りが混在しがちです。
また、部内のMTGや1on1など社内のあれこれがあれば尚更です。

「メモはObsidianに書いているけど、Claude Codeにうまく文脈を渡せない」という悩みを解決するために、プロジェクトごとにObsidian vaultとClaude Codeの作業ディレクトリを一致させる構成を作りました。


ディレクトリ構成

~/Develop/Claude/
└── projects/
    ├── project_a/                         ← Obsidian vault(プロジェクトA)
    │   ├── .obsidian/                     ← Obsidianの設定ファイル群
    │   │   ├── app.json
    │   │   ├── core-plugins.json
    │   │   ├── daily-notes.json           ← デイリーノートの保存先を設定
    │   ├── CLAUDE.md                      ← Claude Code用プロジェクトコンテキスト
    │   └── docs/
    │       ├── daily/                     ← デイリーノート(Obsidianが自動生成)
    │       │   └── 2026-04-08.md
    │       └── research/                  ← 調査・キャッチアップメモ
    │           └── クライアント名_キャッチアップ.md

    └── project_b/                         ← Obsidian vault(プロジェクトB)
        ├── .obsidian/
        ├── CLAUDE.md
        └── docs/
            └── daily/

ポイントは projects/ 配下の各ディレクトリが、そのままObsidian vaultになっている ことです。


セットアップ方法

新規プロジェクトが始まったときの手順はシンプルです。

  1. Obsidianでprojects/ 配下にプロジェクト名を命名しVaultとして開く(「Open folder as vault」)
  2. デイリーノートの保存先を docs/daily に設定する
  3. CLAUDE.md を作成してプロジェクトの概要・関係者・注意点を記載する

これだけで、新しいプロジェクトでも同じ運用ルールがすぐに適用できます。


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Obsidianユーザー目線でのメリット

メモが散らばらない

プロジェクトごとにvaultが分かれているため、別プロジェクトの情報が混入しない
複数掛け持ちしていても、vaultを切り替えるだけで意識を切り替えられます。

デイリーノートがそのまま作業ログになる

Obsidianのデイリーノート機能を使うと、docs/daily/YYYY-MM-DD.md が自動生成されます。
日次の作業ログ・確認事項・気づきをその日のノートに書くだけで、後からClaude Codeが参照できる記録として機能します。

リサーチメモはフォルダで整理できる

docs/research/ に調査メモや重要な情報を置くことで、Obsidianのグラフビューやバックリンク機能で情報を関連付けながら整理できます。ファイル名を クライアント名_テーマ.md のように統一すると検索しやすくなります。

煩雑にならない

.obsidian/ はObsidianが自動管理するため、ユーザーが意識するのは docs/CLAUDE.md だけ。ノートを書くことに集中できるシンプルな構成です。
もっと活用したい場合は都度ディレクトリを増やせばOKです。


Claude Code目線でのメリット

CLAUDE.mdでプロジェクト文脈を即座に理解できる

Claude Codeはvaultのルートにある CLAUDE.md を自動的に読み込みます。
ここに案件の概要・関係者・運用ルール・注意事項を書いておくと、セッションをまたいでも毎回同じ文脈から会話を始められます

# CLAUDE.md の例(抜粋)

## 関係者
- ◯会社 / △様: フロント窓口
- □会社 / ▽様: アプリケーション開発

## 絶対にやってはいけないこと
- EC2を無断で停止しない
- アプリケーション保守領域に手を出さない

ノートをそのままコンテキストとして渡せる

docs/ 配下のメモは通常のMarkdownファイルなので、Claude Codeがそのまま読み込めます。
たとえば「この調査メモをもとにチケットの本文を書いて」といった使い方が自然にできます。

作業ディレクトリ=vaultなので迷わない

Claude Codeを起動するディレクトリ(プロジェクトのvaultルート)と、Obsidianで開くvaultが一致しています。
「どこで作業するか」を意識しなくてよいため、コンテキストスイッチのコストが下がります。


まとめ

観点 この構成のメリット
新規プロジェクト対応 projects/ 配下にディレクトリを作るだけ。同じルールが即適用される
Obsidianユーザー vault単位で案件が分離される。デイリーノートがそのまま作業ログに
Claude Code CLAUDE.md でセッションをまたいだ文脈の引き継ぎができる。ノートをコンテキストとして自然に活用できる

Obsidianはメモを書くツール、Claude Codeはそのメモを活かして動くアシスタント。

この構成はその2つの役割をシンプルに繋いでいます。ぜひ試してみてください!!

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