[登壇資料] DDoS攻撃をAWSサービスだけで緩和する方法をまとめてみた #cm_odyssey

[登壇資料] DDoS攻撃をAWSサービスだけで緩和する方法をまとめてみた #cm_odyssey

2024年7月11日に実施された「Classmethod Odyssey 情シスとセキュリティ編」の登壇資料です。
Clock Icon2024.07.11 11:41

こんにちは、AWS事業本部@福岡オフィスのべこみん(@beco_minn)です。

本日開催された「Classmethod Odyssey ONLINE 情シスとセキュリティ編」で登壇する機会を頂きました。
本記事はその登壇資料紹介となります。

資料

セッション概要

近年被害が拡大しているDDoS攻撃。そんなDDoS攻撃を緩和する対策はWAFの活用や攻撃対象領域の縮小など様々ありますが、その中でも特にAWSサービスを用いた方法について分かりやすく網羅的にご紹介します。

DDoS対策の参考になりそうなブログ

セッション内で紹介したAWSのサービス、機能について参考になりそうなブログをいくつかご紹介します。(後日追記あるかも)

QA

Q. 冒頭の説明の中でHTTPフラッドをL6,7と記載しておりましたが、ここでL7という表現だけではなく、L6を含めることにどのような意味が含まれているのでしょうか。

これはセッション時間内に頂いたご質問です。ご質問頂きありがとうございます。
セッション時間内では「本セッションはAWSのホワイトペーパーに沿って話をしているため」と口頭での回答となってしまったため、改めて回答いたします。

今回のセッションはAWSのホワイトペーパー AWS Best Practices for DDoS Resiliency の内容に沿って組み立てました。

このホワイトペーパーのイントロダクションに下記のような記述があります。

Layer 6 and 7 attacks correspond to the Presentation and Application layers of the OSI model. This whitepaper addresses these together as application layer attacks.

(直訳)
レイヤ6と7の攻撃は、OSIモデルのプレゼンテーション層とアプリケーション層に相当する。 このホワイトペーパーでは、これらをアプリケーション層攻撃としてまとめて取り上げます。

ということで、アプリケーション層としてL6, L7を括ってご紹介しました。
あくまでアプリケーション層の攻撃例としてHTTPフラッドのみを記載しましたが、確かにご指摘の通りL6もアプリケーション層として取り扱うのであれば、攻撃例として「SSl/TLS攻撃」などを含むべきでした。

参考

最後に

セッション内でもお話ししましたが、「まとめてみた」というより「ホワイトペーパーを紐解いてみた」のようなセッションになってしまいました。
ただ、普段特定分野のホワイトペーパーを読む機会というのはなかなか無いと思うので、このセッションやブログをきっかけに AWS Best Practices for DDoS Resiliency を読む方がいると嬉しいです。

また、資料を作成する中でAWS JapanのYouTubeチャンネルで上がっているbitbank社の実例セミナー動画を見つけました。
実際に攻撃を受けた教訓ということで、私のセッション冒頭でも取り上げたランサムDDoSの被害を実際に受けた際の対応策や対応フローがまとまった、非常に勉強になる動画です。
こちらも是非ご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=QotpimWvcFc

追加のご質問やご指摘等あればX(旧Twitter)などでご連絡下さい。随時対応させて頂きます。

以上、べこみんでした。

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