EC2のバックアップ運用について思いを馳せる を語りました #jawsug #opsjaws

「OpsJAWS Meetup#27」で登壇してきました!
2024.03.31

こんにちは!コンサル部のinomaso(@inomasosan)です。

2024/3/11に「OpsJAWS Meetup#27 EC2の運用と監視」が開催されました。

直近でEC2のバックアップについて調査・検証していたこともあり、その知見をアウトプットするために登壇してきました。

登壇概要

「EC2を良い感じにバックアップして欲しい」という要望をいただいた際の要件整理や、バックアップ取得のサービス比較についてまとめました。

AMI取得時に再起動あり&バックアップ失敗通知を簡単に設定したい、という点にフォーカスした場合、弊社が無料で提供しているopswitchも十分に採用候補になることが伝わるかと思います。

登壇動画

登壇資料

QAの補足

ありがたいことに、Meetup後にバックアップの質問を頂きました。
EC2とRDSのバックアップをBCP目的でバックアップする場合はどうしたら良いか、といったご質問と記憶しております。

まずは複数のサービスでバックアップを取得する場合は、AWS Backupを推奨しております。
AWS BackupではEC2とRDSの両方ともバックアップのリージョン間コピーが可能です。

また、EC2については、スナップショットで取得しなければいけない要件がなければAMIを取得していただくことを推奨しております。
AMIを取得すると新規でEC2を作成する必要がある場合も、すぐに対応することができるからです。
スナップショットからAMIを作成することもできるのですが、OSがWindowsだとスナップショットからのAMI作成は、現時点で問題が発生する可能性があるためサポートしていないからです。

RDSについては、AWS Backupですと継続的バックアップを選択するとpoint-in-time復元が可能となります。

ただしリージョン間コピーだと、スナップショットのみが別リージョンにコピーされるようなので、point-in-time復元が利用できない点に注意が必要です。

継続的バックアップのクロスリージョンコピーまたはクロスアカウントコピーが作成されると、コピーされた復旧ポイント (バックアップ) はスナップショット (定期的) バックアップになります。これらのコピーには PITR (ポイントインタイムリカバリ) は使用できません。

まとめ

JAWSで発表すること自体が初めてだったので、緊張しながらの登壇となりましたが貴重な経験になりました。
改めて運営や関係者の皆様、ありがとうございました!

この記事が、どなたかのお役に立てば幸いです。それでは!