新卒1期生がつよつよ中途社員が大半のクラスメソッドという世界で生きていくためにやってきたこと ~PdM見習いからPdMと言えるようになるまで~

新卒1期生がつよつよ中途社員が大半のクラスメソッドという世界で生きていくためにやってきたこと ~PdM見習いからPdMと言えるようになるまで~

クラスメソッドでのPdMとしての1年を通して学んだ、気をつけてきたことを書かせていただきました。小さいことからコツコツと、改めて大切だなと感じる日々です。
Clock Icon2021.07.07

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毎日時間が経つのが早くてたまらんぞ、CX事業本部 LINE事業部PdMのたいがーです?

本日2021/7/7は、クラスメソッド株式会社は17歳のお誕生日です。\ (せーのッ) おめでとー! /

ちなみに、昨年のこの日もブログを書いていたようです。"クラスメソッド 創立記念日"でググると、こちらのブログが出てきてちょっと自分で笑いました。

前日の7/6。社内Slackでは"創立記念日だぞ〜!今年は何個ブログが上がるんだろう?"とざわつき始めました。

今年でこの現象に会うのも2回目ですね。昨年も書かなきゃ!と焦ったものです。

最近ブログ書けてなかったし、この波に乗るしかねぇ!今年の創立記念日は、どんなブログを書こうかな〜と迷っていました。

身の回りで起きた環境の変化

今年の1月からCX事業本部に配属され、プロダクトマネージャー(以下、PdM)という役職につき半年が過ぎました。ようやく慣れてきたような気がしています。

ここ最近では新卒だけでなく、中途の方の採用に関することに携わらせていただくことも多くあったため、今後のキャリアについてぼんやりと考える機会が増えました。

せっかくの創立記念日。

ポエムブログを書いても許されるであろう今日を活かし、この1年を通して私がどんなことに気をつけてきたのか。キャリア戦略などと大それたことは言えませんが、私が気をつけてきたことを書いていきたいと思います。

自信のなさからPdMと名乗れなかった配属後の5ヶ月間

もともと学生時代からやってみたかった"PdM"という職業。配属希望時にPdMをしてみたいと伝えると、やってみよう!と言っていただけました。

配属されてすぐ、LIFFアプリを使ったPoC案件にPdMとしてアサインされました。

社内メンバーは、こちらの4名でした。

  • お客様とのやりとりやユーザー体験の考え方について、一から教えてくださったPdMの先輩
  • フロントもサーバーサイドもできちゃうつよつよエンジニアさん
  • 素敵な伝わりやすいデザインを作ってくださるデザイナーさん
  • PdM始めたての私

要するに私以外は最強メンバーでした。

また、お客様はもともと弊社とお仕事をさせていただいたことがあり、私以外のメンバーとはその時からのつながりがありました。ちなみに、案件が始まった頃からずっとフォローしてくださったり、思ったことや懸念点を率直に伝えてくださる、とても優しいお客様です。

どこから聞いていいのか分からなかった

PdMの先輩から案件の説明をしていただき、理解を深めるためにもビジネスフロー図を作ってみようと言われました。

何度かレビューしてもらい、OKをもらった後はカスタマージャーニーマップ、サービスブループリントを作成することに。ひたすら図を作っている理由も考えず、とにかく作ることに没頭していました。

図を作成しているときは、どのタイミングでわからないと言っていいかわからず、とりあえず調べて見様見真似で作ってみました。

しかし、この時にはもっと早めに聞けばよかったと何度も後悔したので、初めて取り組む分野についてはとりあえず自分で考えた後も聞くようにすることを意識するようになりました。

とにかく言われたものを作ってみるだけになっていた

その後作成していた意味なども考えず、アドバイスをもらうがままに。とにかく図を量産していきました。

すると、このようなコメントがレビューで返ってきました。

カスタマージャーニマップを書くことで、サービスがどうなっていくのかを判断できるようにしてほしい

ここでようやく、自分がなにも考えずに作っていた事実に気づきました。

カスタマージャーニーマップはプロダクトの改善点を探し、チームで共通認識を持った上で改善していくためのフレームワークなのですが、図を作ること自体が私の中の達成すべき目標になっていました。

そこからプロダクト自体をどうすべきなのかを壁打ちしてもらい、無事にその時点で考えていたプロダクトの改善点を探り出すことができました。

テンパって何も出来なかった定例

図を作成している裏で、人生初めての定例ミーティングに参加しました。

定例ミーティングの前日に社内メンバーのみで内部定例を行い、お客様との定例。そのミーティングを終えた後、社内メンバーで振り返りを行いました。

定例の準備、大事でしょ。

先輩に内部の振り返り時に言われ、ミーティング後の私にはとても納得感がありました。

事前に定例ミーティングに向けて社内で共有しておいた情報や状況をミーティングにて共有。さらにミーティング内で新しく出てきた情報についてはその場で答えられるものは答え、検討が必要なものは持ち帰り…情報量が多く、分からないことでパンクしかけていました。

この頃は私自身が案件で何ができるかがわからず、会社説明会の自己紹介ではPdM見習いと名乗っていました。

成果物の発表時間がやってきた

何度かの定例に参加した後、作っていたカスタマージャーニーマップを定例で発表することになりました。社内のミーティングで発表の練習を行い、フィードバックを元に修正。実際の定例で発表しました。

"カスタマージャーニーマップがどういったものであるのか、どう活かしていくのか。" これらをわかりやすく伝えられるように工夫しました。

もっと落ち着いて発表したら説得力が増したのではないかと思わざるを得ないのですが、その当時は緊張しまくっていたのでつい早口で発表になってしまいました。

発表後に質問していただいたのですが、上手く答えられず…社内メンバーにフォローしていただきました。

急にやってきた、ファシリテーターのバトンタッチ

次回の定例からファシリ、やってみようか!

定例のアジェンダを書いてみよう。

何度か定例を参加しているとPdMの先輩からこう声をかけられました。ほう、ファシリテーターって…司会ってことですよね…ほう…!

事前にアジェンダを作成し、Backlogで共有。そのアジェンダをもとに定例ミーティングのファシリテーターをやり始めました。お客様にもすごくフォローしていただきながらなんとか進めていたのですが、この時点でも緊張から上手く質問には答えられず…

質問が全て私以外を通っていくミーティング

そのような状態で、何週間かを過ぎていきました。とある日の定例で、このような場面がありました。

これって…どうなんでしょう?あっ、この点はたいがーさんよりも〇〇さんのがいいかな…

もともと他の案件で関わりがあったことから信頼感もあり、しっかりと求められていることに対する回答をされる先輩方に質問が振られることは当たり前かもしれないのですが、とても悔しかったことを今でも覚えています。

実際に内容としては答えられなかったものだったのですが、"あ〜、この案件のPdM出来てないな”と感じた瞬間でした。他の場面でも私以外に直接質問が行く機会が増えていき、なぜ参加しているんだろうかと思う場面が何度もありました。

どこから巻き返そうかを考えた

このままだと、PdMとしてアサインされている意味がないのかもしれない。私がこの案件でバリューを出すためにすべきことはなんだろう。そう思い始め、とりあえずできるところからやってみました。

まず、実際に自分が扱っているものについてたくさん触ってみるところから始めました。

LINEやLIFFアプリに対する知識が足りなかったところも多かったので、実際にLIFFアプリを触ってみたり、社内の方に質問できるところは質問し始めました。この当時、分からないことを雑に聞くことができたメンターの存在はとてもありがたかったです。

Backlogでのポイント

また、Backlogについては以下の点を気をつけていました。

  • なるべく早くお客様からの相談を解決できるようにする
  • 自分で巻き取れるところは巻き取る
  • 分からないところは早めに社内で聞いて懸念点を潰しておき、回答する

PdMという仕事はプロダクトに責務を持つ役職です。エンジニアさんは開発、デザイナーさんにはデザインなど、それぞれの役割ごとの責務があります。

それぞれが心置きなく自身の作業を進めてもらえるように、私で確定できるところは話し合い、分からない部分や相談すべきだろうところは相談してとBacklogでのやり取りの回数を重ねて行きました。

お客様自体がフランクにBacklogでコミュニケーションしてくださる方だったのもあり、よりBacklogでのやり取りを活発化できるようにしていきました。

定例でのファシリテーターでのポイント

次に、定例でのファシリテーターでは以下の点に気をつけていました。

  • なるべく笑顔でいること
  • 自分で答えられるものは答えること
  • わからない、または不安な点は自分から社内メンバーに補足を頼むこと

オンラインであるからこそ、温度感が掴みにくい場面がある。これは、変えられない事実ですよね。だからこそ、少しでも話しかけやすくなるようにビデオをオンにして笑顔でいるようにしました。

また、事前に準備して答えられるようにできることは答えるようにしました。突発的に出た質問などで確信を持って答えられないものについては、自分でボールを持ちすぎず他の人に渡して会議自体が回るようにしていきました。

また定例後の振り返りで、ファシリテーターのフィードバックを社内からもらうようにしました。定例で自分が改善したほうがいいと思ったポイントを伝え、それに対してコメントをもらうことも多くなりました。

あらかじめ定例で話し合うべき情報を課題化し、確定情報をその場で課題にコメントしてクローズすればやりやすいですよ。

社内からもらったこのアドバイスは、今でも実施しています。

半年後、ようやく自信がつき始めた

案件が落ち着いてきた頃、社内、お客様と2回、KPTを用いた振り返りを行いました。この頃には案件が始まった当初よりも慌てることは減り、ファシリテーターとしても慣れてきました。

社内での案件の振り返り

Backlogがチャット化しているのを初めてみた。素晴らしいコミュニケーションスピードだったと思う。

Backlog上のコミュニケーションは挑戦していたことの一つだったので、実際に社内からのフィードバックで、しかもPdMの先輩から言っていただけたのは本当に嬉しかったです。また振り返りを通してチームとしての促進力や団結力が改めて感じられ、より良いものを作っていきたい気持ちになれました。

お客様とやった案件の振り返り

また、社内メンバー、お客様と開催した振り返りでは、お客様からこのように言っていただきました。

定例会の仕切りがいつも明るくてよかった

初めて自分のやっていたことが活きていたことを実感できて、本当に嬉しかったです。実際のお客様からのお声で言っていただけて、もっと頑張ろうと思えました。

またプロダクトの作成していく速度もお客様から褒めていただくことができ、こんな優秀な社内メンバーと一緒にお仕事させていただけていることにありがたさを感じました。もっと、チームが動きやすくなるような立ち回りをしていきやすいとより実感した会でした。

PdMとしての独り立ち

そろそろ、この案件から離れようと思います!

気がつくと、PdMの先輩が案件から抜けることになりました。

そう、ついにやってきました。私のPdMとしての独り立ちです。

うおおお大丈夫かな〜!!!と思いながらも、社内の他のメンバーに頼りつつ、また少し自信がついてきたこともあって頑張ろうと思えました。先輩には、今でも不安なことは相談させていただきます。

お客様と一緒によりプロダクトを良いものにしていくために、またお客様自身がプロダクトをどうしていきたいのかを一緒に紐解いていけるように、最近はより会話の回数を増やすように意識しています。

PdMと名乗れるようになるまで

ようやく、会社説明会の自己紹介でPdMですと自信を持って言えるようになってきました。実際のところ、この一年でクラスメソッドのPdMの全てができるようにはなったわけではありません。

ただ出来ないのであれば、この一年で気をつけてきたことを意識しながら少しずつ進んで行けたらいいのかなと楽観的になれるようになりました。

  • 少しずつでもいいので、できることからやってみる
  • 出来ないことは頼る
  • なるべく早くアラートをあげる
  • とりあえず気になることは聞いてみる
  • フィードバックをもらったところは次回から気をつける

これからも、少しずつできることを増やしていければいいなと思います。

もしこのブログを読んでくださって、ちょっとでもクラスメソッドという会社やPdMという職種に興味が湧いた方がいらっしゃれば、私にSNSでご連絡いただくか、こちらからのご応募お待ちしております!

最後にちょろっと宣伝挟んでしまいましたが!以上、たいがーでした?

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