[レポート] [POStudyナイトセミナー] メトリクスによる「見える化」のススメ:No 見える化, No 改善

2016.03.09

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

はじめに

少し前の2016年2月26日に関さん(@fullvirtue)主催のPOStudyに参加しました。
今回はヤフーの伊藤 宏幸さん(@hageyahhoo)によるワークショップで参加者は20名程度居ました。またPOStudyのためかプロダクトオーナーやプロジェクトマネージャーが2/3くらいを占めていました。
今回で同じタイトルでは4回目のワークショップという事もあって以前に参加した人も数人居たようです。

ワークショップ

プロダクトオーナー祭り2015 ~世界を変えるのは俺たちだ!~ の時のスライド

流れ

  1. チーム作り
  2. 課題の共有
  3. メトリクス案の検討
  4. トレードショー
  5. 改善(検査と適応)
  6. はっぴょう!

5人のチーム4つでそれぞれ自分達が現場で今感じている課題から、チームとして何をメトリクスとして取っていくかを決めました。
自分たちのチームは落ちないバーンウン期限に間に合わないという、どこかで聞いたような課題を皆が持っていたようなので、それにしました。他のチームでは"チーム内の雰囲気が悪い"などメトリクスを取りにくい課題に果敢に挑んでいるところもありました。
全体で2時間程度の内容でした。

気付き

課題

  • 最初から取得しようとするメトリクスの数が多いと続かなそう

まずは様々な仮説を元に

  • 差し込みや別件の仕事の時間と数
  • プロジェクト以外の仕事の時間
  • バグの量
  • 増加したタスク
  • 隠れたタスク

そしてそれぞれを種別で分類するとか色々案がでました。しかしトレードショーでも指摘されましたが全部やるのは心理的、時間的なコストが高そうでした。

なので

  • 効果があって測定コストの低いものから順に試そう
  • メトリクスを取った結果、次のアクションに繋がるものを試そう
  • PO/PMと開発者で問題に対して嬉しいメトリクスにしよう
    • 具体的には双方の負担にならないようにしよう

結果

  • 最初に実際にプロジェクトにコミットしてる時間を計測し、計画に反映する
  • 次に改善しなければ次の差し込みの量などのメトリクスを試す

※ 見える化しないと改善されたかどうかも分からない

としました。

まとめ

コミュニケーションの課題などメトリクスが取りにくそうなものも、仕事以外の話しをした回数とか、笑顔で挨拶した回数とか工夫次第で定量化できる項目もありそうでした。
また、結果的に最後の発表に資料が間に合わないという、選択した課題通りのオチになりました。
現場の課題に対して改善を見える化して実感し次の手を打つために、効果的で楽しく測れるメトリクスを導入しいこうと思いました。